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Astrology

アンチエイジングと惑星

Category:占星学・アラカルト

アンチエイジングという言葉があちこちで言われるようになってから久しいですが、そもそも、この、「アンチエイジング」ということを意識する年代というのは幾つぐらいの人なんだろうと常日頃思っていました。
いわゆる「団塊の世代」と言われている1947年から1949年ごろ(一説には1951年までとも言われています)に生まれた人以降の人が結構いつまでも若々しくあろうとする傾向がみられるように思います。

団塊世代の特徴を観ると、やはり大惑星に注目しますが、天王星はおおむね双子座にあります。
双子座の守護星は水星で、若さを示す星です。
海王星は一貫して天秤座で、冥王星は獅子座ですが、気になったのが土星でした。

土星は水星と逆に「老ける」ことを意味する星ですが、この世代は土星が獅子座にあります。
位置でいえば放浪の座で品位はよくありません。
なので、土星の影響をやはり回避しようとするのかもしれません。
一方木星は動きがやや早いので、蠍座~山羊座まで動きます。

惑星には「昼の惑星」と「夜の惑星」と呼ばれるものがあり、星座にも「昼の星座」と「夜の星座」があります。
一般に、昼生まれというのはアセンダントより太陽が南側にある場合で、夜生まれは太陽が北側にある場合です。(太陽が12宮~7宮までが昼生まれ、1宮~6宮までが夜生まれ)
でも、昼の星座と呼ばれるのは、太陽に支配される星座で、獅子座から順方向の6星座つまり獅子座・乙女座・天秤座・蠍座・射手座・山羊座です。一方夜の星座と呼ばれるのは月が支配する蟹座までの水瓶座・魚座・牡羊座・牡牛座・双子座・蟹座です。
12星座をホロスコープ上に書いて獅子座と蟹座のところで折り返してみると守護星はすべて対応します。
(双子座と乙女座が守護星が水星、牡牛座と天秤座は守護星は金星、牡羊座と蠍座は古典占星学では守護星は火星、魚座と射手座も古典では守護星が木星、水瓶座と山羊座も守護星は土星です)

で、団塊世代を観ると、土星も木星も「昼の星座」を動いています。

昼の星座の方が支配的・能動的な意味合いがあるので、やはりこの世代は何事にも積極的に動くのでしょう。天王星以外の星はすべて昼の星座に属しますから、この世代以降に生まれた人は、昼の星座が占める割合が結構多くなりますので、やはり美意識も高いのかもしれません。

ちなみに、これはひとつの説ですが、アセンダントが昼の星座の場合、昼に(太陽が地平線上にある時間帯)に死亡すると言われ、アセンダントが夜の星座だと夜に死亡すると言われています。
こればかりは死んでみないとわかりませんが(笑)私はアセンダントが射手座で昼の星座だから、昼に死ぬのか~ということですね。
でも、夜生まれですので、昼に支配されるアセンダントですから、あまり強く働かないようで、アンチエイジングというものにさほどこだわりがないなぁと思います。

団塊世代の人は本当に若く見える人が多いなぁと思いますが、どうですか?
(私の敬愛する小田和正さんも今年70歳ですよ。絶対に見えないでしょう?)

尚、上記の太陽と月以外は守護星がそれぞれ2星座ずつあります。その中で、男性星座が支配している場合それを「昼の家」というそうで、水星は双子座、金星は天秤座、火星は牡羊座、木星は射手座、土星は水瓶座にある場合です。

世代的傾向をこのように見てみるのも一つの方法だなと思います。

Keyword:土星天王星海王星冥王星アセンダント

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