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Astrology

ディセンダント

Category:占星学・アラカルト

アセンダントは重要ですので本にもよく書かれていますが、ディセンダントについて詳しく書いている本はあまりありません。
アセンダントの反対側ということで認識されていることが多いですが、7ハウスのカスプでもあり、実は案外人間関係においては重要だと思います。

もちろん、アセンダントとのオポジションという感じでとらえればいいのですが、1ハウスから6ハウスというのは先天的な運勢をつかさどるというか、人が生まれてから社会に出るまでの間に経験することが多くなっている領域です。
ところが、7ハウス以降は社会に出てからのその人の後天的運勢に関わってきますので、まさに、ディセンダントは、その人が社会に出てからのアセンダントのようなものになるわけです。

一般的に第一印象とかぱっと見はアセンダントが強く出ることが多いですが、社会に出てからの印象というのが実はこのディセンダントかなと思います。
もちろん、普段の自分と社会における自分との間にあまりギャップのない人もいますから、必ずしも当てはまるかどうかはわかりませんが、自分自身の例でいうと、
アセンダントーディセンダント軸は射手座ー双子座という割と軽快な星です。
しかもアセンダントに水星が合ですからまあ、お喋りです。
しかもディセンダントの主星でもあるため、私にとって人間関係はとにかく「しゃべらないとわからない」というものになります。
水星は「書く」こともつかさどるので、メールでのやりとりも最近は多いですが、アセンダントに合であるところの射手座の水星は、やはり実際に喋らないといけないんじゃないかなと思います。

しかも、見た目は背が高く割と細目に見られるし、気さくに思われます。ただ、社会に出てからというか、結婚してから(23歳で結婚したので24歳にちょうどSA火星が7ハウスに移行しました)意識的に人と話すようにしてきたところがあります。なのでどんどん軽さが出てきて、良くも悪くも社交的にみられる場合が多いですが、実際はどちらかというと人とは一対一で会いたいし、好き嫌いがはっきりしているため、苦手な人間関係は避けたい方です。(近所づきあいとか社交辞令が必要な親戚同士の集まりとか)

6ハウスにある惑星を進行させると、特に動きの遅い天体の場合、SAで進行させた場合比較的若い時代に(30歳まで)7ハウスに移行しますので、その時に人間関係が大きく変わる場合が多いのです。
個人天体の場合は私のように意識して変化を求めようとしますが、大惑星の場合は自分の意思とは関係なく人間関係が変わることのほうが多いかもしれません。

自分では結構重たい、厄介な人間だと思うのですが、人からは話をすると明るく活発に見えるようで、仕事をする上では非常にありがたいのですが、実際の自分自身は結構ヘビーですから、時としてその、さっぱりしたイメージをもたれることが辛い時があります。
特に今のように1ハウスが土星にかなり影響されているような時期は、なかなか本来の自分になることもできず、無理やりテンションを上げているようなところがあります。
アセンダントのほうは射手座なので双子座ほど軽快さはないし、割と思索的な面がありますので、物事を難しく考える癖はあります。

社会において、結婚後において、人から自分がどう見られているのかということを考えるのに、ディセンダントは役立つように思います。

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