占星学の玉手箱

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Astrology

使命と課題

Category:占星学・応用知識

ある人のブログで「人は今生の課題を持って生まれるが、その課題を遂行する前に使命がどうこうということはできない。使命は、課題を全うして初めて担うもの」というようなことが書かれていました。

なるほどなぁと思いました。

占星学では、先行日蝕で、その人が生まれる前に誓った人生のテーマのようなもの、つまりその人の使命のようなものが示されるのですが、先行月蝕はその使命を遂行するために必要な魂の成長のための課題です。

このことも以前述べましたが、この日蝕の場所と月蝕の場所の角度は限られています。
4つのパターンしかありません。
①オポジション(180度)
②インコンジャンクト(150度)
③セミセクステル(30度)
④コンジャンクション(0度)
のいずれかになりますが、
①の場合は、魂の成長は、身近な人間関係において起きます。相互サポートによる成長です。それが日蝕と月蝕の入っているハウスの事象において起きます。

②の場合は、私がそうなのですが、結構厳しい課題で、奉仕や自己犠牲を伴うヒーラー的なものを担っているため、見返りは決して与えられないということです。謙虚さをだれよりも学ぶことになります。

③の場合は、自分を癒し、いつくしむことです。自分がついとってしまうマイナスパターンを修正することで変われます。

④の場合は、実は課題はなく、使命をそのまま遂行できる人なのです。自分を調整しつつ統合することがしいて言えば課題ですが、過去世の習慣を今生に統合するわけで、要するに課題と使命が同じなのです。

私は10宮(天秤座)の日蝕に、5宮(牡牛座)の月蝕です。天職を持ち、独立した仕事をすることが使命ではありますが、そのためには子供と接するということが大きな課題になるわけで、要するに誰かを愛するということができないと、使命を遂行できないし、愛情に見返りを求めてはいけないので、「無償の愛」というものをきちんと感じ取ることが課題なのです。
ものすごく難しいことなので、本当にそうだと思います。
5宮関連はリリス(因縁)でもあるので、本当に私には至難の業だし、だからこそ課題なのでしょうけど、前世からの課題を今生できちんと果たさないと、それをまた持ち越して来世でも課題になってしまうのです。

使命というのは比較的かっこいい言葉ですし、何かしら「担う」という意味で責任のようなものを感じますので頑張れますが、課題というのは苦手なことです。逃げたくなるテーマです。
だから、先に書いてあった「使命の前に課題をきちんとすべし」といったことがなるほどと思えます。

皆さんの日蝕・月蝕はいかがですか?このテーマは本当に深いですし、レッスンでも割と人気の内容ですのでいつも個別にもやっているテーマです。

Keyword:ドラゴンヘッド・テイルカルマ

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