占星学の玉手箱

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Astrology

冥王星のハードアスペクト

Category:占星学・アラカルト

冥王星のハードアスペクトというのは、占星学の本などを読むと結構強烈な言語が書かれているため、当てはまる人は怖くなるようです。あるお客さんとの話で、彼女は全然強烈なタイプの人でもなく、いたって普通の女性でしたが、太陽と冥王星がきれいなスクエアなので、「残忍」とか「オールオアナッシング」とか書かれているので怖いと言ってました。
ただ、太陽のハードアスペクトは性格と言うより仕事のスタンスとかに出てくるケースが多く、月のハードアスペクトの方が性格的に「しつこさ」「強烈さ」を示すように思います。
でも、ハードアスペクトというのは、いつも書いているように、それがないと人は成長できませんので、そういったアスペクトがあるということは、良い意味で言えば「カリスマ性」があるのです。決して個性がないのではなく、独自の考え方やスタイルを持っているので、それが一般的でないとどうしても社会においては「常識」とか「普通」を要求されますので、いつしか抑えるくせがついてしまうことにはなります。
でも、その、独自の個性こそ、本来大事にすべきことだと思います。

ハードアスペクトであっても、冥王星にアスペクトがあるということ自体「強さ」なので、味方につければ怖いものなしのアスペクトになります。
私は冥王星にアスペクトは多いですが、すべてソフトアスペクトですから個性はあまり強くないし、カリスマ性などはまるでありません。まあ、ソフトアスペクトですので「粘り強さ」はさりげなくあるかもしれません。
自分で気に入っているのが土星と冥王星のタイトなトラインです。「努力しています、というようにはしないけれど頑張れる」というところでしょうか。

でも、冥王星のハードアスペクトは、水星とだったらいざという時「ハチの一刺し」のように鋭いことも言えるし、火星とのハードアスペクトだと、粘り強さでは誰にも負けません。人に対して向ける必要はありませんので、自分がこうだと決めたことに対して徹底して頑張れるだけ頑張ればいいのです。
金星とのアスペクトだとそれこそ「小悪魔系」になれますし・・・。

ハードアスペクトを嫌がる方は本当に多いのですが、それだけ運が強いということになるので、いざという時に力を発揮できる強みだと思っていてください。

このアスペクトを持っているからと言って決して普段から強烈な個性が出ない方もたくさんいます。
やはり環境に対して柔軟に対応していく必要がある社会人経験が長くなるほど個性は殺す場合がありますからね。
でも、物事に対して妥協しないという点はやはりあると思います。

このようなアスペクトの多い人は、概して自分に厳しいのも特徴なのですが、それだと自分がかわいそうですので、自分をほめてあげてほしいと思います。

ただ、12ハウスに冥王星があってかつ逆行している場合は、怒りの感情が鬱屈していますので、それが爆発すると怖いため、少しずつでも吐露しておく方がいいかとは思います。

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