占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 真位置と平均位置

前のページに戻る

Astrology

真位置と平均位置

Category:占星学・応用知識

昨今、パソコンでホロスコープを出すことの方が多くなってきていますので、どうしても気になることがあります。
リリスやドラゴンヘッドは運命を観るには欠かせないポイントですが、スターゲイザーなどの主なソフトでは
「真位置」と「平均位置」なるものがあり、どちらを使ったらいいのか、非常に迷います。

こういう疑問はいろいろ出てくるもので、結果的に言うと「どちらも正しい」ということなのだそうです。

私のリリスは、平均位置だと牡牛座5度で5宮にあるし、真位置だと牡牛座26度になり、6宮になりますので随分変わってきます。
もう、自分自身の事象で確かめていくしかないでしょう。

私は一度体調を崩すと、免疫力が低下しているのか、なかなか元に戻らないのです。

先日も突然の胃痛に悩まされ、次の日は飲まず食わずでいました。
その時のトランジットを観ると、まさに月が双子座で私の6宮を移行していて、その意味ではネイタルのリリスが6宮なのかもしれないなと思いました。
体調に顕著に出やすいので、私のリリスは真位置で計算して、6宮にあるとみる方がいいかもしれません。

ただ、長女との関係性に悩んできたので、5宮のリリスかとずっと思っていたのですが、これも外れてはいないと思うし、やはり両方観るべきなんだと思います。でも、5宮の意味するところの恋愛などにあまり因縁めいたものはないので、やはり6ハウスとみるほうがいいのかなと思ったりしています。

同じような例が、ネイタルチャートとソーラーチャートの検証だったりします。
これもまた、両方調べてみて結構つじつまがあうものです。もちろん、出生時間が不明の人はソーラーチャートだけの検証になるので精度自体はやや落ちますが、それでも結構運勢体系は出るものです。

私自身がたまたま1宮に太陽を持っていますから、ネイタルチャートとソーラーチャートにあまりずれがないので同じような結果になりますのであまり検証しないのですが、普通はこの二つのチャートではハウスは異なってくるので、検証してみる必要はあると思います。
「今月の運勢」などという場合はだいたいソーラーチャートに基づいて調べていますので、それでもある程度当たっているという事実もありますし、ソーラーチャート、侮れません。

トランジットのリリスの話に戻りますが、やはり私自身、2013年はやたらとしんどかったのかなぁと思ったら、6宮にリリスが通過中だったのだということに今更ながら気づきました。
6宮にはペットの意味もあるので、セナ君をなくしたのも(2013年2月2日)リリスが絡んでいたんだと思って調べると、平均位置でいうと6宮でしたが、真位置だと7宮だったので、両方観ていく必要はありますし、マニアックに見ると、7宮というのは、8宮を「死」そのものだとするとその12番目ということで、「死の要因」となるのです。

トランジットのリリスは9か月でひと星座を通過しますから、不可抗力を示す範囲をトランジットの冥王星よりも絞れます。だいたい半年間ぐらいは影響を受けるわけです。
何となく最近は海外で亡くなる日本人のニュースが多いですが、そのような不慮の事故に遭う時というのは、もしかするとトランジットのリリスがその人のネイタルのライツにコンジャンクションまたは不調和座を作っているのではないかと思います。

徹底した出来事、避けられない出来事などが起きるときはリリスの検証は大事だろうと思います。

Keyword:5ハウス6ハウスリリスカルマトランジット

占星学講座に参加してみませんか?