占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. こんな時代だからこそ・・・

前のページに戻る

Astrology

こんな時代だからこそ・・・

Category:その他占い

最近、私の真骨頂であるところの「自分を知りたい」という依頼が結構増えていて、とてもうれしく思います。
このブログを見て下さっている人に、「わかりやすい占星学」というのが浸透してきたのかなというのもありますが、やはりこんな殺伐とした時代だからこそ、いろんな意味で自分を見失いつつある人が増えているようにも思うのです。

ホロスコープでは、やはりアスペクトのよい惑星を使えばいいのですが、「使う」と言ってもどう使えばいいかなど、普通の人にわかるわけもありません。私だって正直自分が判っているのかと言うと、やはり見落とす事も多く、あとで後悔する事が多いのです。

でも、近頃思うに、よく、スピリチュアルの考え方では、ネガティヴな言葉を使わないように
とか
自分を好きになりましょう
とか言いますし、もちろんそれは本当に正しいし、ネガティヴな言葉を使うとネガティヴな事象を引き寄せてしまうのも事実ではあります。でも、落ち込んでいる時に人は無理やり頑張ろうとか、ポジティヴに、とか言われると逆に反発してしまうのも事実です。
自信が自己信頼の略であることは以前書いたと思うのですが、お客様と話をしていて、自分が好き、ということイコール自信があるというのではないということがわかります。

自己愛というのは誰でも持っているし、だからこそ、母親は自分の子供がかわいいのだろうと思います。
でも、別に自分に自信があるから、子供がかわいいのではないし、恋愛でも、自信があるから告白するのではなく、むしろ、自信がないから(思いを秘めていると言う自信)告白「してしまう」人が多いのです。
その意味で言うと、じっと待っている人は、自信がないというより、逆に自信があるから待っていると言う場合もあります。
ものすごく美人で男性にもてる女性が、「自信がないんです」と言うケースがよくあるのですが、それは「そんなことないよ」と相手が言うのを期待して言っている言葉なので、こういう人は実際、自分のことが大好きだったりします。自信がないのではなく、嫌われたくないから大好きな自分を守っているだけです。
逆に、才能やその他、自分にある程度自信を持っている人は、自分であまりそういうことは言いませんが、自分のことが好きかと問われれば、嫌いとは言えないけれど、自己愛には生きていません。
こういう人は、他者との関わりの中で自分を見ているので、あまり自分にベクトルが向かないせいか、一人称で語る事は少ないのです。

いわゆる「ノーテンキ」系の人は「自分が大好きです」と言い放ちます。こういう人のホロスコープをみると大概、吉座相が優位になっています。
ものすごくラッキーでハッピーな人がいるのですが、何をしてもラッキーですし、人脈にも恵まれ、あれよあれよといううちにカリスマ主婦になっていますが、その人はいつもご自分のブログに「自分が大好きです」と臆せず書いていますし、常にポジティヴです。
なんと、改めてこの人のホロスコープを見て絶句しました。

グランドトリンが3重になっていて、その一角がカイトになっていてそれまた3重、つまり3つずつの星がトリンを汲んでいてカイトになっているので、3重になっているわけです。ですからもう、トリンとセクステルだらけで、オポジションが主に3個ありますが、スクエアがひとつもないのです!
要するに屈折したものがまるでなく、天然のラテン系の人なのです。
そりゃ、こういう人にはラッキーが舞い込むでしょう。
打たれ弱い星にはなるのですが、こういう人のこと、打たれても気づかないか、何とかなると思っているうちにホントに何とかなるので実に羨ましいです。

でも、こういう恵まれた人はよほど前世での行いが良かったのだろうと思います。

自信があると言う人は、自己愛とは実は対極のところにあったりするのですが、こういう人のホロスコープは案外凶座相が優位になっています。
自信が実はあるというタイプの人こそ、あまりネガティヴな発言はしない方がいいのです。
ホロスコープ自体が凶座相が優位なため、どうしてもネガティヴな運を呼び寄せやすいからです。
自分が嫌いと言うのとは違いますが、自分を大事にしないつまりストイックに追い込む傾向があるため、どうしても努力して何事も成功するという持論があるせいか、常に緊張状態にあり、自分をかわいがってあげられません。
私は、自分を好きに・・・とは無理に思わないですが、自分を大事にはしてほしいと、みなさんに思うので、あまりに謙虚になりすぎるのも卑屈になるので気をつけてほしいですし、たとえばほめ言葉を言われた時に、「そんなことないですよ」とやたら否定する人と、「ありがとうございます」とストレートに肯定的に認める人と、どちらが好きかということを考えるとやはり後者だと思います。
自己愛型の人は、逆に否定的なことを言われると逆ギレする傾向があるので、これはいただけません。
否定的なことを言われても、「参考にします」「ご意見ありがとうございます」という返しができる人は、自信がある人でしょう。

自信とは傲慢さではなく、自分を好きというのも自己愛ではないのです。
自分を大事にしつつ、芯がぶれない人、そういう人になりたいものですが、なかなか難しいですね。

ホロスコープが語りかけてくれるのですが、本当にいろんな人がいますし、みんないいところがあるのですから、いかにそれを生かすかをその時々に応じて伝えてあげられたらいいなと思う次第です。

Keyword:性格アスペクト

占星学講座に参加してみませんか?