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「変わりたい」と思うこと

「今の自分を変えたい」と思うことでうちに来られる方が多いのですが、実は私自身もこの仕事をしたのは「自分を変えたい」と思ったからなのです。

人は「変わりたい」と思った瞬間からもう変わり始めていますので、そう思うこと自体で進歩があります。
だから、うちに来て上記のことを言われた人はもう、すでに変わっています。

占いは本来そういうことに使うべきだと思うし、問題点の原因を見出してそれを修正していくためのもののひとつだと思います。

ただ「変わる」というと、なんとなく自分の欠点を直すことのように感じると思うのですが、そういうことだと抵抗があるし、難しいことになります。でも、「考え方」を転換することが実は「変わる」ことなのです。

活動宮の人は概して「頑張る」というのが口癖の人が多く、何か動くことで溜まってるストレスやフラストレーションを解消しようとする傾向がありますが、本来休むべき時に頑張ってしまうということがありますので、心や体に無理が生じてしまい、電池切れのようになったときに倒れたり、何もする気がなくなるなどの極端な状況に陥りやすいのです。
でも、頑張りすぎず適度にオンとオフを切り替えて、オフのときは頑張らずにぼ~っとするという癖をつけることと、休むイコールサボると思わないようにすることが大事です。私自身もこのタイプですから、どうも、スケジュールが空いてしまうと自分がダメ人間のように感じる傾向がありますが、スケジュールが空っぽということは、オフの日として自分の好きなことをすればいいんだと神様がくれているんだと思うといいのでしょう。

不動宮の人はもはや「変わる」ということ自体が苦手なので、抵抗がありますが、自分が納得すればあっさり変わることもできます。人に言われて変わるのが嫌なだけですので、好きな本や好きなことをしながら自分で気づくことが大事ですから、単に内にこもるのではなく、内面を見つめる作業をする中できっと何らかの兆しが見つかると思います。

柔軟宮の人は変わるということをあまり意識していないというか、常に変化を好むところがありますから、今のままではいけないというような悩み方をするのではなくむしろ、地に足をつけることが大切になります。ですから、迷った時にあまりいろんな意見を聞いたり、情報を入れすぎてしまうと余計に迷う傾向がありますのでこれだ!と思う人ひとりに相談するとか、なるべく選択肢を増やさないようにしましょう。

これらの区分は太陽だけでなく、月も当てはまりますので、以前書いた太陽型(太陽のほうがアスペクトが多い場合)か月型で判断してください。

ドラマ「37歳で医者になった僕」も「カエルの女王さま」も、主人公や登場人物はみんなある意味「変わりたい」と思っていました。
過去の過ちや失望、悲しみなどのマイナスの感情ときちんと向き合うことで、人は変われますが、それをしないで何かに逃げているうちは決して根本的には変わりません。
過去は消せないし、失敗はもちろん取り消すこともできないし、だれかを傷つけた場合、内容によってはもはや取り返しのつかない場合もあります。でも、だからと言って人はそのまま進化しない生き物ではないので、過去の過ちを繰り返さないようにするためにも、変わろうとする努力をしたら、やはりそのことを自分で認めなければ前に進めないし、過去がどうこうだからと言ってそれをいつまでも言ってその人の「今」を見ようとしない周囲もやはり変わるべきだとは思います。

人間は失敗するものだし、誰も完璧な人などいません。
でも、変わろうとすればいくらでも変われますし、過去は消せなくても、教訓にしてステップアップできます。

私も、この仕事をしたのは変わりたいというのもあったし、過去のミステイクを繰り返さないためにも、自分の一番足りない部分を補う意味であえて苦手な接客業で、さらには今は人前で教えるとか話すなどという、まったくにして嫌いで避けてきたようなことをしているわけです。

お客さんでも、すごく変わった(もちろんいい意味で)人がたくさんいます。
鑑定の前後でも、暗い顔をしていた人が帰るときには笑顔になっているという変化を見せてくれることも多々あります。

過去というのは、忘れるものでもなく、置き去りにするものでもありません。
振り返って自分が変わるために必要なものだと思います。

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