占星学の玉手箱

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Astrology

上昇星

Category:占星学・アラカルト

上昇星というのは、アセンダントの前後5度ぐらいにある惑星のことですが、統治星(アセンダントの主星)と同じく、運命に非常に大きな意味をもつ惑星です。

私の場合、アセンダントが射手座12度で、水星が射手座17度なのでほぼ合になりますから、水星は上昇星で、とても重要です。

まずは個性としてもその惑星の影響を受けますので、私の場合はお喋りですし、知的好奇心は旺盛です。
神経も過敏にできていますし、そういった、水星的な意味合いが個性として出やすいわけです。

太陽が上昇星の人は、12宮であっても、アセンダント近くにあると日の出近くに生まれた人なので、自我が強く自意識も強く子供っぽいしホンネを出すタイプだし、割と素直で目立つタイプの人が多いでしょう。
うちの次女は太陽12宮なのですが、目立ちたくない割に目立つのは太陽が上昇星だからでしょう。

月が上昇星の人にもよく出会うのですが、みなさんとても魅力的で、この配置の人は、ロマンチストで非常に人気運があるため、もてる人が多いです。気まぐれでちょっとわかりにくい個性であるところが余計異性を惹きつけますし、人からの援助を受ける人も多いでしょう。芸能界の人にも多い配置です。

金星が上昇星の人はこれはわかりやすいでしょうけど、美しい容貌を与えられます。しかも温和で社交性もあり、人当たりが良く贅沢だしお気楽です。いわゆる付き合いやすいタイプの愛想のいい人が多くなります。

火星が上昇星の人は情熱的で強い生命力をもちます。人を指導する力があるし、スポーツなどをすることに闘争本能を使うといいでしょう。ところが案外これが使えていない人も多く、アスペクトにもよりますが、闘争本能と言うのを表に出す事は特に女性だとあまり良くないと思われるせいか、勝気なのにそれを秘めているままの人を良く見かけます。

木星が上昇星の人は寛大で楽天的、のんきだしおおらかです。外国との縁があったり、心の広い人が多く、小さな事にあまりこだわらない性格です。ただし、太りやすい傾向があります。

土星が上昇星の人は、生真面目で苦労性ですので、やや老けて見える傾向があります。ただ、精神的に老成していて落ち着いている人が多いでしょう。体質がやや弱いかもしれません。

天王星が上昇星の人は、進歩的だしとても個性的で常に変化を求めるため、落ち着きがない傾向があります。PCや占星学などに興味や才能があります。

海王星が上昇星の人は現実的なことよりも芸術的なことや霊的なことなど、スピリチュアルなことに関心を持ちます。同情心が強く夢を追いかけるタイプが多いでしょう。少しオーブは広いのですが、うちの主人が実はこれで、つきあっている感じだとすごく現実的なのですが、実はスピ系にはまることが怖いからことさらに嫌うのかもしれません。サラリーマン社会には適性がありませんから、このせいかもしれません。

冥王星が上昇宮の人は、強引でやや反骨精神が旺盛なため、争いの多い人生になりがちです。根性があり、非常に何事も一生懸命ではあるけれど、独りよがりになりがちでやや「痛い」人になるケースも。イエスかノーかをハッキリと言いすぎてしまう傾向もあります。

ですから、アセンダントの特性が今イチ出ない人もいますが、そういう人は上昇星の影響もありますし、上昇星がないなら、統治星のアスペクトにもよると思います。
私などはアセンダントが射手座ですし水星が載っていますから、背が高く、実は下半身デブなのですが、あまりそう見えないのは背があるせいで、手足が長いからだと思います。
水星は若者を示しますから、年よりも若く見えるのもそのせいでしょう。

やはり1宮にある惑星というのは、その人のアイデンティティを示すため、とても重要にはなってきます。
惑星がない人はやはり統治星がどの星座になっているかで、その星座の意味合いとアセンダントの星座の意味合いを総合的にみる必要があるかと思います。

もちろん、上昇星が金星や木星などの吉星であっても、そのアスペクトが凶座相が多かったりすればそのままの意味にはならず、金星だと快楽志向だとか、木星だとノーテンキすぎるとかいう意味になります。

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