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Astrology

上司のタイプ

Category:有名人ホロスコープ分析

上司のタイプも、いろいろあると思うのですが、もはや今の時代、「雷オヤジ」などという言葉は死語になりつつあります。
ですから、厳しいだけの上司は疎まれるだけで、表面上は言うことをきくけれど、それは単に争いごとが面倒だから下の者が合わせているだけで、実際は誰にも慕われないのに、自分が偉いからみんなが言うことをきいていると勘違いしているイタイ上司だったりします。

今の時代、好かれる上司とは、やはり「上から目線」ではなく「横から目線」で友達のように話しやすく、しかも基本的にポジティヴで、おしつけがましくなく、部下の自主性を重んじているけれど、いざという時は
やるという感じの、決して偉そうではないけれど、ここ一番で頼れるような上司ではないでしょうか?

ちょっと昔だったら、アンケートとかでも、理想の上司には、星野仙一現・楽天監督みたいなゲキを飛ばす豪快なタイプの上司が好まれたり、長塚京三さんみたいなダンディな上司なんていうのも人気でした。

でも、時代の流れか、今は、「面白い」とか「若い子の気持ちが理解できる」といったフレンドリーな上司が好まれるようで、タレントで言えば所ジョージさんとか関根勤さんみたいに、家族円満で、いいお父さんタイプの上司が人気のようです。
最近では松岡修造さんのような熱血漢の上司も好まれているようですが、松岡さんは実は蠍座・月山羊座のいぶし銀みたいな星で、実際上司になったら結構厳しいしおっかないのではないかなと思いますが・・・。

はて・・・占星学で、上司運なるものを観ようと思うと、自分自身の上司の運がどうかと言えばまあ、10宮という目上を示す場所の状態を観ればいいのかもしれませんが、自分が上司になった場合、どんな上司になるのかといった、いわば「統率力」のようなものは果たしてどう見るんだろうかとふと思いました。
「組織力」といった感じで言えば、11宮に吉星があるとか、11宮カスプ主星が吉星だったり、その惑星とアスペクトのよい惑星がライツだったり、MC近くにあるいわゆる「カルミネート」している惑星が吉星だったりすると、いいのではないかと思います。
アセンダント主星の統治星が太陽だったり、獅子座にあったりすればやはり統率力があり、自ずと上司になるべき資質を持った人だろうと思います。
ただ、一般には統率力と言えばやはり穏やかというよりは、結構厳しいタイプになりがちです。

かつてなでしこジャパンを率いた佐々木則夫監督みたいな人が理想の上司になるのではないかと思いますが、インタビューを聞いていて、絶対に双子座に星があるなと思っていたらやはり双子座で、月が獅子座。
まさに、友達タイプだけれどいざという時に統率力のある、理想の上司っぽい星だなぁと納得。

しかも、佐々木監督もまた、カイトが見事にあり、愛妻家ですが、金星と土星と冥王星のグランドトリンはまさに、一途に一人の女性を愛するような星だし、そこに木星が金星とオポジションですので、吉星ばかりでカイトを形成していて、ただ女性に優しい星だけでなく、土星と冥王星でしっかり締めているという星です。
監督は凶座相のほうが多く、実は男性の結婚運を示す月のアスペクトは結構ボロボロなのです。でも、きっと愛情一杯注ぎ、奥様一筋に努力した人なんだろうと思います。
凶座相が目立つこのような星であっても、グランドトリンやカイトが非常に効いています。

「双子座・月獅子座」のほうが、「獅子座・月双子座」よりも上司として適確だと思いませんか?
ちなみに、人気の関根勤さんは獅子座・月山羊座ですから、結構上司になったら厳しい面もあると思います。
でも、やはり太陽と木星・土星の小三角がありますから、器の大きな人だとは思います。
そういえば、確かアンケートでの1位はあの、池上彰さんだったような・・・。
以前池上さんのことはここにも書いたと思いますが、獅子座です。星野さんも水瓶座・月山羊座ですから、統率力はあるのですが、いかんせん古い形のリーダーかもしれません。

やはりリーダーシップにはホロスコープ上の重要ポイントに獅子座は必要でしょうね。

今の時代のリーダーには風の星が必要ですが、統率力というのは、いざという時に責任を負うという潔さを伴う必要があると思いますから、菅首相のように、天秤座・月牡羊座では、自我の強さばかりが目立ち、いざという時はトンズラしそうな気がします。
風の太陽と不動宮の月(特に獅子座)、という組み合わせが比較的上司として適切な配置に思えます。
上司でなくても、一般的に仕事のできる配置かなという気がしますね。

女性の上司はまあ、ドラマの影響か、天海祐希さんはダントツですが、実際に彼女は獅子座・月乙女座ですし、統率力と分析力を共に持つカッコいい女性であることは確かでしょうね。

私自身は10宮にはドラゴンヘッドがあるのですが、天秤座にある唯一の風の感受点ですから、ことごとく山羊座の星とはスクエアだし、月はMCと合なので人気運自体はあるのですが、上司の引き立て運はありません。
10宮カスプ主星が水星で1宮なので、上司=自分になるため、自分で運を切り拓くしかありません。
しかも、統治星は木星ですが12宮で縁の下の力持ちっぽいし、アセンダント射手座では統率力はないし、11宮は海王星があり、主星は金星ですが緩いアスペクトしかないため、上司になったらなめられやすい甘い上司になるし・・・というところです。山羊座ではあっても月が乙女座だとやはり弱い・・・でも、同じ配置でも小泉純一郎元首相のような人もいます。彼はアセンダント獅子座ですから統治星が太陽ですし、10宮に木星と土星があり、まさにリーダー以外に何があるのかというぐらいの星ですから器が違いますが・・・。まあ、このタイプも古いタイプの上司にはなりますが。
獅子座であっても、うちの主人などは、太陽が10宮ですが天王星と合なので、単なるワンマンリーダーになりがちで、いわゆる「偉そう」なタイプにしかならないし、月が蟹座なのがどうも細かすぎて周囲の尊敬を得られないだろうなと思います。これもまた、逆の蟹座・月獅子座の人の方がよっぽどカッコいいリーダーになりうると思います。ごちゃごちゃと女のように細かすぎる人もダメですから、水星が効きすぎて口が達者すぎる上司もあまり好かれないでしょうね。

やはり不動宮は重みがありますし、ハードアスペクトというのは、克服した場合、人に対しての説得力があると思います。
その意味では、佐々木監督の星はなかなかなのです。
オヤジギャグをおっしゃってますが水星は牡牛座なので余計なことは言わないしさほど細かい人ではなく、軽い雰囲気に見えますが、本当はなかなかの人物だと思いました。

Keyword:獅子座10ハウス 3区分

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