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Astrology

柔軟宮同士の恋愛

Category:有名人ホロスコープ分析

柔軟宮の人同士の恋愛というのはいささか厄介です。
活動宮同士だと割とあっさりしていて、別れる時も後に引かない潔さがありますし、不動宮同士だともう、嫌いになったら顔も見たくなくなるという感じなので、罵り合いとかやや修羅場はありそうですが、別れたらもう、二度と会わないという明確な感じになりがちでしょう。

ただ、柔軟宮同士というのはどうも、すべてにおいて「中途半端」になってしまうので、別れ話が本人だけの感覚になっていたり、別れたはずなのになぜか友達になっているとか、別れたりくっついたりを繰り返したり、はたから見るとはっきりしない関係性が多いのです。

この関係性は、どちらかが別れたいと思った場合、非常に厄介なのです。

別れるときにすったもんだを繰り返していた片岡愛之助さんと熊切あさ美さんですが、愛之助さんってもう、見るからにあの物腰は魚座だろうと思っていたらやはり魚座でした。
一方の熊切さんは双子座。月はどちらも活動宮なので一見するとあっさりした感じに見えますが、柔軟宮というのは比較的人に対して憎しみとか明確に嫌いだという感覚がないので、別れたいと思ってもその理由は相手のどこが嫌というより、単に自分自身が「飽きた」とか「ときめきを感じなくなった」とかひどいのになると「面倒になった」というような感じだからなので、相手にはっきり伝えるようなものでもないから、相手にしてみれば「最近冷たいな」とは感じてもはっきり別れようと言われているわけじゃないから、わからないのです。
しかも相手も柔軟宮だと相手が冷たいなと感じても「なぜ?」というような詰め寄り方をあまりせず、むしろ自分が悪いのかなと思ってしまったりします。
お互いが正直「相手任せ」なのです。
自分自身の行動を相手の行動によって決めるというような一面があるので、関係が「なあなあ」になりやすいのです。

このお二人も確かにマンネリ化してはいたのでしょうけど、激しい喧嘩とかをあまりしないため、一緒にいることぐらいはできてしまうのです。

太陽星座以外は割とあっさりした配置の二人なのですが、火星がどちらも地象サインなので、「一緒に住んでいた」となるとお金や物などが絡み、はっきりさせないと今回のようにヤバくなるのでしょう。
熊切さんは月が牡羊座だし金星も双子座ですので、愛之助さんからすれば「あっさりした性格」だと思っていたはずですし、実際、彼女はきっと、今までの恋愛においては自分が振られたことがないのかもしれません。
双子座も気の多い星のひとつなので、自分が相手に飽きてしまい、別れたということはあったでしょうけど、まあ、もてる女性い多いパターンで、自分が振られるということ自体がありえないことなのです。

月の牡羊座は確かに明確な性格ではありますが、それだけにはっきりした理由がないと納得もしません。
理由をちゃんと言わず、フェイドアウトしようとするのが魚座男性の悪い癖で、愛之助さんの月は天秤座ですから、中途半端に優しいという性格が実に罪作りなのです。
本当に優しい人は、はっきりと振ってあげるということもできますが、この方はできません。
相手の悲しむ顔を見たりすると情が移っているからなのか、強く言えなくなるのでしょうけど、それはやはり男性としてはダメですね。

もちろんご本人同士にしかわからない理由があるのでしょうけど、占星学的に見るとやはり実にスッキリしない関係になりやすいパターンだし、泥沼化したのもうなずけます。

ただ、愛之助さんはやはり女性にもてるせいか、かつて二股疑惑だった塩谷瞬さんとい俳優さんみたいにぼろくそに言われることはなく、むしろ女性の熊切さんがメディアの前で涙を流したりしたというのが評判を悪くしているようです。私はニュースは見ていませんし、あくまでもホロスコープを見ただけですが、その後愛之助さんは活動宮のパワフルさを持つ藤原紀香さんと結婚しましたので、柔軟宮と活動宮の夫婦は案外多いかもしれません。(最近結婚報道が出た魚座の、紀香さんの全夫である陣内智則さんと松村未央アナウンサーですが、松村アナも奇しくも蟹座でした)

熊切さんの動向だけを観たら、どこかに蟹座などのウエットな星があるのかなと思ったのですが、火星の乙女座がどうも自分の正当性を打ち出しているようで、「私は悪くない」という態度が出すぎているのではないかなとも感じます。
完全に受け身なのに月だけが牡羊座という激しい星だけに、アンバランスになります。

ただ、愛之助さんは、藤原紀香さんをサバサバした女性だとまた思っているかもしれませんが、紀香さんはライツは蟹座・月乙女座ですので熊切さん以上に「かまってちゃん」の傾向があるように思います。

恋愛は金星・火星でするので、愛之助さんも熊切さんも、金星と火星だけだったら割とさっぱりした関係だったのですが、一緒に住むという関係だったのがちょっとまずかったのではないでしょうか?
一緒に住むということは結婚に近い関係なのでライツがマトモに出てきます。
特に家では太陽星座が無防備に出てくるので、これが柔軟宮同士だと、こじれても生活できるだけになかなかハッキリ、すっきりとはしません。

友人でも、射手座と魚座の柔軟宮同士の恋愛をしていたけれど別れて、でもまだお友達だという人たちがいますが、この方々はライツがお二人ともともに柔軟宮でした。太陽と金星がただ二つしかない活動宮になっている私にはこういう関係はまるでわかりません。

愛之助さんと熊切さんで言うと、愛之助さんの土星が双子座だったのもちょっとまずいですし(熊切さんに対して責任を取らないといけない)
なんといっても熊切さんのリリスが天秤座で、愛之助さんの月の上にあるのが一番よくないですね。
リリスは冥王星をさらに劇化したような星なので、それが月に載ったということは、執着されてしまいますから、本来サバサバした感じの熊切さんが、愛之助さんにだけは執着してしまったのでしょう。

まあ、「どっちもどっち」なんでしょうけどね。
愛之助さんと紀香さんがうまくいくかはまあ、紀香さんは2回目ですし、前の結婚で学んだことを生かしていくでしょう。
「梨園の妻」ですし、さすがにメディア露出は減ってきました。
そうなればたたかれることも少なくなると思います。
陣内さんも同じく蟹座の松村アナと結婚するのですが、やはり2度目だし、前の結婚での教訓を生かしてほしいものです。松村アナはなんとも、月も牡羊座だし金星獅子座・火星山羊座と個人天体に柔軟宮がありませんのでかなりはっきりした性格だと思います。まあ、陣内さんが尻に敷かれるのは当然のような感じですが、そのほうがうまくいくかもしれませんね。

Keyword:双子座乙女座射手座魚座金星太陽火星恋愛・結婚アスペクト3区分

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