凶星の使い方

二大凶星と言われているのは、火星と土星です。
今年は火星逆行が長期にわたるので、現在も水瓶座の初期度数で逆行中ですが、土星も９月５日まで逆行します。

惑星が逆行中はその惑星の意味する事柄に関してエネルギーが内向しますので、内省するとか自分を見つめなおす作業には向いていますが、自発的な行動や新たなことを始めたり、エネルギーを外向きに使うことにはあまり適していません。

ただ、凶星も使い方いかんではうまく自分のものにできますし、火星など、怒りの感情が沸き起こった場合普通は相手に向きやすいですが、逆行中だと一旦抑えて自分にも非がないのかどうかをじっくり考えて怒りが相手に向かうのを鎮めることもできます。
土星はブレーキをかけますが、ブレーキというのはある意味端折りやすい人や、せっかちな人にとってはフライングを防ぐことにもなりますし、物事を慎重に行うためには必要な惑星です。

小林麻耶さんの結婚のニュースには驚きましたが、お相手が一般男性というのがとてもよかったなと思いますし、彼女には心から幸せになってほしいと願っている人が多いのではないでしょうか？
最初はぶりっ子キャラが鼻につくと思っていましたが、彼女は非常にクレバーな女性ですから、それはテレビ用のキャラで、実際は賢く強い女性だと思います。
亡くなった麻央さんのことがいつまでも取りざたされ、いつも「麻央さんの姉」という形でどうも、悲しみがかえって癒えないような状態にさせられていたようなところがありましたが、彼女は出生時間もわかるのでホロスコープを見ると、月が水瓶座２０度なのでトランジット火星はまだ影響を及ぼさないけれど、彼女のホロスコープでは４ハウスを通過中です。これは「結果」の宮なので、火星は男性を示しますし、男性接近運は昨年からあったと思います。ネイタル太陽は１０ハウスですので彼女はキャリア志向ではありますが、そこにソーラーアークの火星が昨年合になり、今年結果として結婚につながっていった気がします。プログレスの月も１０ハウスにありますので仕事に支障をきたさないようなお相手を選んだのではないでしょうか？
彼女は何よりも、プログレス太陽と金星が１１ハウスで合になっていますので、もう、未来を見つめていきたかったはずです。過去の悲しい思い出は消えないですが、いつまでもそこに留まっていられないですし、お姉さんの幸せは、亡くなった麻央さんが最も願っていたことだろうと思います。
一年かけて、じっくり自分の中で愛を育んできた結果の結婚でしょう。
蟹座１９度の太陽を持つ麻耶さんにとっては、トランジット土星よりもトランジット冥王星のほうが影響力が強く、同じく結婚した山羊座第三デーク生まれの玉木宏さんと同じで、玉木さんも木南さんとの交際をまったく周囲に気づかれずにいたように、蟹座にとっては山羊座はソーラーチャートだと７ハウスにもなりますし、大きな環境の変化というものを急激ではなく、着実に進めていった結果だろうと思います。
麻耶さんにとって火星はまさに男性を意味していて、土星は慎重さにつながったと思います。
さらには彼女のネイタルチャートの７ハウスをずっとトランジット天王星が通過していたので、電撃結婚の可能性は常に秘めていたと思いますし、彼女が結婚を決めるとしたら勢いしかないだろうというようなチャートではあります。７ハウスカスプ主星が火星ですから、お相手の男性からの強いプッシュがあって、きっと麻耶さんの心を動かしたのだろうと思います。

２０１８年は本当に芸能界で結婚が多く、しかも割と祝福される感じの結婚報道が多いです。天王星も５月に牡牛座という地の星座に移行し、概して人の行動が地に足の着いたものになりやすくなっている気がします。その分、地殻変動など、地震や台風などの異常気象は多くなっていますが・・・。

凶星もうまく使うと、結婚でいえば長く続くということにつながってきます。土星が絡んだ場合、責任感を伴うし比較的惚れたはれたというような浮足だった感情が少ないので、現実生活としての結婚にはよい働きをします。

私自身も土星がしっかり太陽に絡んでいるのですが、トランジット天王星が牡牛座に移行して太陽とトラインになっていますので、アクセルを少し踏んでいます。なので５ハウスですし、楽しまなきゃと思っています。
凶星も、アスペクトが良い場合は決して悪さをしませんので、うまく使ってくことが大事ですね。