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Astrology

ホロスコープは人生の地図

Category:有名人ホロスコープ分析

ホロスコープは人生の地図のようなものだと解釈してほしいなと思います。

地図はもちろん大まかなものは変化しませんが、時の経過に伴い、周りの風景は刻々と変わります。
しかも、自分が行きたいと思ったところがどんなところなのか、事前に知っておけばそれが結構行きにくい場所だったり、険しい道があったり、駅から遠いとかいろんな困難なことがあっても最初にわかっているのであまり怖いと思わないし、不安は半減すると思います。

もちろん、行き当たりばったりの人生を楽しみたいという人は、地図を見なくてもいいのです。

それと同じような考えで、ホロスコープを捉えると、自分の人生はだいたいそういうものなのか・・・と思えますが、例えば同じ生年月日で出生時間もほぼ同じで、同じ地域で生まれた人は同じ運命をたどるのかと言うと全然違うと思います。
でも、多分基本的にもっている性格とか、運命体系の多くは似ているのです。
ただ、その人の家庭環境や兄弟関係、さらには学習環境や友人関係に至ってまでは同じと言うことはまずありえません。双子であったとしても、友人や関わる他人は異なってきますし、同じ時間に同じことをしているわけではありません。

高知東生が逮捕されましたが、なんと、彼はあの、霊能者の江原啓之さんと生年月日が全く同じです。
でも、彼らには何の共通項も見いだせないですよね?
もちろん生まれた時間や場所は大きく異なるでしょうし、育った環境もまるで違うとは思います。
出生時間はどちらもわからないし、この生年月日(1964年12月22日)は朝5時までは射手座29度ですが、それ以降だと山羊座0度になります。もしこの二人がどちらかが朝5時までの生まれだったら星座そのものが異なってくるので、かなり性格にも違いが出るでしょう。

大まかに言うと、この日のホロスコープでは水星の凶角が目立ってきます。
ですから、高知東生も、江原啓之さんも、「言霊」を使うということにおいて、大事なわけですが、江原さんは霊能者として生きていますので、やはり言葉の使い方には非常に気を使っていると思いますし、彼の言葉には普通の人が言う言葉よりも重みがあるのですから、やはりかなり考えてモノを言う必要はあると思います。
でも、高知東生の場合は、そこまで自分の言動に責任を負う必要のない環境で生きてきたと思いますし、かつてもまあ、割といい加減な感じだったりして、高島礼子さんがなぜこの一種の「ダメンズ」と結婚したのかと不思議な気もしました。
ただ、ある意味「口はうまい」のだと思います。高島さん・・・金星も火星も双子座ですので案外プレイボーイっぽい男性に惹かれてしまうようですし・・・。

要するに水星と言うのは本当に使い方を考えれば人に多大な影響力を与えることもできますが、使い道を間違えれば詐欺とか嘘とか、偽りの言葉になってしまいますから、高知氏の場合は去年芸能界を引退した理由が「高島礼子さんのお父さんの介護のため」ということで、ものすごく美談とも言われたし、まあ、高知氏の月は獅子座ですから、獅子座の女優・高島礼子に惚れ込んでいたのは嘘ではないだろうと思います。
真実は定かではありませんが、もし、介護のための引退が嘘で、覚せい剤や大麻に手を染めていたからだったとしたらもう、水星の使い道を完全に間違えたことになります。

まあ、いずれにしても高知東生は逮捕されたので、犯罪者になってしまったわけです。

要するにおなじホロスコープを持っている場合は、アスペクトは基本的にほぼ同じになりますが、結果的にはそのホロスコープのどの部分を使ったかによりますし、運命的に先天運として持っているものを努力で変えることは可能なのです。
もう一人、中野英雄さんという俳優さんとも同じ生年月日だそうですが、この人はよくやくざ映画とかに出ている人で、高知氏と少し似たような破天荒なイメージはあります。

これはまあ、生年月日が同じ人同士という例ですが、各人のホロスコープにおいても、気になるアスペクトがあればそれをいかに上手に生かすかということは本人の努力もしくは魂のレベルの差ということになってきます。
嫌なことがあった場合に、そのことにばかりこだわって生きるか、何か必要な意味があったからそういう事態になったんだと捉えて次のステージに行くための試練として生かしていくのか、考え方いかんで変わってきます。
「また同じことがあったらどうしよう~」と思っているとだいたい同じようになりますが「もう二度と同じことはしない」と思えば不思議としないのです。

とは言っても私自身もまだまだ魂レベルが発展途上だからか、嫌なことがあると凹み、また同じことが起きるんじゃないかといつも思ってしまうタイプなので、なかなかそれを教訓にして・・・とはいかないものです。

ただ、ハードアスペクト(私で言えば太陽と土星の合、月と水星のスクエア、火星と木星の180度が非常に気にはなります)はやはりそれらしい試練をくれます。それでも、もともとわかっているので「あ、やっぱり来たか」という備えはできますのであまり怖いとは思いません。
努力で回避しづらいのは特に火星と木星の凶角のように、お金がない時に限って使わざるを得ない状況に陥るというのはあります。ただ、他のところで良いアスペクト(木星と太陽と海王星の小三角)を使うことで、お金を何とか工面できる場合があるのです。
病気などの暗示はなかなか回避しづらいところもありますが、それでも、例えば事故運の最たるもの、火星と天王星の凶角(私も持っています)がある人は、私のように必要なかったら免許は取らないという回避の仕方もあるし、どうしても車に乗らないといけない場合は、なるべく高速道路を走らないとか、制限速度で走るなどいろんな方法はあります。たとえ事故に遭っても最悪の事態を免れることができます。
逆に太陽と木星が120度などで喜んでいたら楽観過剰からとんでもないことになる場合だってあります。

私などはあまり楽観的ではないので、降水確率30%以上だったらまず傘を持っていきますが、降水確率70%でも、家を出るときに雨でなかったら傘を持たないという人もかなりいます。こういう人は概して楽観的なので実際に雨が降らなかったり、降っても「傘を持って来ればよかった」などとは思わず多分「少々の雨だったら濡れてもいいや」と思うでしょう。私と後者の人は同じようにもしかすると太陽と土星の凶角を持っているかもしれませんが、後者の人はきっと太陽と木星が120度だったり、何かしら何とかなるさと言うような星も同時に持っているような感じです。

アスペクトは一つではないので、総合的に判断して使えばいいのです。

私自身も若いころはハードアスペクトにとらわれていた時期があったのですが、ハードアスペクトは気づきをくれる大事なアスペクトだと今は思っているので確かにいやなときもありますが、必要以上にとらわれることはなくなりました。

自分のホロスコープを生かすも殺すも自分次第ということです。

Keyword:カルマアスペクト

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