占星学の玉手箱

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Astrology

守護星と統治星

Category:占星学・基礎知識

出生時間がわかる人は、アセンダントがわかるので、その守護星が「統治星」と言ってその人の運勢で強化されている星ですので、人生でどうしてもやってしまうこと(本人の意思とは無関係に)などを示しますが、判らない人は、太陽星座の守護星で、自分の人生で何が強化されているのかということをだいたい
観ることができます。

各星座の守護星は知ってる人も多いと思いますが、牡羊座だと火星ですから、やはり闘争本能が強く、人と競って一番になることや、体力やエネルギーを使うこと、肉体労働、平たく言えば「勝負事」に人生の価値を見いだす場合が多いと言えます。(もちろん、闘争本能のない牡羊座もいて、そういう人は統治星が平和な金星だったりします)好きなことに対しては加減を知らないところもあります。

牡牛座は守護星がその金星で、天秤座と同じですが、争いは好まず、平和かつ優雅に生きる事を好みます。
おしゃれとか美に関する意識が強く、そういったことに関連したことに価値を見いだしますので、それが恋愛だったりすることもあります。

双子座と乙女座は守護星が水星ですので「言語」に価値観を見いだしますが、喋る場合と書く場合、さらには言語を使った表現や、頭脳を使うこと一般になります。

蟹座は月ですから、母性とか家庭的な事に価値観を見いだしますが、バリバリ仕事をしている人も、身内に優しかったり、誰かに尽くすことそのものに価値観を感じる人もいます。

獅子座は太陽ですので、自我が満足できるかどうかで価値が決まりますので、報酬の多い少ないよりも、自分が生かされているかどうかということに価値観を見いだしますから、自分が生かされていると感じる分野が仕事か恋愛かで違ってきます。

蠍座は冥王星です。これはもう、徹底的に何かを追及するという星で、生きがいを感じるのが冥王星ですのでやはり「執着すべきもの」としての愛する対象になることが多く、恋愛においては狙った相手をゲットする確率はとても高いでしょう。執着が仕事になった場合は、何年かかってもその仕事に就くでしょう。

射手座は木星ですから、非常に広い分野での活躍ができますが、ビジョンの大きい木星ですので、スケールの大きな生き方をする人が多いです。海外や法律、研究分野に価値観を見いだす人が多く、基本に木星の意味する「楽しいこと」がありますので、楽しいと感じられない仕事はしませんし、金運には恵まれた人が多いでしょう。お金でなくても人だったり、大きな財産を得ます。

山羊座は土星です。冥王星のような執着ではありませんが、土星というのは自分を律する星です。
なのでこの星にはあまり遊び心はなく、努力して培ったものこそ価値があります。ですから、自分の野心を満たすため、天職を求める人が多いでしょう。時間はかかってもやり遂げるタイプです。

水瓶座は天王星、人と違ったことをすることに価値観を持っていますので、それがどんなに小さなことでもマニアックな自分の世界を構築しますし、突然の変化やハプニングを面白がれる力があります。
既成概念や今までのやり方を壊すことに喜びを感じる場合も少なくありません。

魚座は海王星、夢とロマンの星ですから、現実的なことよりも、自分のハートが喜ぶことに価値観を見いだし、それは仕事かもしれないし恋愛かもしれないし、ややとりとめないものです。でも、本人が幸せならいいのです。自己犠牲を伴う事も好きで、そんな自分に酔っている一面もあります。

私は山羊座で守護星は土星ですが、統治星は木星なので、スケールの大きい天職を持続して持つことが一番価値のあることだと思っていますが、残念ながら、スケールは小さいし、努力が足りないので、どうも、山羊座の努力を、射手座の飽きっぽさで消してしまっている気がします。
それか、木星のスケールの大きさを土星でブレーキをかけてしまっているかのどちらかですね。

星は要するに使い方ですから、私の場合は木星の角度があまりよくないため、生かし切れていないし、木星は12ハウスですのでどうしても表舞台には出にくい傾向があります。
土星のしつこさのみで地道にふん張っているという感じです。(笑)

Keyword:カルマ

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