占星学の玉手箱

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Astrology

水星

Category:占星学・アラカルト

水星と言う星は、それ単体では影響力のさほど強い星ではないのですが、それだけに暴走すると恐ろしいので、侮れない星です。
言語体系を示すし、考え方や思考そのものを示すこともあります。
相性でもあまり水星は恋愛に関しては見ない場合がありますが、実はユーモアのセンスとか会話をしていて盛り上がるかどうかはやはり水星とライツのアスペクトを調べる必要がありそうです。
特にビジネスの関係では水星と相手の星がハードアスペクトを形成してしまうと、なかなかうまく意思疎通ができないと思います。

私はアセンダントに水星がのっているのと、月とタイトなスクエア、火星ともタイトな150度、と結構ハードアスペクトが多いししかも品位もよくないため、「水星」的な失敗は多いのです。1ハウスですからどうしても知らず知らず自分軸でものを言ってるでしょうし、射手座にあるせいか、悪気なく失言をしている場合があるかもしれません。

ソフトアスペクトは天王星とのトリンのみ。まあ、これは自分が知識欲旺盛で、いろんなことを勉強したりするのに役立っているのですが、他のハードアスペクトがいかんせん日常生活ではどうしても水星そのものがアセンダントに載っているせいか、出てしまいます。
しかも・・・水星は柔軟宮17度、つまり「クリティカルディグリー」という危険度数なのです。

大惑星(木星以降の動きの遅い星)は影響力も大きいけれど、個人レベルでの影響は少ないのですが、水星は動きが早く、年に3回は必ず逆行します。
水星の逆行というのは、「言葉が変に伝わる」「物事の遅れ」など通信による失敗やアクシデントが多々あります。
仕事柄気をつけているのですが、気をつけているとそこに意識がいくせいか、余計に自分の思いと裏腹の行動をしてしまうことがあります。

物事を良い意味ですぐに忘れてしまえる風の星がない私は、どうも、物事を記憶、しかも良くないことの方を記憶する傾向が強いため、それが後々厄介になります。

人は忘れる生き物・・・という歌詞もありましたが、忘れられたら楽だろうなといつも思います。

私の場合、月が乙女座で些細なことが気になってしまうため、それを発散させようとする水星が出てきます。水星が山羊座だったらもっと重厚で温厚な人間だったと思うのですが、時に面白いと言われる水星の射手座が自分で自分を軽くしてしまうという事態が多いのです。

でも、貝のように何も言わない、というわけにもいかず、悲しいかな喋る仕事をしているので、やはり水星逆行中は、注意が必要ですね。

適度に遊んだりはめを外すと言うことがここ数カ月全くなかったのも気持ちの余裕を失う原因でした。
緩急をうまく使い分け、公私を使い分けるというわざが、どうも私にはありません。
「バランス」これは常に課題なのですが、風のない偏った星は、どうしても星そのもののパワーにバランスを崩す事が多いようです。

水星・・・みなさんはどうですか?
太陽と水星は48度以内にあるので、水星は太陽星座と同じかその前後かの3種類しかありません。
太陽星座と水星が同じ人はあまり言ってることとやってることに矛盾がないと思いますがあとの2つは隣同士の30度エイリアンのサインになりますから、どうしても矛盾を生じやすいのです。
私のように個人天体がほかはすべて地の星だけなのに、水星だけが火の星座なので意外な形で暴走しやすく、どうも周囲にご迷惑をかけることがしばしばあるようです。
しかも、言ってもらわないと自分ではまるで気づかないところがあります。
水星は本当に侮れないと思います。

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