占星学の玉手箱

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Astrology

魂の成長

Category:占星学・応用知識

魂の成長に関係するのが、先行日蝕と先行月蝕なのですが、これらは、橋本航征先生の「宿命占星学」や、ジャン・スピラーさんの「前世ソウルリーディング」などに出ている理論ですから、みなさんも興味があれば調べてみてください。

いろんな人を鑑定していて、ネイタルではまず「統治星」というアセンダントの主星を観て、その人が人生において「何をした方がいいのか」と言うことを観ますが、これは、後天的なものなので、別にしたくないことだったらしなくても構わないし、自分の意志で変えて行くことは可能です。ただ、運命上持っているので、やはりその星を使った方が人間として成長できるのではないかと思います。

私の場合、もちろんそんなことを知ってこの仕事をしたわけではないのですが、統治星は12宮の木星です。
木星なので、精神性を高めるというのはもちろん大事なのですが、12宮なので自分自身のためにではなく、やはり誰かのためにそれを使うべきなんだろうなということで、知ってか知らずか、占いをツールとしていろんな人の人生の指針を伝えることをしています。

ただ、先行日蝕は、生まれる前の日蝕なので(ドラゴンヘッドかドラゴンテイルの位置に近いので、予測できます)ここに当たるハウスのテーマは「なぜかどうしてもしてしまうこと」にあたります。
私は10宮ですので、もともとは、別に主婦として普通の生活ができればいいと思っていたのですが、いつのまにかこの仕事が生業になってしまいました。要するに、仕事をするとそれが天職になってしまうという宿命を持っているということです。

さらに、生まれる前の月蝕にも注目してみると、こちらもドラゴンヘッドかテイルの近くですが、日蝕は必ず新月で、月蝕は必ず満月ですので、生前の満月図で、ヘッドかテイルに近い場所がそうなります。
私は牡牛座3度なので、5宮です。しかもリリスと合です。この、月蝕のテーマは、日蝕が「どうしてもしてしまうこと」なのに対してその日蝕のテーマをきちんと遂行するために、魂のレベルアップのために必要なこととして捉えています。
私は正直、子供は苦手なのですが、子供を持つことでこの仕事をしていると言っても過言ではないため、天職を全うするためには、子供を生み、育てることは不可欠だと言えます。本当は恋愛もそうかもしれません。もっと、身も焦がすような恋愛を経験すべきなのかもしれませんが、どうもそちらは「テーマ」ゆえかなかなか到達できないものであり、私の魂レベルはまだまだなんだろうということでしょう。

魂というと、いつも思うのですが、人生の早い時期に苦労する人は、その事象だけ見るとかわいそうだとか大変だとか思うでしょう。でも、それだけ、それに耐えうるものをもともと持っている魂レベルの人だからこそ、そういう運命を担うのではないかと思えてなりません。
わずか21歳にしてお母様を亡くし、しかも海外にいてその死に目にもあえなかった浅田真央さん・・・先日引退しましたが、彼女はきっと、アスリートとして生きることが使命だから、それを遂行するためにはいろんな苦労を与えられたのかもしれないと思いました。
でも、彼女は試合後のインタビューでも絶対に愚痴や泣き言を言わない子だなとずっと思っていましたが、言い訳をしないということを、10代からできるのは、お母様の教育だろうと思います。
真央ちゃんの先行日蝕は9宮です。海外に行く運命なのです。そして月蝕が4宮。まさに、家族の絆、特にお母様との絆はもう、彼女の魂にしっかりと刻み込まれているわけです。

もともと魂レベルの高い子だなぁとは常々感じていたのですが、月とリリスが合で8宮火星とオポジションです。
そのオポジションが、9宮でエレベートしている木星で調停されていますので、お母様は、彼女が海外で活躍する事を望んでいたと思います。
出来事だけ見ると過酷に見えますが、彼女だからできることというのがきっとあるはずです。

神様は誰のことも見放さないと思いますので、今後の真央ちゃんの人生はきっと幸せに満ち溢れたものになると思います。

Keyword:アセンダントドラゴンヘッド・テイルカルマ

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