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Astrology

妻の度量

Category:有名人ホロスコープ分析

妻の度量って、なんだろうと思うのですが、夫が「チョンボ」をした際にどれだけ肝が据わった行動に出れるかということかもしれません。
「チョンボ」で一番多いのが夫の浮気だと思いますが、それがばれた際にどう出るかということでしょうか。

180度違う対応をした二人の妻がいますので、ちょっと述べてみたいと思いました。
「相手が浮気したなら、自分も堂々と浮気すればいいんだ」と思うタイプが、あの、つちやかおりさんの例でしょう。
彼女は「正しさ(自分の)で相手を追い込む」傾向のある乙女座ですが、月が牡羊座ですので、考える前に行動する一面もあります。そのあたりの短絡的なところが、「大切な人」と勝手にお相手のことを言ってみたり、何でも赤裸々に話したんだから悪びれることはない、という自分本位の「正しさ」でお相手の迷惑?とか混乱を考えていない言動が目立ったように思います。
別に彼女がいいとか悪いとかではないですが、ホロスコープを観ると、成長に必要であるスクエアがないのです。太陽と土星のオポジションをもち、それがドラゴンヘッドで調停していますから、母親としてはまあ、3人のお子さんがいて、一番下のお子さんが難病だったりして、一生懸命元夫のふっくんと頑張ったのだろうとは思います。
ただ、彼女は金星と火星が寸分たがわない合で、蟹座です。母親であると同時に「女性としても甘えたい」という部分が強いのでしょう。金星と火星の合は、恋愛に対してストレートです。しかもその金星・火星と海王星・キローンでグランドトリンを水の星座で作りますから、一見いいアスペクトではあっても、グランドトリンが水の星座にある場合、やはり感情的な面は否めず、特に家庭に問題が起きた場合に顕著にわがままさを露呈しやすくなります。彼女は非常に「愛されたい願望」の強い人なんだろうなという気がしますので、過去に浮気を何度かしていたというふっくんをもはや男として許せないという、シャッターを下ろしてしまったんでしょう。
でも、グランドトリンが愛情面での惑星で作られていて、女度の高い星ですので、彼女を母親としてだけでなく、女としてみてくれるような男性に出会うとやはりときめいてしまったのだと思います。

太陽と天王星も合なので、これは離婚しやすいアスペクトの一つですし、結果として離婚を選びましたが、彼女の場合は常に「愛されたい願望」が根底にあったのでこのような結論を選んだのだと思いました。

一方、浜ちゃんの「チョンボ」に対してそれを赦す発言をして女をあげた、小川菜摘さんの対応はなかなか肝の据わった対応だなと思いました。
似たタイプが、あの内田裕也さんを赦し続ける樹木希林さんですが、どちらも山羊座です。希林さんは月が牡牛座ですが、小川さんは月は水瓶座。共通しているのがともに不動宮の月で、ドンと構えているというところでしょうか。小川さんも、オポジションはあり、それが調停になっているのはつちやさんと同じですが、グランドトリンなどはなく、金星と火星はスクエアになっていますから、しかもこれまた蠍座の金星と獅子座の火星という、潔い不動宮のスクエアですから、「自分が好きになったこと」に対する責任をきちんととるタイプなのです。相手の不貞は妻である自分にも責任があるんだという考え方ができるのでしょう。それは多分、彼女は浜ちゃんのことを一貫して「愛している」からだと思います。
相手に「愛されたい」ということが基幹にある妻は、夫の不貞そのものに対して「許せない」となるのでしょうけど、「愛している」という気持ちにぶれがない妻は、不貞そのものはよくないことであっても、そうなってしまった相手をしっかり管理できなかった自分への反省も同時にできるのだろうと思います。

小川さんは水星とドラゴンヘッドがオポジションなので、口は悪いし、どちらかというと恐妻キャラですが、あの、北斗晶さん同様、愛があるからそのようにふるまえるという感じがします。つまりこのオポジションが金星で調停されていますから、根底に「愛」があるわけです。さらに、太陽と木星は60度ですので、根が楽天家なのだろうとも思います。このような対応をされたら、さすがの浜ちゃんももう、頭が上がらないですね。

要するに、グランドトリンというのは、運勢自体は悪くはありませんが、自己反省をなかなか促しにくいのです。問題が生じた時、相手のせいに無意識にしてしまったり、被害者意識を持ちやすいのです。

つちやさんも会見だけ見るとサバサバしている感じはしますが(月が牡羊座なので後ろ向きな人ではないでしょう)「妻の度量」としてはやはり一貫してぶれない小川さんは、さほど好きなタイプではなかったのですが、この対応はなかなか器の大きさを感じました。

私は、主人が浮気などしないと信じていますので、実際にもしこんな場面に自分が遭遇したら、小川さんみたいにはなれないだろうとは思いますが、妻というのはやはり、ドンと構えている方が、夫は安心できるんだろうなとは思いました。

問題が生じた場合にやはりスクエアなどのハードアスペクトは、耐えうる底力をくれるように思いますが、魂のレベルによっては、残酷な対応をしたりするケースもありますので要注意ではあります。

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