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スイッチ

スイッチが入るという言い方をよくしますが、この「スイッチ」にあたるものは占星学ではいったいなんだろうと思いました。
あるお客さんはほんとにいつも自然体なのですが、さらっとなんでもやってのけてしまい、一見頑張っているように見えないのに、とあるサロンを経営し早8年目に入り、ずっと安定した収益をあげているいわゆる「成功者」の一人です。
もともと確かに恵まれた星は持っているし、スーパーポジティヴなのですが、傲慢でもないしいやらしさやがつがつしたところが見えないのです。「お金持ちになりたいです」とさらっと言うのですが、そこにあまり打算が見えないので、単に純粋にやったからには成功したいということを言っているだけなのですが、その「言霊」通りになるんです。
確かに頭の回転は早いし、人との接し方も慣れていますが、すべてに「計算」がなくただ人が好きで仕事が好きなんだと思います。
彼女が「ふと、同窓会に行って、みんな大して変わってないなぁと思ったらななんとなくスイッチが入ったんです」と。そして自分はそれからバンバン忙しくなり、前年比1.5倍の収益をあげたとのこと。

彼女はネットにも興味はないし、自分から宣伝しまくるというようなこともしません。
なのに、ほとんど口コミだけで顧客を広げています。
たぶん彼女の人柄がお客さんを呼ぶオーラを持っています。
でも、彼女自身も昔はどこか地に足がついてなく、ふらふらしていてただ、運だけで生きていたような面がありました。ところがだんだんハートの部分で優しくなっていて、感受性がすごく豊かになりました。
もともと水の星座のグランドトリンなので確かに「受容」が強い人なのですが、水の星はややもすると、悪いオーラまで受容してしまいます。
それでも彼女は悪い面が出てもすぐに軌道修正できる人で、無理に悪いものを排除するとかではなく、よいものをより一層取り入れることで、悪いものが入り込む隙をなくしているからだと思います。

そして何よりも彼女が偉いのは、昔からの付き合いを大事にするところです。
通常彼女のように一本立ちすれば、昔かかわった人とは疎遠になるか、同業者の場合だとライバルになるので付き合いをやめてしまう人がほとんどです。でも、彼女は昔お世話になった人に本当に義理堅いのです。

私とも10年ぐらいのつきあいになりますが、その時紹介してくれた方とは私はもうかかわりはないのに、彼女だけはいつも節目に来てくれます。
この「義理堅さ」こそが信頼につながっているんだと思います。

友達でもそうですが、付き合いの長い人は、少しブランクが空いてもお互いにしんどい時は距離を取ろうという暗黙の了解があるだけで、信頼関係までは損なわないものです。
彼女の成功のわけは、きっと人付き合いを大事にするところだと思いました。
「広く浅く」ではなく「広く深く」ができる人なのです。さらには昨日の記事ではないですが、その人の過去がどうあれ、変わったと思うその人の今をきちんと評価できることなのです。
以前のその人はダメだったから、変わったところで信用しないというような考えではなく、昔はどうあっても、今その人が素敵だと感じたらそのまま素直に賞賛できる人なのです。

で、彼女が「スイッチ」とやたら言っていたので、どの星を使っているんだろうかと思いました。
そこで、ペンジュラムの登場です。
惑星を調べてみると、やはり太陽と月そして木星でした。
「広い視野で自分の欲求に合ったエネルギーを使っている」ということです。
彼女は水の星が過剰なのですが、バランスが非常にいいのです。
彼女の太陽・月・木星は魚座・蠍座・蟹座でグランドトラインですから・・・。
純粋に、「お世話になった人を助けたい」と言っていました。自分らしさを仕事で大いに発揮しているいい例ですね。

成功者はやはり木星を上手に使っているなぁと思いました。

はてさて、自分は・・・・?
なんとも、水星と土星・・・地味ですね。(苦笑)

ただ、どちらも射手座にあるので、やはり「真摯な言葉」というのがどうやら売りのようですね。
射手座17度の水星は占星学者に多い度数だそうなのでまあ、喜んでおきましょう。

ホロスコープを調べても土星が非常に強い私は、持続力とか誠意とか努力とか忍耐とか、そういった古臭いやり方を追及するしかなさそうです。
まあ、上記の彼女みたいな華はないので、仕方ないですが・・・。

ペンジュラムは、自分にとってどの惑星を強化すべきか、事象によって調べることができるのです。
もちろん、惑星の意味を知っておかないとなんのことかわからないので、占星学の知識がある程度あれば、天文暦がなくても、ペンジュラムによって原因や方法を導き出すことができると思います。

理論とスピリチュアルの融合・・・これこそ目指したいところなのです。
私は地のグランドトリンなので、占星学が主になっているという軸はぶれませんから、感性の豊かさやスピリチュアルの良い面を取り入れたいという気持ちが強いのですが、危ない方向にはいかない自信はあります。

惑星や星座をうまく使いながら感性を磨くことができれば「鬼に金棒」だと思うのです。

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