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Astrology

四区分(エレメント)その3風象サイン

Category:占星学・基礎知識

火の星座と地の星座について詳細を述べましたが、次に紹介するのは風の星座です。風のエレメントは知性や思考をあらわしています。次に紹介する水の星座が感情をあらわすので、思考と感情は反対の意味合いになります。
風の星座も火の星座同様、すべて男性宮になります。

双子座は柔軟宮なので、その知性も柔軟で、広く浅く追及し、多面性があるので器用ですがこだわりを持たないため、集中力や持続力にはやや難あり。
天秤座は活動宮なので、頭脳明晰というよりも、その生き様やスタイルが爽やかで知的な上品さを追及しますから、バランス感覚を示すので感情的になったりしない気品を漂わせている場合が多いでしょう。
水瓶座は不動宮なので、物事を理詰めで捉えますしそこに独自の考えを持ちますのでやや固執型で独断と偏見に満ちる場合がありますが基本的には人に対しては至って平等です。

要するに風のエレメントは理に適っていたら納得するというスタンスで、わからないことや疑問を感じたことは徹底的に話し合ったり調べたりします。
風の星座3人が会議をする場合、双子座はユーモアたっぷりに会話を楽しみ、意見がたとえ衝突した場合にもうまく緩和剤になって中和しますが決断は下せません。天秤座はあくまでもスマートに、感情を交えず順調に場を進行しますが、案外決断力もあります。全員にとっての良い方法を考えるのが得意でしょう。水瓶座はやや持論に固執する傾向があるのでひとたびへそを曲げるとなかなか回復しませんが、風星座同士のスマートさで、理屈を上手に受け入れてもらえますからあまり意見は対立しません。会議そのものは割と温和に進行するのですが、机上の空論になりがちで、実行力には欠けるというエネルギーのなさも生じます。

買い物をする際にも、どちらかというとこのエレメントはネットで吟味するなど、下調べを入念にするというところがありますから、センスがよく社交性のある天秤座は実際に買い物に行きますが、他の2星座はネットショッピングだったり、双子座は選択肢が多いと選べないところもあるかもしれません。

長所としては人と関わることが好きですし、人生を楽しむウイットに富んだ性質がありますが、責任感など、物事が深刻化してくる場合には逃げ腰になるか、理屈に逃避して論破してしまうところがあるのが欠点でしょう。さらに、論理的で的確さを求めるあまり、個人的感情をあまり重んじないのでその姿勢は時として冷たいと思われる場合もあります。「それがどうした」というような言葉遣いをするケースも多いため、公的な場面だとクール冷静なので有効ですが、私的な場面だとそっけなさにつながりやすいかもしれません。

風は形が見えませんから、気まぐれですしどこに吹くのかわかりません。
双子座はさしずめ空っ風のようで強い風ではありません。
天秤座は常に爽やかでみんなに好かれるそよ風のような存在でしょう。
水瓶座は頑固なので、強風をもたらす台風のような強さがあります。

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