ジプシータロットとは

ジプシータロットの基本

タロットカードの大アルカナ22枚のみを使って、特殊なスプレッド（並べ方）をそれぞれの占う内容によって使い分けます。
スプレッドは120種類以上ありますが、主に使われているものは10数種類ほどになります。

ジプシータロットは一種の「術」的な要素があるため、一般的な読み方とはかなり違い、感覚とある種のひらめきから読み取っていくものです。
22枚のみのカードを使うため、かえって難解なテクニックを要する場合があります。
カード1枚だけの意味で決めるものではなく、全体の流れを読むことが何よりも大事です。正位置か逆位置かはとても重要ですが、逆だから必ずしも悪いと決め付けてはいけません。なぜ逆に出ているのかも考える必要があります。
基本的には正位置のほうがプラスの意味になりますが、「悪魔」「月」に関しては逆位置のほうがいい意味ですし、「死」「タワー」「つるし人」などは、結果のところに出ると正位置であろうが逆位置であろうがいい意味にはなりません。

タロットカードに関すること、注意事項など

ジプシータロットで使うカード

ジプシータロットは術の一種でもあり、絵のイメージにとらわれず全体のスプレッドの流れから読むことが重要であるため、 表側の絵柄の色が少な目でシンプルなもの、カラフルでないものが適しています。
裏側の模様もできるだけシンプルで正逆が判断できないものがよいです。
私は「マドンニ・タロット」というカードを使っています。

カードの扱い方

タロットカードはその紙質にもよりますが、箱に入れたままの保存方法だと、紙が反ってしまったりして、扱いづらくなります。
なので、できれば麻とか柔らかめのハンカチや布（紙をいためない柔らかい素材）で包んでおくといいのです。もちろん、そういう生地で袋を作るのもいいでしょう。
そして、占いが済んだらその都度シャッフルしておくことが大事です。前に占った人の念が入るとまずいので、クリアにしておくためです。
そして、保管するときにはできれば、向きを揃えた状態で保管するといいでしょう。
カードをとにかく愛してあげることです。愛情を持って接することで、ストレートに占いの結果が導きやすくなりますから。

カードは正直ですし、「生き物」なのです。ですから、きちんとした気持ちで占ったらどんな人が占ってもちゃんと結果が出ます。
ただ、あとはいかにしてそれを相談者にわかりやすく伝えるかが大事なのです。

占う時に気をつけること

同じ問題を一日に何度も占うのはタブーです。よい結果が出るまで・・・と思う人がいますが、それだとカードの信憑性がなくなります。

あまりカードを面白半分に扱ったり、同じ問題を何度も占ったりしていると、「死神」「デビル」「タワー」などの凶のカードを引いてしまうようになります。カードが怒っているのです。 ですから、「ちょっとやりすぎかな？」「ちょっとカードを繰るのに適した精神状態じゃないかな？」と思ったときには1枚カードを引いてみてください。以上のような凶のカードを引いたときは思い切って占うのを中断してください。
もちろん、お客様を目の前にして、体調や精神状態がよくない場合も出てきますから、その場合は護符として「フール」のカードを置いて深呼吸したり、あとはアナタが好きなパワーストーンなどを置いたり、お香を焚いたりして、気持ちを落ち着けてください。
もし、ろうそくがあれば、火を灯して「無」になった状態で占ったら大丈夫です。

体調のすぐれないときにはあまり色合いのキツイもの（原色が主になっているもの）や、絵がオカルトっぽいものは使わないようにしてください。
アロマオイルなどもアナタに適したものを（嫌いな香りだと気分が悪くなるので）使うといいでしょう。集中力やイメージを読む力を強める香りとしては、やはり柑橘系の香りがおススメです。

ジプシータロットの展開法