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Astrology

独断と偏見による12星座分析 蟹座

Category:占星学・太陽の12星座分析

~セレーネ・沙湖の独断と偏見による12星座分析~
蟹座(6月22日~7月23日生まれ)

この星は明るいタイプとおとなしいタイプの二つにはっきりと分かれます。水の星座特有の感情的な星なので、それが表に出る場合は愛想がよく、サービス精神旺盛な明るいタイプになりますが、内にこもった場合は一見すると目立たないし、人見知りの激しいおとなしいタイプになります。
ただ、蟹座は活動宮に属しますので、「内弁慶」で「ワガママ」な性質があり、家族という安心できるテリトリーでは非常に「甘え」が強まり、駄々っ子のように暴君にすらなります。まさに、蟹が甲羅に守られて柔らかい中身を守っているようなものです。この、「内ヅラの悪さ」は逆に愛想がなかったりモノを言わないというような「甘え」で出る場合もあるのでこの屈折の仕方を家族はわかる必要があります。
外では気を使い、なかなか本領発揮できないため、家だといい子になるのをやめるのです。
いずれにせよ、幼児性の強い星ですから、子供のように突然はしゃいだり泣いたり、ふくれたりすねたり、気まぐれというレッテルを貼られることが多いでしょう。おとなしそうに見える蟹座も実は「目立ちたがり」で「仕切りたがり」ですから、心を許せる間柄だと世話好きで、お節介焼きであるという本来の性質は持っています。
よく言えば守護星である月の示すところの「母性」の強いタイプで、細かいところによく気がつき、やたらマメだったりもします。(飲みに行くとみんなの注文を聞いたり、空いたグラスにお酒を注ぎまわるような人です)
男性でも「おばさん」度の高い人が多く、やたら世話好きですが、喋ると止まらない人もいます。
そして、何かを持っていると安心するのか、「収集癖」のある人も多く、とにかく「スキンシップ」が大好きで、「そんなことない」と言ってる人も、お酒に酔うと誰かに抱きついたり、意外と大胆になるので不思議です。
シャイな蟹座もいますが、大概は「触れられる」と幸せを感じる人が多いでしょう。
守護星の月の影響で、女性的な性格が良くも悪くも出ます。よい場合は「気配り上手」になり、思いやりのある、良妻賢母のようなタイプになりますが、悪く出ると結構グジグジして、つまらないことをくよくよ気にする小心な面が出てきます。特に過去を吹っ切るのはなかなか上手ではなく、月がその姿を毎日変えるように、自分の内面での変化の多い星で、何かと不安を抱えている場合が多く、気分が一定せず「せっかち」であることが多いのです。
これが「お天気屋」だと時々いわれてしまう所以でしょう。せっかく行動力もあるにもかかわらず、嫌なことがあった場合に、「悔しい」という感情よりも「悲しい」という感情に支配されて、負けん気を出すよりも諦めてしまったり悲観的になったり、さらにはメランコリックな自分に陶酔する人までいるので、小さくまとまった人間になりがちなのです。
本来我が強く、蟹座の話をよく聞いていると「私が・・・」という一人称で話をすることが結構多く、人の話を聞くのも好きではありますが、結果的には自分の話をしていることが多いのです。ただ、天性の「甘え上手」なところがあるため、蟹座の自己中心性は「かわいらしさ」(自分に関心を持って欲しいという人懐こさの一種の形)として映るので、その点では得をすることが多いし、比較的年配の人に気に入られやすいキャラクターです。
家庭に対する思い入れが強い星でもあるため、幼少期の家庭環境が大きく影響する星でもあります。
愛されるとお人形のように扱われることを望み、アイドルのようなタイプになりますので、明るい蟹座になる場合が多いでしょう。でも、家庭が安住の地にならない蟹座は、「自分だけを愛してくれる人」を探し求め、いずれにしても結婚願望は強い星のひとつです。「家庭」を持つことで安心できるからで、その中で自分が仕切っていくことに生きがいを感じるのです。そのくせ、「愛されたい」という気持ちが人一倍強いため、自分が好きになった人に対しては一途で重くなり、依存心が強いのも重なってやや鬱陶しいタイプになりがちです。
