占星学の玉手箱

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Astrology

ポウラリティ

Category:占星学・アラカルト

ポウラリティというのは対極性という意味で、1宮と7宮、4宮と10宮など反対側にある宮はお互いに観て行く必要性があるということなのですが、1と7は自分と相手だし、4と10も、家庭と社会なので非常に分かりやすいのです。

でも、3宮と9宮とかになってくると、その明確な違いがわかりづらく、微妙なのです。

星座も、対極にある星座(牡羊座なら天秤座、蟹座なら山羊座)を見比べる必要があります。

惑星がある場合はオポジションを形成しますから、オポジションというのは縁のあるポイントでもありますが、引きあいながらも反発するという相反するものを持っています。
牡羊座は自我の星で、天秤座は協調性の星ですから一見すると意味は真逆みたいなのですが、どちらも自我は強い星なので、その自我が自分に向かうのが牡羊座であるけれど、天秤座は他人からどう見られるかということを意識して自我を追及しています。

3宮は双子座のナチュラルハウスで、9宮は射手座のそれになりますが、一般的には双子座は「広く浅く」好奇心を使い、射手座は「狭く深く」好奇心を満たそうとします。どちらも好奇心が強く興味の対象は広いのですが、射手座はオタク度が高く、はまると極めます。3宮は近辺をさすのに対して9宮は海外など遠方を示します。
ですから、私などは3宮は空っぽですがカスプ主星で観ると水瓶座ですから天王星で8宮だしグランドクロスだしで、確かに広く浅くは無理だし、近所づきあいも苦手ですし、コミュニケーションそのものは得意ではないので、「当たり障りのない生き方」(双子座的)はできませんが、9宮には月と冥王星があり、月はグランドトリンを形成しますのでよい配置です。ですから、私自身のコミュニケーション運を観る場合にはやはり9宮のほうを生かして、自分が得意な分野に関してははまるし、言葉がポンポン出てくると言う感じになります。
でも、旅行運はと思うと、海外にはあまり興味はない(飛行機がダメ)けれど、近距離旅行には結構行きたいタイプですから、3宮的なのです。9宮の月は海外に関する・・・みたいに本にも書かれていますが、月はアセンダントや水星とは90度になるためか、本質的には海外にはあまり興味がありません。

要するに私の3宮は空っぽですから、コミュニケーション運を観るには当てはまりますが、旅行運はさほど当てはまりません。ですから、3宮と9宮はどうも自分で鑑定していても、観にくいのです。
まあ、9宮の冥王星は角度はいいので、一度海外に行ったらはまるのかもしれませんが。
飛行機でない手段で海外に行けたら行っていたかもしれません。

このように、対極は必ず関係づけてみる必要があるということです。
ついでに空っぽのハウスは私は7宮もそうですが、対極の1宮は3つの星があり、7宮カスプ主星の水星は1宮ですから、とことん自我の強い星になります。ですから、反省の意味も込めて、7宮をもう少し上手に使い、人さまのために水星を使って・・・という仕事をすることが自分の魂を磨く事になると読めます。
空っぽの宮は悪いのかとよく思われるのですが、そうではなく、対極との兼ね合い等を観ていきながら、足りないものを補う意味で使うといいと思います。

私は3宮と7宮のみ空っぽなので、やはり「話す事」(書く事だったりもする)「対人関係」に学びが多く未熟な面があるので、これらがどちらも風の星のナチュラルハウスでもあるところから、風音痴だし、人と関わることをあえてするという意味で魂のレベルアップに励んでいるというのは必然なのかもしれません。

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