5度以内ルール
Category:占星学・アラカルト
占星学のマニアックなことを書いた方が結構反響はあるのですが、そういったことを私なんかよりもずっと詳しく書かれているサイトはもはやたくさんありますので、私は基礎的なことで「よもやま話」っぽいことを書くのが好きなのです。
生徒さんからの質問でハッと気づくことも多く、これもまた、質問から気づいたことなのですが、5度以内ルールというのは、各ハウスにある惑星で、次のハウスのカスプの手前5度以内にある惑星は次のハウスの意味合いが強くなるということです。
私の火星がそうなのですが、5宮の終わりの方にありますので、5宮の意味も少しはありますが、ほとんどが6宮だと読めます。5宮の火星だったら、恋愛に対して肉食系みたいな感じですが、これは全く違うので、子供に厳しいということだけ当たっています。むしろ6宮に火星でワーカホリックになりやすいとか、健康面で手術の可能性大とかそういった意味合いの方がしっくりくるのです。
ただ、ハウスの最初の方にある惑星が前のハウスの影響を受けるということはありません。
星座でも最初の第一デークというのは、その星座の意味合いが強くでるように、ハウスにある惑星も、最初の方にある惑星の方がハウスの意味が強まります。マジョリティがあるような場合特に顕著で、度数がハウスのカスプの最初に近い惑星ほど強く出ます。
ソーラーチャートでも同じことが言えますので、25度以上にある惑星は、次のハウスの意味も考えて読む方がいいと思います。(精度はやや落ちることは差し引いてください)
でも、この5度というのもやや広いかなという気もします。
本によっては2・5度以内としている場合もありますので、3度ぐらいかなぁという気もします。
この5度以内ルールで特に大事なのが、アセンダントやMCの5度以内にある惑星です。
アセンダント近くの惑星は12宮の意味はなくなるし、ほとんど上昇星と言えますし、MC近くの惑星はカルミネートしていると言えます。
キャデントにある惑星は5度以内ルールだと次のハウスはアングルなので強くなりますからかなり意味が違ってきます。
このような迷いが生じた場合、やはりご本人に会って直接その人を観ながら話す方が的確ですね。
トランジットの影響力なども当然ハウスの最初の方に近い惑星が最も強く影響を受けます。
こういった素朴な疑問から、とても勉強になるのです。
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