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Astrology

ソフトアスペクトの使い方

Category:占星学・応用知識

スクエアやオポジションなどのハードアスペクトを持つ惑星に、トランジットやプログレスの惑星が載る時は同時にハードアスペクトが強調されるため、何らかの変化や出来事が起きやすく、自分でも自覚しやすくなりますが、ソフトアスペクトというのはそれだけでは穏やかな惑星の配置であり、別段いいことが起きるというのではなく、守りに入っているため悪いことは起きないというだけなのです。

でも、やはり人はソフトアスペクトがあると安心しますし実際それらは平穏無事に過ごすためのお守りのようなものではあるのです。

ただ、ソフトアスペクトの代表でもあるグランドトラインに対してその惑星の上にトランジットやプログレスの惑星が載ると、いいことが二倍に起きるのではなく、別段穏やかに過ごすだけでなんら変化をもたらすわけではありません。実際私自身、2016年はトランジット木星がほぼ月(グランドトラインの一角)の上にありましたが、特に何もいいことなどありませんでしたし、むしろアセンダントの上にいるトランジット土星の影響の方がまともにあって、体調はずっと低め安定でした(寒暖差が激しすぎるので血圧が乱高下しています)。

ただ、これらを有効利用するために必要なのは、グランドトラインの一角の惑星とオポジションを形成する何らかの惑星が来た時、「カイト」という形になるので、これは、非常に何かしらソフトアスペクトが生きてくる配置になってきます。
私のグランドトラインは月・金星・火星ですが、火星はシングルトンなので非常に強い影響があり、グランドトラインでもあるのですがグランドクロスの一角にもなっていて、品位も悪いのであまり良いことが起きません。でも、火星は牡牛座なので、反対側の蠍座に何らかの惑星がある時は良い事象を生みます。私ですと、トランジットなら蠍座7度~27度の間にある時や、プログレスだったら蠍座16度~18度の間にある時は、何等かの良いことが起きやすくなっています。実際、月が蠍座の日は割といいことが起きるのです。
例えばトランジットの凶星が来ても、グランドトラインで緩和されるため、最悪の事態は免れます。これがソフトアスペクトの効果だろうと思います。

セクスタイルも有効利用できるのです。「小三角」と言う配置になった場合、比較的狭いハウス内での良い出来事が起きるので、使いやすいのです。
私はもともと11ハウスの海王星が太陽・冥王星とで小三角になり、1・11・9ハウスですので占いを教えたり研究するということでアイデンティティを確立しているところがあります。海王星なのでカードなどを用いた方が穏やかさを保てるという感じです。だから、占星学が好きですが、タロットやインナーチャイルドカードで癒しを求めるのだと思います。

ソフトアスペクトをただの「宝の持ち腐れ」にしないためにも、カイトや小三角になる時期を探すと、いいことを呼び寄せられると思います。

Keyword:カルマトランジットアスペクト

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