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Astrology

太陽と月のアスペクト

Category:占星学・基礎知識

ライツ(太陽と月)のアスペクトというのを、私は占星学では一番重視して、その人の性格特性を観ています。

ややこしい理論はたくさんありますが、やはり基本はライツなので、天文暦がないと月の位置がすぐにわからないのが手間ですが、太陽と月の星座がわかったら、だいたいのその人のアウトラインはつかめると思います。

で、太陽と月がトリンやセクステルなどの吉座相になっている人は、概して「いい人」です。
違う、私は根性がひん曲がっている!とおっしゃる人も、そのように正直に認める時点でいい人です。
ただし、いい人は異性にはあまりもてません。「お前、いいやつやなぁ~」と言われて終わりがちです。
性格が善良なので、物事を比較的信じやすい傾向もあります。

反面、太陽と月が90度の人は、自己矛盾を自分で抱えているため、一見すると分かりにくい場合があるし、プライベートとオフィシャルが違ったり、男性の前と女性の前で違ったり、二面性を発揮します。
ただし、一般的に言う魅力的な人が多く、異性にもてるのはこのアスペクトです。
恋愛というのは神秘性が必要なため、わかりにくいタイプほど「そそる」わけです。
ただし、ある意味強かかもしれません。本性をすぐには見せないタイプですから、つわものです。

これが150度になってくると、さらに矛盾が自分でもわからないため、わかりにくいキャラになります。
太陽星座のイメージがそのまま出ていない人が多く見られます。芸能界やアーチストに多く見られ、やはり異性にももてますが「なんであの人がもてるの?」と一般には思われるマニアックなタイプです。

180度は仲良しのエレメント同士になるため、自己矛盾はないのですが、満月生まれになるため、非常に活発で自己主張のはっきりしたキャラで、個性的です。このパターンも華やかな芸能界には非常に多いのです。もてますが、奔放なので離婚運もあり、結構異性関係は派手かもしれません。

0度つまりコンジャンクション、太陽と月が同じ星座にある場合ですが、この場合、男性には比較的良い意味合いになりますが、女性の場合は、結婚運が悪いとか、強すぎるとか言われてしまうケースがあります。
一見ホンワカ見える人でも、このアスペクトを持つ女性はなかなか強い女性でしょう。
前にも書いたように「反動形成」で逆にその星座らしく見えないように振る舞う人もいますので、ちょっぴり策士かもしれません。運が強いので仕事を持つと成功しやすいパターンです。

太陽と月が仲良しエレメント同士だと、使い分けをする必要がないため、素直なのですが、そうでない場合、やはり使い分けをしないといけなくなるようで、その葛藤が二面性となって表れてかえって魅力を醸し出す事が多いでしょう。

ただし、正確に角度を出した場合、120度であってもエレメントが異なる事もありますので(ほかの角度も同じ)要注意で、その場合は、120度でもやや屈折しますし、90度でも素直だったり例外になってきます。
(たとえば太陽が牡牛座4度で月が蟹座28度だったら、エレメントでは60度ですが、実際には90度になります)
本来は正確にアスペクトを出すべきかもしれませんが、一般的には太陽と月の星座そのままで見ていることが多いので、運勢を詳しく観る場合はやはり正確に角度を取りますが、性格分析とかパッと見る場合は、エレメントの分析でもかまわないように思います。

要するに、魅力的な人と言うのは必ずしもいい人というのではないということです。
人にはいろんな面があってこそ、面白いと言えます。

Keyword:太陽アスペクト

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