占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 発想の転換

前のページに戻る

Astrology

発想の転換

Category:占星学・アラカルト

「発想の転換」といえば、やはり天王星だと思うのですが、この星、私自身はT字だし8宮にあるしで、今一つ得意ではありません。急な変化とか、予測できない事態に対応するのがどうもへたくそで、テンパってしまいます。

でも、世の中、成功している人を見るとやはりこの「発想の転換」がいかに上手かということが言えるようにも思います。要するに天王星とうまくつきあえる人ということでしょう。

天王星は水瓶座の主星ですので、水瓶座の人が「変わっている」というのをほめ言葉だと思うように、新しいこと、ハプニングを「ワクワク、ドキドキ」ととらえる習性はもともと備わっているタイプが多いでしょう。
概して風の星座や柔軟宮も割とそうです。
でも、地の星座や不動宮に星が多い人などはどうしても変化を好みませんし、変化を予測することをあまりしないので、天王星は得意ではないかもしれません。
水瓶座は不動宮じゃないかと思うでしょうけど、変化を楽しむというよりも、人と違ったことをすることに喜びを見出すタイプなので、腹が据わっているというか、急な変化にも動じない面があるのでしょう。
山羊座もその意味では腹は据わっているけれど、変化が好きではないので、臨機応変は苦手でしょう。
私は山羊座というよりも、地のグランドトリンで守りに入りたい方なので、変化を好みません。

アセンダントは射手座なので適度に飽きっぽさはあるのですが、急な変化はやはりダメです。

で、天王星のアスペクトはいいものとしては水星とのトリンがあります。これはまあ、仕事では使えますし、発想力はない方ではないと思うのですが、他の惑星とはことごとくハードアスペクトのせいか、やはり急な出来事にはどうしていいかわからなくなることが多いし、臨機応変などは苦手です。

天王星そのものにもよるかもしれません。私は天王星獅子座ですから、融通の利く星ではありません。しかも8宮という他者承認の場所にあるので、他者を肯定はできても、他者からの肯定的意見に対してなかなか素直になびけないところがあります。ですから、獅子座的な承認欲求、つまり賞賛されることが個性化につながるので、周囲に個性が認められないとジレンマになってしまいますし自信を喪失してしまいます。
天王星乙女座世代になってくると、天王星の意味するところである「個性化」を実務能力で図ろうとしますので、正しくあることで個性化を図ろうとします。私たちよりもやや下の世代にあたるので、割と「よく働く」けれどともすればワーカホリックになりがちな世代かもしれません。
天王星天秤座世代は人気を得るための個性化を目指しますので、ファッションなど結構個性的だったりする世代かもしれません。
蠍座世代だと、強く正しいぶれない自我を持っている人こそが個性的だという証でしょうし、射手座世代になると自己主張が個性化の手段になるため、世代的影響力を持つ考え方をするところがあります。
山羊座世代はリーダーシップを担うことが個性化だし、水瓶座世代は守護星でもありますが、人助けやヒューマニズムを生かすことで個性化を図ろうとします。
魚座世代になると理想を追求することに対する個性化を図るという感じでしょう。

なので、個性化が満たされないと不安になるのが天王星ですから、正しさや自己主張などで個性化を図ろうとするとどうしても「発想の転換」がうまくできないと行き詰まりを感じてしまいます。

ライツと天王星が合やソフトアスペクトの場合はこの、発想の転換は比較的うまくいくと思います。
私はライツとは天王星はアスペクトがないのですが、アセンダントとはトリンです。だからなのか、占星学を通して自己主張しているのでしょうか。

なので、外に発信していく場面では割と臨機応変もできるのですが、人間関係など、相手が絡む問題や、心の問題だとどうも不器用なせいか、うまく転換できず、物事を直視してしまいすぎるのか、そこから他に目を向けるということがなかなかできません。
私の娘も天王星山羊座世代のせいか、組織化とか管理することに対して個性化を図ろうとするので、問題が起きるとその問題を何とかしようと向き合いすぎて煮詰まるようです。

あとは天王星と木星が合や吉座相だと、融通の利く、ウイットに富んだというか、機転がきくタイプになると思います。私の場合これがスクエアなのでなかなか融通がきかないというか、木星12宮の奉仕はある意味使命だと心得ているのですが、どこか見返りを求めてしまう面があったり、何かしても反応がなかったりするとものすごく落ち込んでしまうのです。

トランジットの天王星は今、牡羊座にあります。これぞまさに、自己主張をして一番だと言われることにこそ、自分の個性を貫くので、私はトランジット冥王星にしっかりのっかられている太陽とはしばらくスクエアにあるせいでここ数年は本当にハプニングがいいことも悪いことも起きます。
そういう場合、発想の転換をしないと、目の前の現実に自分がつぶされてしまいますから、物事に規制をしない海王星を使って、「好きなことをしよう」と心がけてはいます。
でも、もとがどうしても自分を律する星が多いせいか、「良心の呵責」との闘いになってしまいます。
ここでも盛んに「好きな事をすればいいんだ」と人様には言ってるけれど、自分がいざそうなると、「こんなことをしていていいのだろうか」という思いが頭をもたげてきます。

ここはもう、アセンダントや水星の射手座の力を借りて、自分の考え方や言葉で自己表現をすることで「発散」しなければと思っています。

天王星は、うまく使えば人生のエッセンスになるし、とても楽しいし、自由を味わえる惑星です。
ただし、一つ間違えるとガラガラと崩れてしまう破壊力があり、木端微塵になってしまいます。

いつもいうように、星は使い方ですので、やはりソフトアスペクトをうまく使い、水瓶座に惑星があったり、11宮(水瓶座のナチュラルハウス)にある惑星をもうまく使っていくことが発想の転換につながるでしょう。
私は11宮に海王星があり、水瓶座にはキローンがあります。どちらも天王星とでT字になるので、厄介ではあるのですが、海王星もキローンもやはり運命学に関する星です。
この仕事を一生していくしかないのだろうなという気がしますね・・・。

Keyword:水瓶座11ハウス 木星天王星カルマ3区分4区分

占星学講座に参加してみませんか?