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Astrology

人間関係を司る惑星

Category:占星学・応用知識

一般的に人間関係運は7ハウスで観ますが、惑星ではどの惑星を観ればいいのかというと、通常は金星がそれを司ります。対人関係総称を司る天秤座の主星が金星で、ナチュラルハウスが7ハウスだからだと思います。
人と関わるので水星も大事ではありますが、水星そのものは吉凶のない惑星ですので、どちらかというとよほどアスペクトが多いとか特徴がない限りはそれ単体ではあまり強くは見ないことが多いのです。

金星は火星を伴うと恋愛になりますが、単体ではお金(財布の中にあるお金のこと)・美しいもの、甘いもの、そして人間関係を示します。
ですから相手に働きかける場合、金星が相手のライツに働きかけるようになるのですが、金星は太陽と48度以上は離れないので、アスペクト自体はコンジャンクション・セミセクステル・セミスクエアしかありませんが、太陽と矛盾のない星座にある場合とそうでない場合で少し人間関係において変わってくると思います。
しかも、人間は、対外的には割と月星座が出るので、月の星座になると金星とはさまざまな角度を取りますから、矛盾するケースも多々出てきます。
私は太陽も金星もともに山羊座なのでまるで矛盾がないし、月も乙女座で地象ばかりですので、やはりライツが地か水の人とは人間関係においてあまり迷わないのですが、ライツの両方ともが火や風にある人に対しては気を使います。(相手があまり気を使っていないのに)
そこに、普段の行動パターンとしてのアセンダントが加わってくると、私のアセンダントが射手座なので、火の星座にライツのある人は射手座的側面で接していくことにしていますのであまり違和感を感じません。

ただ、太陽は山羊座9度で、金星は山羊座21度と離れていますから、金星でいうところの人間関係だと、最初から太陽星座で本音を出すということはまずないですから、山羊座金星は金星の中でも最もかわいげのない星になりますので、フレンドリーとは程遠く、やや威圧的に感じられてしまう場合があります。
太陽は家ですっぴんでお風呂に入っているような無防備な状態をさしますが、金星はすっぴんでも服を着ている状況で、服は毎日気分とか気温とかで変わりますので、そういう状況です。

人は、人とあまり接したくない気分のときは不思議と黒っぽい洋服を着ることが多いのですが、そんな時でも人と接さなければならない場合もあります。そういった時の金星がその場では出てしまいます。
よく、女性で男性から「黙っていればいいのに」とか言われる人がいますがたぶんこういう人は、水星と金星もしくは太陽と金星の星座が異なる人ではないでしょうか?
私はたいてい乙女座に観られますので、月が強いのでしょうけど、水星が射手座なので、話すと案外「面白い」と評価が変わります。でも、本質は自分でも言いきれますが決して射手座的ではありません。

おとなしいというのと無口だというのは違いますし、社交的=おしゃべりというのでもありません。
いつも聞き役でも、大勢の輪の中に平気で入れる人もいれば、私などは比較的おしゃべりですが、大勢は苦手ですし、最終的にはやはり金星が出てくるような気はします。
自分の金星が水瓶座だったら、水星と調和座になるのにと思いますが、グランドトリンの一角で冒険をしようとしない金星は、イマイチうまく人間関係に使えず、守りに入っている感じがします。
しかも、ドラゴンヘッドとスクエアなので、大衆に働きかけるのが苦手なんだなと思う次第です。

皆さんの金星も分析してみてくださいね。

Keyword:7ハウス 金星太陽アセンダント性格人間関係

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