占星学の玉手箱

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Astrology

損得勘定

Category:占星学・アラカルト

損得勘定というのは誰でもある程度持っているものですし、当然だと思います。
「損して得を取れ」などという言葉がありますが、正直あまり好きではありません。
やはり損はしたくないのが本音だと思います。

で、占星学でもこの損得の関係性というのはやはりあって、どうせなら得をするような相手と付き合いたいと思うのですが、無意識にそういう相手を選んでいる場合があります。

小さいことでいえば、なんとなく良くおごってもらえる人とかがいますよね?やはりそういう人はある意味得をする運だとは思いますが、8宮に吉星が多い人が結構います。特に木星や金星がある場合で、アスペクトもよいものが多かったりすると「施される運」を持っていますので、何かしらもらう場合が多いのです。
2宮も、所有の場所なので、吉星があると得をする場合が多いかもしれません。ただ、2宮の場合は貪欲さを伴うため、自分ではあまり得を感じないかもしれませんが。

12宮や6宮に星が多い人はどうしても人に尽くしたり、何かしら人の面倒を見る羽目になったりと、損な役割が多いと感じることが多いかもしれません。

個別に相性を観ると、ライツやアセンダントに吉星の木星や金星が載るような相手は自分に得をもたらすと言われていますので、ビジネスやプライベートでもパートナーになるといいと言われます。

逆に、ライツやアセンダントに土星や火星が載る相手は、載せられた側が責任とかしんどさとかを背負うことになるので、どちらかというと損だと思うことが多い相性になりますが、これは、もし相手の方が立場的に上の立場なら、長期に渡って信頼できる関係にもなれますし、責任を果たせば非常に良い師弟関係のような縁にもなりますので一概には悪いと言えず、ライツ側の方がむしろ立場が上だったりした場合には、厄介な相性ということにはなります。

火星がライツに絡む場合は、恋愛だとやはりライツ側は好かれますが、その分エネルギッシュに追いかけられますから、しんどさも背負うことになります。恋をするというのは楽なことばかりではなく、恋は苦しいというのもその辺で、火星や土星が絡むと軽くかわせないので、真剣勝負になります。

あとは、ライツに天王星が絡む相性では、やはり唐突な相性なので、突然仲良くなったり、突然別れたりといういささかあわただしい安定しない相性になります。
海王星が絡むとこれは厄介で、はっきりとしない関係性だったり、「腐れ縁」になりやすかったり、嫌いになれないでいつまでもグジグジしてしまったりしがちです。
冥王星が絡む相手はやはりライツ側は「おっかない」気持ちになるでしょう。どうしても逆らえないような怖い相手、という感じかもしれません。

私自身の例でいえば、主人の木星に私の月は合ですから、私が得をするということになるのでしょうけど、別に金銭的に得をすることは一切ないですね。月なので、気分的には楽なのかもしれませんが・・・。あまり意識したことがないです。むしろ、私の木星が蠍座ですので、蠍座の次女に甘くなり、ついつい一緒にいると散財してしまうところがありますし、蠍座の生徒さんにも同様に甘い傾向があるのは否めずです。

お客さんでは、木星が山羊座にある世代の方が来られると、確かに常連さんになったりしますし、一時期、本当に良く来ていただいたことがありました。
金銭面という事だけでいえばやはり、太陽星座に木星が載るというのが一番得をもたらすように思います。

土星は射手座ですが、射手座の人はどちらかというとルーズな面も持っている星です。そんな射手座さんは、私には誠実に接してくれるので、やはり土星が効いているのかもしれません。ただ、射手座男性とは一切縁がないのは、きっと、土星を乗っけられるから重たくて嫌がられるのだろうと思います。

私の方も、土星が乙女座世代の人の言うことはなぜか聞いてしまいますし、多分土星が乙女座の人と一緒にいたら、散財傾向は減るのではないかなと思ったりします。

まあ、私の木星は12宮なので、結構その「損して得を取れ」をやっているんでしょうけどね。

今の時代、経済力を相手に求めるのは当然ですし、損か得かという相性診断も案外必要だったりするかもしれません。

Keyword:太陽木星土星相性金運アスペクト

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