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Astrology

四区分(エレメント)その2地象サイン

Category:占星学・基礎知識

火象サインが直感型であると書きましたが、その反対を担うのが地象サインです。いわゆる「土」のエレメントでもありますが、火と同様形のあるもので、土台となっていたり固いものでもあるので、火以上に現実的な事柄を司ります。いわゆる感覚型で、触ってみないとわからない、用心深い性質をあらわします。
地象サインはすべて女性宮です。

まず牡牛座は不動宮です。変化を嫌う安定第一を望む星ですので、平和主義で変わらないものを信じます。ですからお金や物質など、形に残るものが好きです。
乙女座は柔軟宮なので、形と言っても物質よりも知識や知性などを好みますので、それらをカタチにした本や論文などを読んだり書いたりさらには批評も得意です。
山羊座は活動宮ですから、地位や名声など、自分自身が動いて得たものを望みます。社会的な目標を持つことを求めます。

地の星座3人がたとえば一緒に勉強をしようとした場合、きれいなノートや美しい色のペンを使って図を書いたりするのは牡牛座で、ノートに小まめにまとめるのは何と言っても乙女座の得意分野です。そしてそれらをプレゼンしたり、発表したりしてリーダーシップを取るのは山羊座でしょう。非常に効果的に、計画通りに物事を進めることができるし、一緒に仕事をするとまず確実で信頼できる間柄なので、周りも安心できるでしょう。
ところが感覚派なのでみんな慎重で、買い物に行った場合なかなか決められないかもです。山羊座は最も行動力があるので痺れを切らして何かを買うでしょうけど、乙女座は分析好きが高じてあちこち吟味しないとお金を払うのだからとすぐには決断しませんし、牡牛座に至ってはマイペースの上に目が肥えているので粗悪なものには手を出さないでしょう。失敗が少ない分、どうしても無難なものを買いがちです。
長所としては現実的で信頼できる誠実さをみんな持ってはいますが、やや面白みや個性には欠けるという点は否めません。
人生設計をしっかり組み立てているので、間違いや横道にそれることは少ないですし、結婚生活なども堅実に維持できるタイプが多いですが、感覚派だけに形のないものにはめっぽう弱く、微妙な心の機微などを読み取ることがあまり上手ではなく不器用なところがあります。目に見えないものを扱うのはあまり得意とは言えないかもしれませんので、恋愛などは失敗を恐れるため手堅くなってしまいがちでしょう。

牡牛座はさしずめ肥えた大地で作物が豊かに育つ土地のようで、
乙女座は繊細でもろい砂のようなイメージで
山羊座は荒れ地で自ら耕す努力を要するという感じでしょうか。

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