占星学の玉手箱

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Astrology

二区分の基本

Category:占星学・基礎知識

は、本当に占星学で言うところの基本中の基本で、「なんで今さら?」と思うかもしれませんが、実はこういう基本中の基本に立ち返ることで、案外気づかなかったことに気付けたりするのです。

二区分とは、12星座を牡羊座から順番に、男性宮・女性宮・男性宮・女性宮・・・と交互に当てはめていくものによってできる区分ですが、一般的に、二区分は男性宮が積極性・女性宮は消極性というようなカテゴリーになってはいます。
でも、実際にはもちろん男性宮でも割と消極的な人もいれば、女性宮でもオトコマエな性格の人もいます。
もちろん、惑星すべてに言えることなので、10個の惑星の内訳で、特に個人天体に男性宮の多い人は能動性があるし、女性宮が多いと割と受動的にはなるかもしれません。

ただ、ここではあくまでも太陽に当てはめてみたいと思います。
しかも、太陽のあるハウスが男性宮のナチュラルハウスか、女性宮のそれなのかによって、「主観的か客観的か」ということが案外見えると思うのです。

1・3・5・7・9・11ハウスが男性宮(牡羊座・双子座・獅子座・天秤座・射手座・水瓶座)のナチュラルハウスになっていますので、ここに太陽のある人は、どちらかと言うと主観的で、一人称で話すことが多いつまり自分の話が多くなりがちだと思います。ただし、3宮と9宮に関しては柔軟宮のナチュラルハウスなのもあってか、その傾向は弱まると思います。やはり1・7ハウスに太陽のある人は、自分と言うものをわかってほしいという自我の強さは出てしまいます。ですから、自分の話は多くなりがちですし、特に自己主張が強くなります。私は1宮の太陽ですので結構自分のことを主張したくなります。だから、ここではなるべくホロスコープの分析に関しての話を多く書いています。やはり普段の生活でも、仕事も相手の話を聞く仕事ですから、なるべく主観でものを言わないようには心がけています。(それでも出てしまう時があるので反省しますが)

一方、2・4・6・8・10・12ハウス(それぞれ牡牛座・蟹座・乙女座・蠍座・山羊座・魚座のナチュラルハウス)に太陽のある人の方が客観性に優れていて、いわゆる「聞き上手」な人が多いのではないかと思います。
4ハウスと10ハウスはアングルなので、やや主観的な人も見受けられますが、6ハウスや8ハウスに太陽のある人で、自我の強さが会話から垣間見れる人はあまりいないなと感じます。
ですから、一般にはおとなしい運勢を持つと言われているこれらのハウスに太陽のある人の方がカウンセラー向きだし、良い主婦になれる人が多いかなとも感じます。

奇数ハウスの太陽の方が運気そのものは確かに強いのですが、それだけ自我も強くなるわけで、話をしていても自分のことをわかってほしいという強い意志を感じます。それがくどくならないようにする工夫は必要だろうなというのは自分を含めて感じることなのです。

ですから、一見おとなしそうに見えても一対一だとよく話す人は、たいてい太陽は奇数ハウスにあったりしますし、泰然とした人の中には割と偶数ハウスの太陽で、自立しているからあまり自分事は人に話さなくてもいいと思うような人もいます。

ブログとかSNS等で自分のことをよく書いている人は、太陽が5宮とか11宮にある人に多く見られるなというのも感じます。ここは愛し、愛されるハウスなので構ってほしいという感じになるのか、やはりアピール度が強くなるでしょう。ただ、度を超すと自慢に思えることも多かったりするので、読み手を意識した書き方も必要だろうなと言う気はします。

もちろん、ホロスコープの分析はもっと複雑ですからこれだけですべては把握できませんが、いわゆる主観と客観と言う意味合いで言えば案外このハウス分析は当たっていると感じています。
ですから何人かで会話をしている場合、たいていしゃべる役の人と、聞き役の人に分かれます。
もし話したいのにいつも聞いてしまうというのが苦痛に思う人がいたら、太陽が奇数ハウスにあるのかもしれませんし、聞いている方が楽だと思う人は太陽が偶数ハウスにある場合が多いかもしれません。

こういった基本を考えていくのが好きなので時々自分でやっています。

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