占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 月のアスペクト

前のページに戻る

Astrology

月のアスペクト

Category:有名人ホロスコープ分析

満月というのは、月が太陽とオポジションになっている日なのですが、人の性質はもちろん太陽で基本性格が出るものの、月は絶対に感性や意志の強さなどをみる場合、無視できないポイントです。
太陽がいくら強くても、月が弱いとどうしても感性に偏りが出てきたり、精神的に不安定になります。

以前からいろんな意味で問題を起こしていた加護亜依さんですが、どうも芸能界に執着するがゆえに、自分でどんどん破滅的な方向に走っているような気がします。

彼女は水瓶座ですので、一般的には強い星です。ところが、彼女をダメにしている原因は「男を見る目のなさ」にあるようで、金星が多分魚座なんだろうなと思ったらやはり・・・
しかも月が天秤座で水瓶座とのコンビネーションは風のトリンで性格そのものは素直なのですが、月のアスペクトがボロボロなのです。
金星とはオポジションですので快楽志向でやや自堕落傾向があり、土星・天王星・海王星のすべてとスクエアですから、感情のコントロールが非常に下手だという感じです。
しかも、魚座の金星自体はそれ自体が悪いのではなく(位置は高揚の位置ですし)チャーミングな女性に多いのですが、複体星座(双子座や射手座・乙女座も入ると言われていて、二つの体を持つ星座のこと)なので気が多く(複体星座の金星を持つ人は総じて気が多いと言われますし、なかなか一人の相手に決められない面があります)加護さんの場合、射手座の火星とスクエアでこれもまた、土星・天王星が射手座29度でコンジャンクションになっているという配置(涙の度数でアクセルとブレーキを同時に踏んでしまう)のこの惑星にスクエアになっていますから、月とのダブルパンチになっていますから、彼女の女性性はかなり乱れてしまうわけです。
いくら自分の気性そのものは男性的で、しっかりしていても、ここまで男運の悪い星だと、なかなか意志を強くもてと言われても難しいでしょう。
再婚してお子さんが生まれましたが果たしてこの結婚はうまくいくのか心配です。

同じような不運を持っているタイプで、同じ元モー娘。ということもあり、後藤真希さんが思い出されますが、彼女は乙女座・月山羊座の基本が地象の人です。なので、結果的に芸能界に執着なく結婚してお子さんもできて幸せそうです。彼女の場合の苦労は自分の意志ではなく、周りの人間に引き起こされたものが大きいし、月のアスペクトはすべてソフトなので、意志はしっかりしていますし、案外感情がぶれない面があります。乙女座も複体星座で、決して強い星ではないため、引退するまでに苦労が多かったと思いますが、同じ乙女座で、やはり家庭運の不幸を乗り越え、不動の地位を築いている安室奈美恵さんと同じで、地に足がついていれば、不幸な出来事もばねにできるのですが、加護さんはまるで地に足がついていません。
できればもう、芸能界は引退された方が、ご本人のためでもあると思うのですが・・・。

太陽ノーアスペクトの場合は案外太陽が独り歩きするため、キムタクなどの逸材を生みだすことがあるのですが、月のノーアスペクトや、凶座相ばかりだと、制御不能型の、感情過多なタイプか、感情を抑制しすぎたサイボーグみたいなタイプになるため、非常に危険です。どうしてもバランスは悪くなるのです。

太陽の凶座相は、自分自身が屈折していたり、単に運が悪い場合が多いですが、月の凶座相は他人に迷惑がかかりますので自分でいくら気をつけても、なかなか難しいのです。
月は満ち欠けをしますので、どうしても生まれ持ったもので感情のコントロールが難しい星を持っている場合は、他のソフトアスペクトが優位になっている星をうまく使うといいでしょう。
加護さんは優しい性質を持っていますし、水星や木星は吉座相ばかりです。ですから、恋愛や結婚に結び付けるのではなく、何らかの資格を取って普通にOLをしながら過ごせば、まだ若いし、いい友人にも恵まれ、いくらでも軌道修正できるはずです。
彼女はグランドトリンを二つも持っているがために、地道な努力をしないのだろうと思いますが、もう少し自分にプライドを持って、ぜひとも奮起してほしいものです。
男で身を崩すなんて、勿体ないです。
今のご主人とうまくいくためにも、芸能活動はほどほどにしたほうがいいと思います。

常に男性がいないとダメ…という人が良くいますが、加護さんもそのタイプでしょう。
彼氏や子どもは無理やり作るものではないと思うのです。自然な流れで「授かる」ものでしょう。
「寂しいから」とか「周りの友達がみんな彼氏いるのに私だけいないと嫌だ」とかそのような理由で彼氏を作ったらまあ、末路は見えています。
いわゆる「恋多き女」は末路が悲惨でも本人は堂々としているものです。そして「別れたら次の人」というように自分を高めるために恋愛をしていますが、加護さんや、同じタイプに属する華原朋美さんや、中森明菜さんのような破滅型の女性は、せっかく人より秀でたものを持っているのに、ものすごく残念に思えます。

もちろん、月のハードアスペクトをはねのけ、努力で克服している人もいます。
加護さんは星自体はいいのですから、やはりあとは本人の意志ですね。
太陽と水星は水瓶座だし、冥王星とスクエアなのですから、これを「何くそ」という意地に変えて奮起してほしいものですが、この手の人は、意外としたたかさがないがために、自分が破滅しやすい傾向は否めません。

Keyword:アスペクト

占星学講座に参加してみませんか?