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Astrology

スクエアとオポジション

Category:占星学・アラカルト

太陽~冥王星までの10惑星と、アセンダント・MCを含めたものとで、どのアスペクトが多いか、改めて数えてみました。
私はグランドクロスもあるのですが、pofとかバーテックスとかキローンというような感受点が絡むため、惑星だけだと圧倒的にトリンが多いのです。
しかも、コンジャンクションとオポジションは一つずつしかないし、トリンの次に多いスクエアとセクステルも5個ですから、割と平和な人間なのですが、その分冒険心に乏しく、防衛本能が強すぎるのだと思います。

日本風に言うと、スクエアは「障害」とか「分裂」というような不運な意味合いを示すし、オポジションもまた「圧迫・緊張」という意味になります。

でも、この二つは本当に特徴があり、どちらが主流になっているかで、その人のホロスコープを読む鍵になります。
やはり、スクエアは自分自身の葛藤になりやすいため、内にこもるというか、自分の中で努力しなければならないという課題を背負いますが、オポジションは外向きに出る緊張状態で、周りを巻き込みつつ闘うというような様相を呈します。
スクエアは3区分のみ同じ場合が多いのですが、オポジションは2区分が同じで、4区分で言うと仲良しのエレメント同士になるため、男女の恋愛などでは一概に悪いとは言えないアスペクトになります。

ただ、運勢を読む場合はやはりオポジションが多いと、「お騒がせな人」になりやすいため、いささか厄介です。もちろん、コントロールできている場合は、オポジションの持つ、派手な引っ張り合いが出ないようなタイプの人もいます。でも、だいたいは、「反発しながらも惹かれあう」というような不思議なアスペクトなので、心と反対の態度を人に対して取るような場合が多いでしょう。

一方スクエア主流の人は、いわゆる「苦労人」に多く見られます。涼しい顔をしているのに実はものすごく苦労をしたような人が多く、苦しいことをあまり外には出さないで自分の中で頑張ろうとする人が多いのです。そのせいか、頑張れなくなってしまうと内にこもるため、この状況になった人がよく鑑定に来られます。

オポジション主流型の人は、心理的に言えば「外罰傾向」が強いので、相手を責めたり、自己主張をして自分は正しいと言い切る人が多いのですが、一方でわがままさをはっきりと出せるので感情を押し込めずストレスのはけ口を見出すことで自分が心地よくなることも可能です。ただ、そのはけ口を人に求めると求められた相手は大変でしょうけど・・・。スクエア主流の人になると「内罰傾向」が強まるため、自分を責めたりして「もっとがんばらなければ」というようなことが口癖になる人が結構います。

もちろんどちらも成長のためにはとても必要なアスペクトなのですが、どちらか一方に偏ってしまうと、上記の傾向が非常に顕著に表れるので、生きづらいことがあります。

私などはもし、この仕事をしていなかったら、きっとトリンが多いので、平和に過ごしていただけで、成長もしないし感動も少ない人生だったし、それに甘んじていたかもしれませんが、どうも、運命を示すような感受点がスクエアだらけなので、否が応でも葛藤せざるを得ない状況に陥ってしまうようで、この仕事をすることでいろんなことに気付き、反省も多く、苦しいことも多かったですが、成長もしたと思います。

オポジションの多い人は、トリンとセクステルがあればそれは「調停」になり緩和されますからまだいいのですが、スクエアとオポジションが重なるとT字クロスになるので、よりハードな状況になります。

ホロスコープでアスペクト表を眺めてみて、どのアスペクトが主流になっているかで、傾向を簡単につかめると思いますので調べてみてくださいね。

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