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Astrology

小惑星を観る場合

Category:占星学・応用知識

普段はあまり観ないのですが、こと恋愛面、特にややこしい恋愛面においてや、ちょっと一般的な観方ではわかりづらい場合に、観ることがあります。

小惑星で主なものは、セレス・パラス・ジュノー・ベスタの4つですが、特に恋愛面ではジュノーとベスタが関係することが多いです。
ただ、アスペクトはオーブ2度以内で、コンジャンクションを重視します。

なんとなく不可解だった、華原朋美さん(彼女の恋愛は常に不可解ですが)と竹田恒泰さんの関係性を見てみました。
朋ちゃんの場合、太陽も月も金星も獅子座なので、水星はもはや完全にオーブなしでコンバストになっていますから、彼女の言っていることはちょっと不思議ちゃんっぽく思えます。ただ、火星は乙女座だし、決して遊べるような人ではなく、常に真面目で、裏表のない分、芸能界のようなところでは処世術にたけておらず、苦しんだと思います。
そんな彼女は、竹田さんのことを確かに好きではあったと思います。自分にないものを持っている相手に尊敬の念を抱き、そこから好意に発展するようなタイプなので、ある意味つかみどころのなさそうな竹田さんに惹かれたのはうそではないでしょう。
竹田さんは奇人タイプですし、生年月日も公表していないのですが、ちょっと調べてみたらあったので・・・。

友人ではあっても、恋愛に発展しそうな星は、ホロスコープ上ほとんどないのですが、この二人はどちらもが、恋愛に対して自信のない、恋愛下手な人同士だったことが、結果的に進展しなかった理由だと思います。
ただひとつ、朋ちゃんの火星と彼の金星がほぼタイトな合だったので、お互いに好みのタイプであり、引き合ったのですが、乙女座に金星や火星を持っている人の恋愛はどうも、完全性を求めてしまうがために、なかなか成就しないケースが多いのです。
一見奔放に見えて常に真剣で、遊びのない朋ちゃんの火星は案外自由を求めている割には安定志向だったりと矛盾したものをはらみます。この火星は魚座にあるジュノーと木星のタイトな合により、付き合った異性には、自分ときちんと向き合うことを要求するという、権利の主張をより強く求める配置になってオポジションになっています。
一方、竹田氏の金星は乙女座ですからこれまたなかなか本気で人を好きになるということが怖いため、常に友達という安全なポジションをキープしようとしてしまいます。彼の場合もまた、パラスとベスタがタイトな合で、これは、自信のなさを示すためです。そしてこれらが金星とオポジションになっていますので、ふたりとも
乙女座-魚座ラインでの現実と理想に悩んだのだと思います。

竹田氏は友達でいようとしたけれど、朋ちゃんはちゃんと付き合う以上は結婚も照準に入れたかったという感じです。(報道では逆のように思われていますが)

お互いに持っている小惑星がらみのオポジションはソーラーチャートですが、どちらもサクシデントという、人間関係を司るハウスで作られていますので、ホンワカした見た目の割には結構自己主張もするし、激しい面のある朋ちゃんの愛情はお坊ちゃん育ちの竹田氏にはやや重かったかもしれません。

小惑星は4つとも、乙女座や天秤座を支配すると言われていますし、特にセレスは乙女座を支配しています。乙女座と天秤座といえば、やはりどちらも正しさ・公平さを示す星ですから、この二人の恋愛には「適当さ」や「ほどよい関係性」というものがいい加減に映ってしまったのかもしれません。

いずれにしても、どちらもなかなか恋愛できなさそうなタイプなんだろうなと思いました。

まだまだ研究段階で私自身も手探りですが、小惑星のコンジャンクションに関しては注目しても面白いでしょうね。

Keyword:乙女座天秤座 小惑星アスペクト

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