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数秘術における課題

私は占星学やタロットを主に占いますが、数秘術による流れもつかんだりします。

私自身、誕生数(生年月日をすべて足してひとケタに直した数)は8で、一般的にはこの誕生数はパワフルだとか、お金儲けがうまいとか、お金に困らないとか・・・とかくお金のことが書かれています。
でも、正直、生まれてこのかた、私はお金に恵まれているとは思ったことがありません。
特に結婚後は常にお金にはどちらかというと苦労をしています。

実際に占っていて、誕生数8の人は、イベントなどでも元々裕福な人や、お金儲けのうまい人、お金持ちと知り合う人などに本当に多いのは事実です。占星学でいえばさしづめ木星が吉座相が多いようなタイプが多いのです。

でも、私みたいにあまり縁のない人も中にはいます。

どうも、私自身も、そんな「8」の人は、お金に対する学びが多いようです。
(占星学では2宮に金星はあるものの、木星は12宮なのでどうしても奉仕になります)

今日来たお客さんも「8」の人でしたが、自分が稼いだお金が自分の意志とは違う事に消えてしまうのがものすごく悲しいと言っていました。
彼女はお金持ちとも縁はあるのに、付き合う人はどこか、お金のない人ばかり。
そして、結果的に彼女自身普通の会社員なのに、稼いだお金をその相手のために使う羽目になります。
もちろん、彼女は贅沢したいとか、特別買い物三昧ではありません。でも、多分一人で暮していれば全然困らない人です。
要するに「分相応」を知ることが課題なのかなと思いました。

占星学でも2宮に太陽・金星・火星があるので、お金を生む力は十分あります。
なのに、どこか男性に依存して、自分が懸命に働かずにいようとします。
じゃあ、家事が好きかというと大嫌いです。
性格が完全に男なのに、女であろうとするところに彼女の矛盾があります。
いでたちは完全に女性なのですが、話していると結構女性的ではない部分が多く見られます。

なんだか、話を聞いていて、私自身にも通じるものがありました。

私も、家事は嫌いだし、本当はもっと仕事に邁進するべき人間なんだと思います。
でも、どこか結婚していて主婦でいたいというような、「分不相応」な願望を持っています。
本来、「8」の女性は芸能界で言うと、安室ちゃんのように、結婚には不向きな女性が多いのです。
その代わり自分でガンガン稼げる力があります。
安室ちゃんは若くして結婚して母になって離婚したのに、再婚はしませんし、仕事が好きなんだろうと思います。
私自身も、自分で主婦には向いていないこともわかるし、仕事をもっと一人ですべきなんだと思います。

でも・・・やはり主人よりも稼ぐことで生活が崩れてしまうことを恐れてきたと思います。

今日の人も、彼氏が独立するらしく、その回転資金を融通していますが、きっと彼女も何らかの形でずっと仕事を続けざるを得ないんだろうと思いました。

大学時代の友人も「8」で、やはりご主人がうつ病で一生仕事をしていかなければならない人がいます。
きっと、離婚して一人で生きて行く勇気でも持ったら、男性ばりに仕事をこなせるのだと思いますが、そこはやはり女性なので、「家庭」を維持したいと思ってしまうんでしょうね。

その他にも「9」の人は自己犠牲を伴いやすい人生になりがちですが、それを生かして奉仕的な仕事をしたり、誰かに尽くすことを厭わない場合はかなりの確率で報われます。
自己中心的に生きてしまうと、不平不満ばかりの人生になるでしょう。
「7」の人なら、自分自身の世界をもたなければならないでしょうから、一人になれる時間や場所があるかないかで変わってきます。

どの誕生数の人ももし、自分はその誕生数に当てはまってないと言う人がいるなら、多分分不相応なことをしているのではないでしょうか?
たとえば「3」なのに話が下手とか、人と関わるのが嫌いだと言う人がいます。
でも、「3」は楽しいこと、コミュニケーションが課題なのですから、本来話し上手な特性を持っています。
人と接することを積極的に心がけていかなければ運勢は拓けません。
「1」の人は独立心を生かさない限り不平は消えません。

私はやはり「おっさん」なんだろうなと痛感しました。
まあ、「おばさん」なのでだんだんおっさんに近いのですが、「8」らしさを全く使いきれていないのは自分で招いているんだろうなと思います。

数秘術も侮れないものです。

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