占星学の玉手箱

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Astrology

本当の母性とは・・・

Category:占星学・基礎知識

占いをしていて、特に子育て相談をしていてこのことについてよく思います。
私はお世辞にも母性的ではない人間なので、正直自分の子育ては何の自慢でもなく、完全に失敗だったと思っています。うちの娘2人は、修行のためにあえて私のような不出来な人間を母親として選んだとしか思えません。

ただ、最近のお母さんには、昔のようにただ黙って見守り、ただ子供を信頼しているというドンと構えたお母さんが少ないように思います。

先日もスポーツクラブの見学に行って、ちょうど幼児のスイミングスクールの時間でふと見たら、見学のところにいる母親の集団の数が、教室で習っている子供の数より明らかに多いしもう、ずーっと窓ガラスに張り付いているんです。
自分の子が心配なのか知りませんが、コーチは十分すぎる数がいるし、一体何を心配しているのかなぁと不思議でなりませんでした。

うちの近所には幼稚園があるのですが、毎朝送り迎えの時間帯に犬の散歩が重なるときがありますが、送った後もずーっと入口に張り付いている母親・・・
これもまた何なのか・・・異様な光景だと思うのは私が冷たいでしょうか?

占星学では一般的に母親としての姿は月がつかさどりますが、月本来の位置の蟹座と高揚の座である牡牛座は比較的良い母親のイメージになります。

確かに牡牛座の月はあまり余計な事を言わず、じっと見守るお母さんが多いので昔のお母さんの姿を残していますが、蟹座の月は本来の座なので、長所も短所も顕著に出ます。

ですから、よくいえばやさしく子供思いの母ですが、ややもすると「過保護」になりやすい位置になります。いわゆる「うちの子に限って」になりやすいパターンです。

月の長所か短所のどちらが出るのかはもともとの月のあるハウスやアスペクトなどによりますが、どうも、上記のように心配で見守るというより見張っているお母さん軍はこの「過保護」傾向があるように思えてなりません。
その点、母性という意味では一般的ではないのですが、子供にとって案外いいお母さんは月が風の星座というさわやかで基本的に「人は人」という姿勢があり、自分の子供だけれど一個の人間として比較的客観的に見れるお母さんではないかと思います。

そっけないところもあるし、もう少しかまってほしいという場合も、子供の性格によってはあるのでしょうが、将来的にみると子供が自立しやすいパターンではないかと思います。

私の月は乙女座で、よくいえば細かいところに気がつきますが、口うるさく「過干渉」というもっともよろしくないパターンを持っています。
教育ママになったり、子供をダメにしてしまう傾向が強いため、「~してはだめ」という禁止令が多くなります。

「過保護」は今の時代のような恵まれた時代には子供を増長させますが、過干渉は子供の性格を歪めます。

どの月がよくて、どの月が悪いというのではないのですが、月蟹座や乙女座は、欠点が出てしまうと子供の社会性を著しく損なう恐れがあると感じました。

子育てカウンセリング、私は月を重視して得意分野にしています。
自らの失敗があるからこそやっています。

本当に子供を思うという意味での母性は、ただ、子供を信頼すること、それだけの
ように思います。

月星座による母性を書いた記事もあるので参考にしてくださいね。

Keyword:牡牛座蟹座家庭・子育て

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