占星学の玉手箱

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Astrology

太陽と月の組み合わせ

Category:占星学・基礎知識

太陽と月の組み合わせというのは、常に私が重要視していることなのですが、太陽と月を入れ替えてみると、違いがよくわかるんですよね。
たとえば私は山羊座・月乙女座ですが、乙女座・月山羊座というように入れ替えてみます。
どちらも地象同士なので一見似ていますが、性格がかなり違います。
普段の印象は多分、山羊座・月乙女座のほうが繊細そうに見えるし、女性的な雰囲気になると思います。
乙女座・月山羊座の人はなんというか厳格なイメージで、ちょっととっつきにくそうな感じです。
イメージとしては私の性格の真逆というのとはまるで違うと思います。

要するに、山羊座・月乙女座の場合なら、乙女座・月乙女座とか牡牛座・月乙女座なんかの人の方がきっと似ていると思います。
普段現れる性質は月のほうが圧倒的に多いからです。だから、月が乙女座の人とは縁を感じるし、実際に少し話をしても共感できる部分が多く、ウマが合うのです。
太陽星座の相性が山羊座とよくない場合でも、月が乙女座同士だとなぜか第一印象でシンパシィを感じます。

でも、土壇場、つまり意思決定の時には太陽星座が登場するので、本当は山羊座・月乙女座のほうが芯が強いし、乙女座・月山羊座の人はいざという時に「石橋を叩いてもまだ渡れない」みたいな臆病さを露呈します。
本質が、山羊座のほうが乙女座よりもずっとオトコマエだからです。

どの星座も、太陽と月をひっくり返してみてください。
大抵、月の星座のイメージになるはずです。ですから、たとえば
天秤座・月魚座の人と、魚座・月天秤座の人だと、天秤座らしいそつのなさを感じるのはむしろ後者で、月が魚座になると、迷いやすく優柔不断な性質が顕著になります。
でも、いざという時にきっちりしているのは前者で、後者はややこしいことからは逃げる傾向があります。
どちらも決断力がある方ではないですが、後者の方がより決断力に乏しい感じがします。
前者の人の方が現実的です。後者はいいかっこしぃですが、割と情緒的な面がいざという時に出てしまうのです。

太陽はいざという時に出てくる性質ですから、太陽星座が強い星座のほうが潔い傾向がありますね。
月のほうが強い星座で、太陽が迷いやすい星座の場合、いざという時に「え?」というようなキャラになります。
魚座・月獅子座などがそうかもしれません。この場合も、獅子座・月魚座の人の方がオトコマエです。

一般的にこの、太陽と月の星座が逆転している場合は相性がいいと言われるのですが、実際に関わってみて、私自身、先に書いた、乙女座・月山羊座の人にあまり魅力を感じないため、一概には言えず、案外、自分と違うモノを持っている人に惹かれると思います。
相性がいいというのと実際に付き合うのは違うし、縁がなければつきあえませんから、月同士がコンジャンクションになっている人やオポジションになっている場合しか「縁」はできません。
確かに私は、月が乙女座と魚座の人とは縁を感じますし、気が合います。

相性がいい人というのは、あまりぶつからないし、喧嘩をしないですが、安定してしまっているため、面白さとか何かを生み出すというようなものではありません。
縁があるということはやはりすごく繋がっている実感がありますし、相性はトリンやセクステルなどがいいですが、縁はコンジャンクションとオポジションでしか見ないというのはやはり言い得て妙だと思います。

Keyword:太陽相性性格アスペクト

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