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志村けんさんが遺したもの

3月29日午後23時10分、日本のロビン・ウイリアムスとも呼ばれた志村けんさんがこの世での役目を終えて旅立たれました。

でも、エイプリルフールになって「だいじょうぶだぁ~」と言って出てきてくれるのではないかと思いたいぐらいショックでした。

でも、志村さんはきっと、既にこの世でのお役御免だと悟って旅立たれた気がします。

コロナは感染症なので海王星がつかさどりますし、そこに山羊座に居座っている冥王星が絡むので、世界的に広がっていく恐ろしい感染症になっているわけですが、海王星が魚座17度にあり、冥王星が山羊座24度、奇しくも危険度数であるクリティカルディグリーにほぼ近いところにあるのが問題です。

そんな海王星を主星に持つ魚座0度の生まれの志村さんは、「みんな、考えが甘いよ」と警鐘を鳴らすために自ら命を張ったのではないかとすら思えるようなホロスコープでした。

魚座・月牡羊座ですので、優しく強い人ですが、彼自身「マンネリこそ大事」と言っていたように、彼のギャグのほとんどは非常にシンプルでわかりやすいものでした。(「アイーン」とか「だっふんだぁ」とか)しかも、「子供にバカだと言われることが最高の賛辞だ」ともおっしゃっていたのですから、コメディアンとしての生きざまを最期まで見せた人だったんでしょう。

射手座から魚座までの最後の4星座は「They are」という全体像を考える言動が主になるのですが、魚座と水瓶座に個人天体を持っている人の特徴として、非常に人道的で平等、みんなに同じようにふるまうことができて、自分には厳しいところがあるけれど人には優しい人が多く見られます。また、自己犠牲精神に富んでいて本人は別段自己犠牲だとも感じていないような人が多いのです。自分軸の人が少ないとも言えます。

志村さんは金星が水瓶座ですから人に対して平等だったと思いますし、仲間意識も強かったと思います。しかもこの、水瓶座と魚座のコンビネーションは、人間や動物が好きな人が多いです。「志村どうぶつ園」を見ていたら確かに志村さんは動物好きだったことはわかります。

月とドラゴンヘッドがタイトな合ですから、マザコン傾向があったのか、お母さんのことが好きすぎて結婚できなかったのかもしれませんが、亡くなった日は奇しくもその合に対してトランジットのキロンが合になったので、天国にいらっしゃるお母さんに会いたいと思ったのかもしれません。月が牡羊座ですし、睡眠時間を削って仕事をしていたとも聞きますから、常に緊張状態にあったのかもしれませんので、お酒の量も増えたのでしょう。だから、意識をなくしたあと麻酔で眠らされた状態になった時、もうこのまま寝ていたい、なんて思ってしまったかもしれません。

未だに志村さんがもうこの世にいないなんて信じられないのですが、自分は大丈夫だと思っている人に対して、警告を示してくださったのではないでしょうか。自分勝手な人間たちに対して、こんな時だからこそもっと周囲のことを考えて各自が行動しないといけないんだよと、あの優しい口調で言ってくれているのだと思いたいです。

でも、志村さんのことは、永遠に忘れ去られることはないと思います。

天国でお母さんと一緒に思い切りくつろいでほしいと思います。

 

 

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