ワガママ

いつも思うのですが、ワガママって悪い事なのかなぁって・・・。

どうも、ワガママというと、自分勝手と同義に思われる傾向があるようで、一人っ子の性格の代名詞のように言われてしまいます。(笑）
まあ、確かに私はわがままだし自分勝手ですが・・・。

でも、自分勝手というのは、周囲の人に迷惑をかけることをいとわない性質ですが、ワガママと言うのはある意味子どもっぽい欲求に対して正直なだけというか、必ずしも周囲に対して迷惑な感情でもないという気がします。
「我が儘」ということで、つまり、自分に正直だということに他ならないので、恋愛などの場面ではこの性質が案外有効なケースが多いように感じます。

いつも二人で来てくれる地象同士のお客さんがいるんですが（山羊座と牡牛座）、恋愛観が真逆というか、同じ地象でも全然違うのです。
山羊座の子は月も牡牛座で、見た目は今風の子なんですが、いつも我慢しすぎて相手に合わせるため、相手にとって都合のいい女性になってしまうのです。
相手に嫌われたくないし、負担になりたくないから、自分の欲求を伝えずに「自分が彼を好きなんだから」と納得させてしまうタイプで損をしてしまっています。
ワガママになる方法がわからないようで、常に相手のことを考えてしまうようなのですが（仕事が忙しいのだから無理を言ったらいけないとか）愛されているという確信が持てず、悩んでいました。
仕事も真面目だし、向上心もあるのに、こと恋愛だけ「我慢」のしすぎで、カラーセラピーをしてもらうと「怒り」のパワーを出すことができず、愛情を示すピンクに悩んでいるグレーを一緒に選んでいたので、このままいくとストレスで自分を責めてしまいそうだったので「ワガママの勧め」を推奨しましたが、性格ですから、我慢強い子が急にわがままになれるのかどうか・・・。

もう一人の子は、常に自分がやりたいことがハッキリしていて、そこがぶれていないので、恋愛していても彼に振り回されず、自分の意見をハッキリ言います。それで彼が文句を言ったら喧嘩して、話し合って納得してもらうという自分中心のスタンスを貫ける子です。牡牛座で月が牡羊座ですから、非常に行動力があるし、牡牛座本来の持久力はあっても我慢しているわけではありません。
ある意味ワガママを貫いて、恋愛中でも海外に仕事のために短期間でも行くし、女友達との時間も大切にしています。

恋愛では明らかに、こちらの子が自分らしくふるまっていますので、長続きはしないのですが、それほどダメージも受けません。
良い意味での「ワガママ」さが自分らしさに繋がっているので、我慢などする必要はないと思っているようです。

実際、他のお客さんでも、恋愛において自分が優位に立つ人は、たいてい「ワガママ」です。
要するに相手に甘えるということが平気でできるのです。
それは、相手を信じているからできることであって、つまりは自分をも信じているからだと思います。

この子はカラーセラピーの必要はなく、タロットで観ると、相手にぞっこんに惚れられているカードで、彼一筋にならないからこそ、余計に彼は彼女を離せなくなってしまうようなのです。
でも、彼女も彼のことを信用しているからこそ、自分のスタンスを崩さないので、どちらかというと男っぽいスタンスですが、それでうまく行っているんだなと思いました。
来年はまた海外に行きたいようで、結婚は２年後でいいと言いきっていました。彼が反対しても彼と付き合う前に決めていたことだから、後悔しないためにも自分で決めたことを遂行するそうです。

我慢強いということは、確かに生きる上では大切だし、山羊座の子は仕事もできるので、それは長所なのですが、どうしても恋愛でも優等生になってしまい、相手には重く感じられてしまうのです。
こういうタイプの子はよく相手に「私のこと、好き？」とか「今日、会ってくれる？」というような確認をしますがこれが重くなってしまう場合があります。
ワガママな子はそんなことは気にしません。「今日会おうよ」と自分のペースです。
そして相手がつれないそぶりなら「じゃあいいや、他の子と会おうっと」みたいに言います。

恋愛って、追いかけたくなる気持ちが大事ですから、危なっかしさがある相手だとそれが湧きおこりますが、常に安心感を抱かせてしまう相手だと、絶対に自分のことを裏切らないからと安心しすぎてしまい、大事にはしなくなるものです。
上記の山羊座の子は結婚向きではあるのですが、恋愛上手ではないのです。
金星も山羊座だし、なんだか私みたいな子で、不器用さを露呈しています。
だからいつも彼女には「仕事（専門職です）持ってるんだし、絶対に仕事は続けてね」と言っています。
芯は強いのですから、男性に依存せず、社会性をキープする生き方をもっと充実させてほしいです。

我慢というのは、こと恋愛においては、あまり美徳にはならないなという気がします。