2ハウスについて

2ハウスというと、占星学の本ではたいてい「金運」を観るハウスと書かれています。
もちろんそうなのですが、牡牛座のナチュラすハウスということをいろいろ考えていくとそれだけではないということもわかりますね。

牡牛座はもちろん金運が比較的ある人の多い星です（楽をして割とお金が入りやすい傾向）。でも、他にも「所有」がキーワードになるハウスなので、所有物すべてをさしますから、それは人間に対してもそうなのです。ということはつまり「所有欲」の対象すべてになりますから、「自分が執着している相手」ということを示すこともあり、親とかもその意味ではそうなってきます。

あと、牡牛座は喉をあらわすので、表現するということを示す場合もあります。3ハウスももちろんコミュニケーションなので表現するハウスですが、2ハウスの表現はどちらかというと歌うとか芸術で表現するというような五感を使った事柄になってきます。牡牛座のアナウンサーや司会者は本当に多いのでびっくりします。3ハウスをナチュラルハウスに持つ双子座ももちろんバラエティで活躍する人は多いですが、基礎的に「話術」を学ぶアナウンサーは牡牛座の宝庫です。（加藤綾子さん・生野陽子さん・吉川美代子さん等、男性ではバナナマンの2人・上田晋也さん・加藤浩次さんなど司会者が多いですね）

それと、心理占星学ではこのハウスは自己実現のハウスなので、自信を示すハウスでもあります。
このハウスに吉星が通るときはおおむね自信を持ちやすい時期ですから、自分のやっていることにぶれないし、信念を貫くことで大きな自信が確信になります。
牡牛座が比較的シンがぶれないというのも関係していると思います。

以前私はここに、自分の星座の前後の星座はエイリアンサインなのに、結婚には良い場合が多いと書いたかと思いますが、特に自分の後の星座に関しては一目置いている場合が多いため、その星座の相手に褒められたり認められることは大いに自信につながるわけです。

もちろん、ネイタルチャートでいう2ハウスの星座というのもあるのですが、ソーラーでいう2ハウスにあたる星座をさすことが多いでしょう。
私はネイタルとソーラーがほぼ同じなので、2ハウスはカスプは実際は山羊座ですが、ソーラーだと水瓶座です。実際、母親が水瓶座ですが、あまりほめてもらった記憶がないので自信はあまりない人間になってしまいました。
水瓶座自体、あまり人をべた褒めする星ではないのですが、確かにこの星を持った人に認めてもらうとものすごく真実味を帯びます（お世辞を言わない星なので）。

逆に自分の星座のひとつ前の星座は「赦し」になるので、甘くなります。
その人の欠点をなぜか赦せる場合が多くなります。

2ハウスはそのようにいろんな意味がありますので、結構読みづらいハウスですが、マニアックに読むとほかにもありますし、自分を認めるにはとても重要なハウスになります。