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Astrology

相性が良くても別れる例

Category:有名人ホロスコープ分析

一般に、相性がいいと、結婚生活も支障なくずっと行くと思われがちですが、案外実際には占星学上の相性的にはかなりいい部類で、おまけに縁もあるのでうまくいくだろうと思われる夫婦が離婚したり、逆にどうにもならないぐらい、なぜ出会ったのかと言うような相性なのに、お互いに努力をすることによって添い遂げる夫婦も多いのです。

「相性がいい」と言われるとどうしても嬉しくなってしまい、どこかで「努力しなくても相手は自分のことを理解してくれているだろう」というような慢心が生まれやすいので、そこが難しいところなのです。

おしどり夫婦として有名だった、三船美佳さんと高橋ジョージさんは泥沼離婚になりましたがこの二人、相性上は本当にいいのです。まあ、だからこそ16年も続いたのだとは思います。
結婚当時美佳さんは16歳でしたし、ジョージさんとは24歳の年の差で当時ではまあ、間額は続かないだろうと誰もが思ったでしょう。おしどり夫婦を演じているのだろうか?と言うような部分もあったり、まあ、メディアが作ったおしどり夫婦かな?とは思った部分もありましたが、実際はまあ、よく頑張った方じゃないのかなと言う気が私的にはします。

美佳さんもジョージさんもともに月が蟹座ですので家庭を重視したいという思いが強いし、金星や火星もともに相性が良いし、リリスが絡んでいるわけでもないし、ジョージさんのドラゴンヘッドは美佳さん(出生時間もわかりますので)のアセンダントの真上にありますから、一目ぼれだったのも確かでしょう。
まあ、引き合って結婚し、幸せだった時期は確実にあったと思います。
ただ、ジョージさんはもう56歳、これからは安定を望む年齢ですが、美佳さんはまだ32歳です。正直、今まで若い時期をすべて家庭につぎ込み、何もしてこなかったんじゃないかと思いますし、派手目の外見とバックボーン(三船敏郎の娘であるとか愛人だった母のこととか)から、破天荒に見られそうですが、実際は乙女座だし、女性的なタイプで、確実に亭主関白系の獅子座のジョージさんに尽くしてきたと思います。
案外こういう、派手目に見える女性の方が実際には貞淑だったり、地道に努力する素直な人が多いのです。

で、獅子座と乙女座・・・と言えば2014年、三行半をつきつけられた、フックンとつちやかおり夫妻を思い出します。

30度の関係の夫婦は多く、割とうまくいくのですが、30度と言うのも実はセミセクステルですので意味的には吉ですが、エイリアンなのです。つまり、2区分、3区分、4区分のどれ一つとっても同じものがないという間柄になります。
しかも、前の星座は自分の星座からすると隠れた敵を示しますので、どうしても苦手な面があります。ですから夫婦になった場合、できれば女性の方が前の星座であるほうがいいのです。

宮川大助・花子夫妻は花子さんが乙女座で大助さんが天秤座ですのでこの関係です。こちらは漫才とは違い、実際には花子さんはかなりの貞淑な妻ですし、実際うまくいっています。

おしどり夫婦として有名な北斗晶さんと佐々木健介さん夫妻も、北斗さんが蟹座で健介さんが獅子座ですから、北斗さんはテレビ上鬼嫁みたいですが、実際は本当にご主人を支えています。

三浦友和さんと百恵さんも、友和さんが水瓶座で百恵さんは山羊座、夫の星が妻の星のひとつあと、と言う関係がやはりうまくいくようです。

ジョージさんは獅子座ですから、蟹座の奥さんがよかったのでしょう。実際、美佳さんも月は蟹座だし、家庭的で子供思いの奥さんだとは思います。ただ、乙女座というのはやはり「正しさ」を追及するエネルギーを持っていますので、ジョージさんを尊敬していたころ(結婚当時10代ですし)はそれでよかったのかもしれませんが、母になり、徐々に強くなっていくと成長しない主人の言動に「正しくない」と言う点を見つけてしまうと金星も乙女座ですので愛せなくなっていったかと思います。

世間ではまあ、いろいろ言われていますし、実際のところは本人にしかわからないことではありますが、美佳さんの気持ちはまんざら嘘ではないだろうなと言う気がします。

しかも、美佳さんが家庭中心だった時期はずっと、プログレスの太陽が12ハウスにあった時期でしたから、今年ようやくアセンダントに載るので、余計に決心が固まったのだと思います。
実際、美佳さんのホロスコープは結構女性的で優しい星です。でも、7ハウス主星が火星で天王星と合なので、決めたらもう早いだろうし、決断した以上気持ちはぶれないと思います。

妻がいろいろ我慢しながらも尽くしてきたことを、ジョージさんはちょっと当たり前と思っていたところは否めないかもしれません。
乙女座は普段からはあまりギャーギャー感情的にならない分、内に秘めた思いもありそうですし、美佳さんは特に体面を大事にするアセンダント天秤座でもあったので、常に自分のことよりも周りのことを考えて行動するように徹してきたのかなと思いますが、実際はまだ32歳で、東半球に星が多く、自分の世界というものをもっと持ちたいと思います。
でも、彼女のドラゴンヘッドは蟹座ですし、決してお子さんのことをないがしろにしたりはしないでしょうし、すぐに誰かと再婚だとかそういうことも考えていないと思います。

この離婚に関しては単なるわがままとか子供じみているとかではなく、普通に納得いくものだなと思いました。

世の男性は、奥さんが何も言わずに家庭のことをしているからといって安心しているとこういうことが起きる場合もあると少し肝に銘じた方がいいかなと思う事例でした。

特に芸能人は自立できますから、今や女性は自立心が強まっている時代です。男性は寂しい老後を迎えないようにしないといけません。

ただ、美佳さんが今後乙女座ゆえの毒舌キャラになったりしてしまうとちょっと・・・・と言う気にはなりますから、相手の批判だけはやめた方が賢明だろうなとは思います。

Keyword:獅子座乙女座アセンダント恋愛・結婚家庭・子育てカルマアスペクト

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