好きでもない相手に好きになられたときは実にワガママで相手を振り回すくせに、自分が惚れてしまったらもう、尽くしすぎて相手を疲れさせるという矛盾を抱えてしまいます。恋愛においてはプライドなど一切捨ててしまうところがあるため、そこが感情過多だと思われてしまいます。セルフコントロールができているととても情緒的で優しいのですが、ひとたび狂ってしまうと、マイナス志向になり、泥沼化しやすい星でしょう。
簡単に言うと、恋愛面でハッピーだとノーテンキですが、どん底になると悲劇のヒロインになります。
ただ、この星は「庶民性」の星でもあり、お茶の間向きのあったかいモノを持った「癒し系」が非常に多いのです。
人懐こい笑顔が魅力的な人が多いので、できるだけ笑顔を絶やさないようにすると、幸運がやってきます。
A型の蟹座は人見知りが多かったりしますが、金星が双子座や獅子座にある場合はかなりの社交性を発揮しますし、用心深さばかりを全面に出しているとチャンスを逃して、愚痴の多い人生になってしまいます。
周囲の人をホッとさせる魅力は天性のものなのですから、無理に気配りをしなくても、もともと持っている性質なのだと気づいてください。この星に「胃の弱い」人が多く見られるのは、どうしても対人面で必要以上にサービス精神を発揮しすぎてしまうからだと思います。高望みせず、分相応に生きられる蟹座は非常に幸せなのですが、欲を出したり、理想が高くなってしまうと鼻持ちならないタイプになってしまうので注意してください。
正直ですから、人の好き、嫌いも非常にハッキリしています。手先が器用な割には生き方が不器用な人も多く、芸術性はすぐれていますし、いわゆる「芸人タイプ」なので、芸能界は蟹座の宝庫ですし、特にお笑い界には突出しています。
下手な理屈をこねず、素直になれる蟹座は愛すべきキャラですが、変に論理的に構えようとすると、感情がすぐに顔に出るため、アンバランスさを露呈して嫌われるだけです。要するに自分をどれだけ「客観視」できるかがこの星の課題になります。
結局、「環境」に左右されやすい星なので、自分のテリトリーさえ確保できれば平和なのです。受身で、どうしても周囲に過剰な期待をしては思い通りにならないとショックを受けてヒステリックになるのは否めません。甘やかされて育った蟹座はわがままさだけが突出しますし、厳しくされすぎるとおどおどした感じになり、恋愛面で素直になれなかったりしますが、大事にされながらもきちんと教育された蟹座はもう、最高の家庭人になります。
食べることが大好きな人も多いので、料理上手にも多く見られますし、家事一般は得意な人が多いでしょう。
芸能界では代表選手が男性では明石家さんまさんで、「おばさん」のようなキャラはお茶の間ではもう、不可欠ですね。
そのほかにも、桂文枝師匠、西川きよしさん、間寛平さんなどのお笑い陣や、母性本能をくすぐる藤木直人さんや永瀬正敏さん、二枚目なのに三枚目もできる阿部寛さんや堤真一さん、若手ではV6の三宅健さんやNEWSの増田貴久さんなど、何となく優しい雰囲気を漂わせていますね。さらには脚本家でもやや庶民派の三谷幸喜さんや、宮藤官九郎さんなど、決して強い感じの人はいませんね。女性は結婚してもなお若々しい人が続出で、広末涼子さんをはじめ、優香さんや井川遥さん、庶民派として魅力のある久本雅美さんや研ナオコさんなどたくさんいます。バラエティーに向いているようなどこかお高くない人が多いですね。
お茶の間向きなので、AKBやその卒業生にも多く、前田敦子さんや柏木由紀さん、板野友美さんなどみなさんキュートですね。
ただし、恋愛面ではお騒がせなタイプとして、中森明菜さんや小柳ルミ子さんなど、さらには故・ダイアナ妃など、「なるほど・・」と思えるような顔ぶれです。杉本彩さんや藤原紀香さん、長谷川京子さんなんかも一見かっこいいですが、実は内弁慶で案外甘えん坊なのかも・・・。
さらにはキャリアウーマンの代表格のような、小池百合子東京都知事も蟹座ですが、国民目線でお高くない印象や、おしゃれなところなどは蟹座の女性性が出ていますね。
バラエティに富んだ布陣ですが、なんとなくプライベートはみなさんかわいらしさを持ってる人たちではないかなと思います。

Keyword:蟹座太陽

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