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Astrology

月星座の出方

Category:占星学・応用知識

最近、特に感じることなのですが、同じ月星座を持っている人でも、太陽星座との兼ね合いやほかの惑星とのアスペクトによって、出方が本当に異なるものだということです。

月はやはり満ち欠けするし、動きが早いため、他の惑星の影響を最も受けやすいと思いますから、同じ「〇〇座の月」と言ってもその出方は180度違う場合もあります。

例えば私自身の月は乙女座ですが、グランドトラインの一角でもあるので、比較的アスペクトは吉座相が多いのです。なので、感性が乙女チックであるとか、割と年齢の割には幼い面があり、自分で言うのもなんですがあまり擦れていません。
でも、私が常に課題としているのが月と水星のタイトなスクエアです。
言語化するとどうも、私の月はネガティヴな言語を発しやすいようで、気配りをしているつもりが、取り越し苦労になったり、過剰な心配性と言う形で相手に伝わってしまうことが多くなります。

でも、もともとハードアスペクトの多い月の乙女座の人の場合、心配性というのが人に対してでなく自分に向かいます。戸締りをしただろうかとか、自分が言ったことが相手にどう伝わっているかとか、嫌われていないだろうかと言うような感じになるわけです。
友人で、乙女座の月がかなりアフリクトされている人がいますが、彼女の会話の大半は自分のことです。
太陽と火星と両方に対してスクエアになるため、男性をあまり信用できないようですし、異性の話が多いのも特徴です。誰かのことを心配しているけれど、相手を心配するというより、相手の行動に対して自分がどう思われるかと言う外部の目を気にしています。
私のようにネガティヴさはああまりなく、異性に対してのみ過剰に働く感じがします。太陽星座がスクエアになっているため、本来の自分と内面にかなりギャップがあります。
一見悩みがなさそうに見えるのですが、実際は繊細で結構気にしいというのは月の乙女座の共通点です。

さらには月がハードでもオポジションになっている人の場合は、対外的に月が出ますので、月が乙女座だと神経質な印象を与えると思いますが、太陽はオポジションだと魚座なので、自分自身の性格としては案外ノーテンキだったりします。他人に対してだけナーバスに反応しますが、自分自身は天然系だったりします。

このように、月星座は同じであっても、どの惑星と主にアスペクトしているかということや、ハード・ソフトいずれのアスペクトが多いのかということ、さらには一番重要なのが、太陽星座との関係だろうと思います。

あと、アセンダントとの兼ね合いも結構大事でしょう。
月は変化運を示すので、アセンダントとのアスペクトによって、対人関係がかなり違ってきます。
日によって態度が変わるという場合があったり、やや気まぐれ傾向があるし、合やハードアスペクトの場合、自分自身に余裕のない時は最も悪く出やすいのではないかと思います。
私自身、月はMCと合になりますから、仕事面で変化が多いというか、個性の違う人を相手にする仕事ということもあって、相手によってやはり対応を変えていかないといけないんじゃないかと言うことにどうも気を使いすぎている気がします。アセンダントとはスクエアになるので、確かに自分に余裕がないとなかなか相手に対しての気配りが普段できる方なのもあって、余計に期待外れ?の対応をするかもしれず、毎日の月の星座によってもまた変わるし、月と言うのは本当に短いサイクルの出方にはなるものの、相手に対してのインパクトがその時強いので、本来の太陽星座を使うことができなくなる恐れもありますね。

射手座アセンダントに土星が載る今、射手座的楽観性はかなり抑えられているのもあって、月の乙女座が余計にマイナスの作用に働くことが多いですから、できるだけ太陽の山羊座でしっかりとぶれないものを打ち立てたいと思います。

他の月星座についても同じようなことが言えますので、TPOで月がどのように出るのか、客観的に見つめるのも大事だろうと思います。

Keyword:太陽アセンダント性格人間関係トランジットアスペクト

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