占星学の玉手箱

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Astrology

相性の良い星の落とし穴

Category:占星学・アラカルト

きのう、占い師の先輩と話をしていたのですが、セクステルという角度は中吉の程良い角度ではありますが、案外盲点になってしまうという話になりました。

トリンほどの吉意が明確ではないせいか、150度が絡むとYODにもなるし、凶角と絡めば凶意の方が強くなる恐れがあります。
私は山羊座なので、単純に言うと太陽から60度の関係になるのは蠍座と魚座です。
確かに程良い関係だし、友人も多いし、仕事で関わる人も多い星座ですが、自分の星座を1として反時計回りに数えて11番目、つまり友達関係にあたるのは蠍座です。
要するに自分の2つ前の星座は、友達関係になりやすいのですが、こちら側が「友達だからこのように言ってくれるだろう」というような「期待」をしてしまう星でもあります。
だから、その「期待」に反する言動を相手がしてきた時に勝手にショックを受けたり、わけがわからなくなる恐れがあるということです。
もともとスクエアの相性や150度の相性の相手にはあまり「期待」をしないためか、適度な距離を持って無意識に接しているので、案外ぶつからないのです。もともと相容れないものを持っていると言う意識でつきあっているので大して違和感がないのでしょう。
ところが、変に親近感を持つ相手には人間というのはどうしても「自分のことを相手はわかってくれているはず」だというような勝手な思いがあるせいか、それが異なる対応だと「裏切られた」とか「ひどい」と相手を責めることになりかねません。
120度の関係はもはや、「阿吽の呼吸」のような相性ですから、ぶつかりもしない代わりに刺激もありません。だからか、案外友達というのは、ないものを求めるせいか(恋愛も同じでしょうけど)同じエレメント同士の太陽星座は、魅力を感じない場合があります。もちろん嫌いではないので、理解しやすく、楽なのですが、それだけのことであって、一緒にいて楽しいとかワクワクするということはないのです。

私自身、友達のほとんどが男性星座ですので本来は相性的には90度とか150度とか30度とかばかりです。
相手に対して「違う部分があるからこそ楽しい」と思えるからだということです。
ただ、やはり11番目と言う本来の「友達の場所」である蠍座には特別の思いがあるように感じます。
あと、エレメントは違うけれど、2区分・3区分では同じになる180度の関係もまた不思議です。
異性では惹かれますが、同性ではいささか問題があります。私にとっては蟹座がそうですが、もともと、私は専業主婦の人には自分がなれない負い目とか、母性のなさに悩んでいるせいか、最も母性的であると言われる蟹座に対してコンプレックスがありました。だから、どうしても素直に接することができなかったのですが、やはり結婚して自分のコンプレックスをまともに食らうことが多く、専業主婦の人のよい面を受け入れたいと思ってつきあったのが全てと言っていいほど蟹座の友人で、相手は私が仕事を持っている事に対して評価してくれますし、とても刺激になるのです。
180度というのは、自分の弱さときちんと向き合うにはとても大事な相手だと思います。
その代わり、葛藤や衝撃も多いため、ぶつかる場合もあります。

友人もまた、11番目にあたる人との関係がどうしても甘くなってしまい、とんでもない言動をされていても許せてしまったりと言っていました。
3宮に当たる魚座には、私の方が甘くなる関係なので、だから魚座が好きなのかなというのもわかります。
魚座にとっては山羊座は11番目ですから、案外こちらの言うことを素直に受け止めてくれますが、それゆえに、期待させてしまったり時に厳しい事を言うことが無意識にあるようで、ショックを受けさせてしまったりするようなので気をつけなければなりません。

相性がいいと人間はどうしても「努力」を忘れてしまうから、大事な関係だからこそ、距離を置くと言うことがすごく大切なんだろうなと思います。

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