占星学の玉手箱

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Astrology

なりたい自分になるには

Category:占星学・基礎知識

占星学では、月はその「なりたい自分」である場合も多いのですが、もっと人からこう見らえたい、という自分とは少し離れていると思います。
月はどうしても欲求なので、自分の主観が入りやすく、本当はそうなりたくないのになってしまう自分であるともいえます。
私なども、月の乙女座の嫌な部分はどうしても気になるのですが、「若くかわいい、清楚なイメージ」というのはいい部分だと思うので、どうも、乙女座にみられることが多いのです。ただ、欠点としてのいじいじした面とか、小さいことを気にする小心な部分はどうしても否めません。

そうした欠点を補いたい場合、アセンダントの特性をうまく生かすといいでしょう。

アセンダントはその人の「パッと見」ですので、案外本質をついています。
そして、「人にこう見せたいな」と思う自分自身が投影されることが多いので、案外私なども乙女座っぽい雰囲気には思われますが、話をするとアセンダントに水星が載っているから、結構話好きですし、アセンダントの射手座の「背が高く細め」に見えるようです。
知的な雰囲気だとか、信念を貫くけれど、適度にアバウトで意見を言うけれど基本的には明るい感じに見られたい…というのは非常に射手座的であり、私自身も思っているところです。

月とはスクエアなのでどうしても矛盾を抱えがちになるのですが、やはり、アセンダントを活かした方がいい場合が多いように感じます。

乙女座の場合は、欠点で言うと神経質な感じになるので、どうしても周囲に気を使わせる場合があります。
でも、射手座は自由なイメージなので、あまり周囲に気を使わせない明るさがあります。

じゃあ、どのようにアセンダントを出して行くのはというと、やはり日々できることといえば、アセンダントの星座のラッキーカラーを身に着けたりすることが大事だろうと思うのです。
射手座だとやはり紫系なので、私は常日頃から紫が好きです。
しかも、英語こそ苦手ですが、西洋占星学とかタロットとか、西洋系の占いばかり勉強していますので、そのあたりはやはり射手座的傾向かもしれません。

もちろん、アセンダントが乙女座の人は、その好い面を使えばいいのです。一番いいところは奉仕精神でしょう。しかも礼儀正しく、慎重でよく働くでしょう。一般的にはトップになるよりナンバー2の立場を生かすといいのです。

あとはいつも書いているように、アセンダントの守護星である統治星のあるハウスの事象に絡むのもいいでしょう。私はそんなことを知らずに占いという12ハウス的な仕事をずっとしているのもやはり統治星木星が12宮にあるということだと思います。

知らず知らずそのようにアセンダントの特性は生かしているものです。

落ち着きがなくがさつな自分になやむ人はアセンダントは決してそうではない場合も多く、アセンダント天秤座なら人に好印象を与えやすいのであえてゆっくり話したり、にこやかに接しますし、アセンダント牡牛座の人だとホンワカした印象を与えたいと思っているからか、体型が母性的だったり安心感を与える人が多かったりするのです。

月とアセンダントに矛盾のない人は、割と見たままの振る舞いをすると思います。
人にどう思われるかをあまり気にしなかったり、自己矛盾がないので自然です。
たとえば牡羊座の月を持つ人で、アセンダントが獅子座だとそういう傾向になるでしょう。
堂々とした自信家のイメージそのままにふるまうので嫌味もないし、見たまんまという感じです。

私の場合は矛盾が多いので、いつしか、太陽と月のイメージから地味に見られておとなしそうに見られることが嫌だったので、射手座的な振る舞いや言動をする傾向が仕事では非常に強いと思います。
そうしているうちに、おとなしいとは見られなくなりました。
そしてその方が友達も多くなり、明るい印象になるので自分でも楽です。

アセンダント射手座だとそのナチュラルハウスの9宮的なことをするのもいいですから、アセンダントの星座のナチュラルハウスを知ることで、そのハウスの事象をからめるというのもなりたい自分に近づく方法の一つではあると思います。

私は先にも書いたように西洋系の占いをしているのも9宮の海外の意味合いだし、教育、出版に関することもしています(レッスンをしたり原稿執筆をしたりしたし、この仕事の前は出版社にいました)。
でも、乙女座の月は9宮ですからどうしても射手座-乙女座的葛藤はついて回ります。

皆さんも、なりたい自分に近づく方法をいろいろ使ってみてください。

Keyword:アセンダント性格

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