惑星の度数について

度数にはいろいろ解釈もあり、各星座の角度数に応じてサビアンなるものが充てられていますが、サビアンはあまり研究していないので私は詳しくありません。

ただ、クリティカルディグリーはよく使いますし、実際、トラブルに関係してくる場合が多いです。
（私の場合、水星と冥王星がこの度数にあたるためか、言葉の行き違いや、徹底した変化が多い）

その他有名なのが「涙の度数」であるところの29度ですが、その星座から別れる度数になるため、その惑星の意味するところでの悲しみや辛さを味わいやすくなります。
私の場合、土星が射手座29度なのですが、1宮なので、水星もですが、土星という本来なら山羊座の守護星になる星なのですが、「我慢の限界値」を超えるととことん傷つく傾向があります。
相手を傷つけるというより、自分が傷ついてしまうことの方が多いため、私の我慢には常に悲しみが伴っているように思います。射手座だから暗くならないだけかもしれません。
悲しみというよりは、悔しさの方が多いようにも感じますが。

あと、15度という真ん中の度数は、活動宮だとクリティカルディグリーになりますが、一般的には中庸でバランスのとれた良い度数と言われます。私は天王星が獅子座15度ですが、8宮でグランドクロスの一角なので、とてもバランスがいいとは言えませんけど・・・。
アクシデントが起きると開き直るから、そうなのかはわかりませんが。

そして、一番若い度数である0度、これまた新しい事を始めると言う度数ですから、未知の分野になるし、未開発なので未熟であると言えます。「赤ちゃんの度数」とも言われていて、その惑星の一番幼い意味というか、幼稚さが出てきます。たとえば金星が0度だろ恋愛表現が幼いので、好きになるとすぐに
告白してしまうとか、純粋ではありますが稚拙さを伴います。水星が0度だと表現が幼く、自己中心的になりがちなので、理論武装をしていてもよくよく考えるとつじつまが合っていないとか、単なる自己満足の表現になってしまうなどです。太陽がその星座の0度だと、その星座の意味が最も出やすいのです。
29度だと次の星座の影響をかなり受けます。
私は0度の惑星はありません。一番若い度数でも4度乙女座の冥王星です。
一般的に度数は真ん中あたりが一番中庸でよいと言われます。
若すぎる度数は幼いので無知になるし、老いた度数になるほどひねてくるため、素直でないけれど老成していてその惑星のよさも悪さもよくわかっているということになります。

単純な人ほど若い度数が多く、複雑な人は老いた度数が多いかもしれません。
知り合いの人で、太陽と月と土星がすべて29度でT字を作っている人がいますが、複雑で本当に何を考えているのか分かりにくい人です。その代わり知識が深く、頭のいい芸術家さんです。
人に判ってもらおうなどと思っていない、唯我独尊型の人で、ある意味カッコいいです。
逆に大人っぽく冷静に見えても、水星が0度の人がいますが、もっともらしいことをおっしゃるのだけれどあとで考えると実に稚拙な私見でしかなく、実は自分に注目されないと気が済まない人なんだというような人もいます。

概して初期度数の多い人は純粋ではありますが、あまり深く物事を考えずに行動するかもしれません。でも、概してあっさりしています。
一方老けた度数に多い人は割と老成していて、良く言えば落ち着いていますが、悪くすると若年寄のように悟っている感じになるケースもあります。
と言っても、涙の度数である29度も、「真我の表示体」というその人の惑星の一番大きな度数の惑星が価値観を示すという場合は必ずそれになりますので（私の場合土星です）言葉が「涙の度数」となっているので悪い意味にばかり捉えられがちですが、必ずしもそうではないということもあります。

度数による研究も面白いですよ。