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Astrology

友情と愛情

Category:有名人ホロスコープ分析

友情と愛情は、もちろんはかりにかけるものではないのですが、女性の場合、特に男性が絡むと、女性同士の友情というのは結構あっけなく終わってしまうケースがよくあります。

歌の歌詞などでもよくありますが、女友達が同じ男性を好きになると、友情よりもまずは恋愛を重視すると言う場合がほとんどですし、それはある意味本能的に仕方のないものかもしれません。

独身だったり、学生だったりまだ若かった場合は特にそれでも仕方のない場合が多いのですが、ある程度の年齢になってからだと、同性同士の友情も年季が入っているし、お互いに人生の酸いも甘いもかぎ分けてきたわけですし、重みがあるものです。それでも、異性が絡むと異性の肩を持つということがあります。

以前、小林幸子さんの事務所の女社長さんが解雇されたという件ですが、小林さんはパッと見た感じの明るさから、射手座らしい印象を受けます。でも、良くみると彼女の星は月・水星・金星が全て蠍座でコンジャンクションになっています。要するにパーソナルプラネットのほとんどが蠍座なのです。しかも、土星も蠍座にありますので、10個の惑星のうち4個が蠍座です。
おまけに射手座の太陽はノーアスペクトです。なので、以前も書いたように太陽は自主トレ状態になりますので、子供のころから芸能界にいた彼女にとっては、特殊な世界にいたため、太陽の射手座の部分を形成するべく手本となる大人がほとんどいない状態で、野放しで放置された野生児みたいな射手座になってしまうわけです。子役タレントなどが大人になって恋愛面で問題を起こしやすいように(杉田かおる、安達祐実など)小林さんもまた、57歳までずっと独身を保ってきました。ある意味良く言えばピュアですが、悪く言えば子供っぽさが残存したままで年齢だけ経てしまったようなところがあります。
そういう彼女の前に現れたのが今のご主人、8歳年下ですし悪いタイプではありません。小林さんに熱烈ラブコールを送っていたそうですが、彼女にとってはもはや、白馬に乗った王子様そのものだったと思います。
もはや彼に夢中になり、周りの事が見えなくなっていたでしょう。
そしていつしか、今までお世話になり、苦楽を共にしてきた女性社長さんの恩も忘れてしまったと思います。
もちろん、小林さん自身は特別女社長さんに対して意識が変わったという自覚はないかもしれませんが、明らかに今のご主人に今はやりの言葉で言う「洗脳」されいしまったと言っても過言ではありません。
この結婚、大方の人の観方として、どこかしら「小林さんのお金と結婚したのではないか」と思われてもおかしくないと思います。
真実はかなり闇の中ですが、本来の小林さんの性格からすると、義理人情を大事にする射手座と蠍座の混合ですから、社長さんを突然突き放すと言うようなことを自主的にはしないと思います。

社長さんとご主人との狭間で、きっと男であるご主人にもはや色ボケ状態、老いらくの恋ですから、いいなりになってしまっていたように感じます。ご主人はある意味百戦錬磨ですから、口も上手でしょう。小林さんのようなタイプの女性はコロッと彼の言うことを信じてしまうと思います。
そうなるともはや、女の友情などはあっけないものです。

星座にもよりますが、蠍座は特に異性を重視する星です。同性の友人が比較的少なく、異性を求め、同性よりも異性を信用しやすい星ですし、影響される星です。

小林さんの場合、水星と金星の防衛本能に加えて、火星と海王星の合で、怒りを押し殺してしまうという、二重の防衛本能があるため、争いごとからは逃げてしまいます。
しかも、彼女は太陽ノーアスペクトのせいか、幼いイメージがあるものの、惑星の度数をみると結構老成した度数(第三デーク)が多いのです。金星は蠍座29度ですから涙の度数だし、品位も良くないですから愛情面ではやはりなかなか思いを秘めていたような面があり、ほとんど結婚は諦めていたでしょう。でも、突然春が来て、有頂天になってしまったと思います。そうなると、今までの苦労など辛いことは棚上げしてしまい、前しか観ないようになってしまいました。売れない時代が多かった彼女を支えた女社長さんより、これからの人生のパートナーを見つけたからもう、一人じゃないんだという思いが強くなって、浮かれてしまったのでしょう。

58歳の女性としてはいささか常識がなかったようにも思うのですが、ご主人に一任していたのだと思いますし、もともと地の星が一つもない彼女はどうも地に足がついていない感じでバタバタした印象も受けます。人のよさは言動に出ていますが、どこかノーテンキというか、喉元過ぎれば・・・という射手座の悪い癖もあるように感じます。
悪気はないと思います。でも、情を重んじる蠍座の多い彼女が、本来女社長さんへの恩義を忘れる筈はないと思います。女性はやはり恋をすると変わるという最たる例のように感じます。

人間というのは、幸せになったり余裕ができてくると、どうしても物事の暗い側面を観ようとしません。でも、いつも思うのですが、人間には影があるように、影のない人間は人間として生きていないことになります。
なんだって光と影は対になっていると思うので、影を忘れてしまうなど無理だと思います。
余裕ができたなら、余計に今までの苦労を忘れるのではなく、よりよくしていくための糧にしていけばいいのですが、小林さんの場合、57歳にして結婚という大きなギフトを得たために、どこかしら理性というか、何かがぶっ飛んでしまっていた気がしてなりません。
蠍座の重厚さを多くもつ彼女にどうか、頭を冷やしてもらいたいなと思っていたらその後紅白に落選し、派手な衣装を着て・・・という恒例行事はできなくなりました。でも、さすがは蠍座の強い彼女はそこで踏ん張りましたね。
ネット社会で「ラスボス」として受け入れられるという、意外な展開を見せて見事最近では若者にも支持されるようになって、テレビ番組にもよく出るようになりました。

かなり陰で努力をしたのだろうと思います。
結婚生活もあまり自らプライベートを公表しないところがよかったのでしょう。

スキャンダルを乗り越え、見事に復活した感がありますね。


Keyword:蠍座射手座アスペクト4区分

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