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Astrology

ソーラーアーク

Category:占星学・応用知識

プログレスは通常「一日一年法」をよく使いますが、この方法の欠点は、確かに月などはわかりやすいのですが、動きの遅い大惑星などはほとんど動かないため、若い人に至ってはほとんどの惑星は動かないのであまり鑑定に適さない場合もあります。

で、パーソナルプラネットに関しては「一年一日法」で動かして、ソーシャルプラネット(木星・土星)とユニバーサルプラネットつまりトランスサタニアン(天王星・海王星・冥王星)はソーラーアークという方式で動かして使うという混合した鑑定法もあります。

ソーラーアークというのは、一日一年法で太陽を動かして、ネイタルの太陽とその動かした太陽との度数差を計算して、その度数をほかの惑星にプラスして計算するという方法です。
月ももちろん同じように動かしていきます。要するにホロスコープ全体が太陽を動かした度数分だけスライドする形になります。
これの利点は、先日書いた、アングルのカスプになっているASC軸とMC軸にいつ太陽が来るかが予測できやすい点でしょう。
ASCやMCの前にある惑星は、それぞれの度数差分太陽が動いたらカスプ上にまず最初に載ります。
私の場合だと、月がMCに最も近いので、(乙女座19度で、MCが乙女座27度)8歳の時にソーラーアークの月がMCに載るということになります。8歳に何があったか記憶が定かではないのですが、MCということで、父親と疎遠になったとかそういう時期かもしれません。
一般にプログレスなど進行させた惑星のオーブは1度ですから、上記の私の月でしたら、7歳から9歳にかけての時期と読めます。父親のいなかった私がそういえば小学校3年生の時に担任になった先生はお父さんみたいな人で、とてもなついていた記憶があります。

太陽の方は通常の一年一日法で動かしているので同じなのですが、それらが確実にハードアスペクトを形成する惑星との関係はやはり重視します。
アングル軸だと、ASCにソーラーアークで動かしたドラゴンヘッドがぴったり合だった時期が2012年にはありましたので、この年に出会った人は、意味が深い人が多かったように記憶しています。
ソーラーアークの太陽がトランジット海王星とぴったり合にもなったので、明確にこうだ!という感じはあまりないのですが、3宮ですし、やはりコミュニケーションの方法がこのあたりから変わってきたのかもしれません。

トランジットではすごく気になる4宮の天王星も、ソーラーアークではあまり絡みはなく、4宮にはキローンがあり、ネイタルの水星・天王星とグランドトリンになっています。占星学の勉強が楽しいのはそのせいかもしれません。

このような方法で動かしていくと、目算でも見やすいし、若い人にも適応できるという利点はあります。
占星学は一つだけの方法しか正しいというようなものではなく、自分に合ったものや納得したものを使えばいいと思います。

Keyword:アセンダントMC プログレスアスペクト

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