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Astrology

月同士のコンジャンクション

Category:占星学・アラカルト

いろんな相性を観てきて、やはりこれは最も強いきずなを生む相性だなと痛感しています。
私自身は乙女座の月ですが、乙女座に月を持っている人とはほぼ100%親密になれる自信がありますし、相手も同じシンパシィを抱くようです。
もちろん、考え方の相違などはお互いの太陽星座にもよりますし、時にはぶつかることもあります。でも、結果的にはいつでもわかりあえる間柄で、「信頼度」という意味ではまず、同じ月を持つ者同士は裏切りなどはよほどのことがない限りはないだろうと確信しています。

最近、結婚の相性を観ることが多く、非常にいいことなのですが、月同士のコンジャンクションの人が多いのです。この場合は私は太鼓判を押します。ただし、長々と恋愛関係を続けていると「長すぎた春」になりますから、やはり気持ちが熱いうちに結婚を考えるべき相性です。

ただし、問題は似ているところがあるため、共感的理解は得やすいですが、欠点も似ているところがあります。
その星座の欠点をお互いが同じように持っていますので、例えば月の乙女座同士だと「気にしぃ」という点が似通っていますので、ひとたび歯車が狂うと同じことをウジウジとお互いが悩んでしまうことがあります。
ただ、時間薬が有効な相性ですから、日にちが経てば元が同じことで悩んでいたわけなので、修復は可能です。

120度や60度などの吉座相も月同士では非常にやりやすい相性にはなりますが、「好き」「嫌じゃない」という感覚なので、あっけなく終わる場合もあります。

要するにコンジャンクションというのは、相手の中に自分を見ますので、欠点があったとしても自分にも同じものがあるため、完全否定はできないのです。
ですから結婚の相性では最も私はいい相性だと捉えています。太陽星座がたとえ90度であったとしても、月が同じだということでかなり相手を理解できるからです。

一方、月同士のスクエアは厄介です。感性が合わないため、一緒に生活する場合はどちらも我慢が必要になるでしょう。この場合はもう、太陽星座同士がいい角度を取る場合に限ります。

ただ、友人夫婦で、太陽同士も月同士もスクエアなのに、太陽と月が互いにトリンになるため、非常に仲良しの夫婦がいますが、感性は全くかみ合わないのですが太陽と月を交差させて絡む努力をしていて、どちらも再婚同士というのもあるから仲よくするコツを知っているのかもしれませんが・・・。

好きという感情と、理解できるという感情は異なりますから、単に好きというだけでは結婚生活は難しいですし、やはり相手の欠点とか理解しがたい点をいかに理解していくかが肝心です。

月同士のコンジャンクションは、同性同士の友人関係でも非常に有効です。
人間はやはり誰も、自分のことを理解してほしいと思うのは当然ですから、共感できるということは信頼関係に繋がりやすいのだろうと思います。

太陽同士のコンジャンクションの場合は基本的に本質が似ているということであって、縁があるという判断はしませんが、だからなのか、ライツが全く同じ人同士というのは案外恋愛には発展しない気もします。
オポジションはどちらかというと「腹が立つけど気になる」というような感じになるので、長期間を過ごす結婚の場合にはややどちらもが大人にならないと難しいですが、コンジャンクションはまさに「絆」だと思います。

相手の考えていることが手に取るようにわかるという感覚を味わえるので、最も強力な縁を示すポイントだと思います。

でも、不思議なもので人というのは、自分にないものやわかりづらい相手ほど気になってしまうものですね。
だから、恋愛で悩む人が多いのかもしれませんが・・・。

Keyword:相性恋愛・結婚人間関係アスペクト

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