占星学の玉手箱

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Astrology

長所と短所

Category:その他占い

占いをする上で私が心がけていることなのですが、とにかくお客様を不快な気持ちにさせないこと、これを第一に考えています。
なので、私の場合は、占星学でまずホロスコープの特徴を見て、その人の性格を読みます。その上で、その人が、占いの結果をストレートな言葉で伝えた方がいいタイプか、あまりズバッと言わない方がいいタイプかをまず考えます。
そして、前者と後者では、言い回しをあえて変えて同じ意味合いのことを言う場合があります。

一般的に長所だと言われることでも、人によってはそれが短所だと思うこともあるし、逆にあまり良くないと思われることであっても、それが本人の魅力になっている場合もあります。

たとえば、私などが良く言われる「真面目」ということは、一般的には長所になるし、決して短所ではありませんが、恋愛などで言うと下手すると魅力的ではないキャラになります。地の星座に金星や火星を持っている人は一般的に真面目ですから、恋愛下手が多いでしょう。
そういう人が恋愛で悩んでいる時に「真面目」と言ってしまうと「また言われた」となってしまうだけなので、「誠実」だとか「決して人を裏切らないタイプですよね」と言うと、相手にはプラスのストロークになります。

逆に「ワガママ」というのは決して長所ではありませんが、水の星座の人などにそのまま言ってしまうと結構むっとされます。言いかえれば「自分に正直」「子供っぽい面がある」ともなるため、そのように言うとそれが魅力になるし、自信を持つと思います。

「変わっている」ということもそうです。どちらかというと「え?」と思われる場合もあるので、「個性的」と言い換えることが多いですが、風の星座の人は、これをほめ言葉だと取りますから、そのまま言うことが多いです。

あと、「強い」というのも、女性は言われて嬉しくない人もいます。私もそうです。
=孤独みたいなイメージを持たれる場合がありますから、「そんなに弱くないよ」と力づける意味で言うと、嫌なイメージはありません。
「気が強い」と言われるよりも、「運が強い」と言われるとなんとなく前向きになれますね。
運がそれほど強くない人にそのまま言うのもよくないので、「優しい」ということになりますから、そう言って波風を立てずに平穏に過ごせるように導きます。

特に自分に自信がなく、強がっているようなタイプの人もいますので、そういう人には「頑張っちゃうんだね」というようにして相手を理解しているよという感じで言います。

もちろん、「嘘」(弱いのに強いとか、キツイのに優しいとか)は言いませんが、やはり占いは望ましくない結果を伝えなければならない場合もありますから、そういう時にはダメだという結果をそのまま言わず、気をつけるべき時期とか、最悪の結果もありうるという「可能性」を示し、あくまでも運命は自分で変えられるのだということを伝えています。
みんな、希望を求めてきているのですから、よほどの場合でない限りは断定口調は避けています。

ただ・・・絶対に別れた方がいい相手と付き合っている場合(命に関わる場合)などや、もはや我慢をしても何の美徳にもならないと判断した場合は、言い切ることもあります。

言葉というのは、言い方ひとつでどのようにも伝わりますから、ホントに責任を持って言わなければなりません。
依存心の強い人も、言いかえれば「人に守られるタイプの人」ですし、孤独な運勢の人も「自分で運勢を切り拓く使命のある人」と言えます。
以前、ある占いで「結婚できない」と言われたため、占いが怖くなったと言う人がいました。
何を根拠にそのように言ったのか、ホロスコープを見ると、確かに結婚運が「いい」とは言い切れませんが「できない」というと、言われた側はトラウマになります。そういう場合は、その人がどんな結婚をしたいと思っているかを聞いて、性格的に妥協を許さない場合もあるため、それだとうまくはいきにくいから、恋愛じゃなくお見合いなどのほうがいいとか、逃げ道はあります。
やはり、極端にとらえる人もいますから、「事故運がある」と言われたから運転免許を取らないと言う人もいます。でも、そう言われても気にしない人もいますし、最初にその人がどういう性格かを知る必要があると言うことだろうと思います。

私もかつては失敗をしています。「〇〇歳以降は結婚が難しい」と言ったのですが、言われた人は、「結婚できない」と捉えてしまったようでした。何年後かにその時に言われたことを気にして、〇〇歳以降に出会った人とは「どうせ結婚できない」と思って付き合うようになってしまったと言われ、本当に言い方に気をつけなきゃいけないなと痛感したのです。
「〇〇歳を逃したら次は△△歳かな」と言う感じでいくつかポイントを言わなければいけませんね。
ネガティヴなことは、言われた人は極端に取るケースがあるからです。
先の、事故運にしても、先天的に持っていても、車に乗らなければならない場合はあります。
そういう場合、良い星が入っている時期や、事故運を示す星と角度のよい惑星を使えばいいのですから、ラッキーカラー等を言う場合もありますし、予防することはできるのです。

いつも人と対面していて感じますが、対面の場合はまあ、相手の反応がわかるためまだ修復可能ですが、通信の場合だと、相手の取り方がわからないため、こちらの文面だけを違った解釈をされてしまうと困るのです。
特に、良い結果なら外れてもあまり問題はないのですが、よくないことを文章にする場合、本当に捉え方によっては言葉が独り歩きしますから、ものすごく神経を使います。

悪いことを伝えるにしても、ハートを込めれば相手に伝わりますが、通信だとハートは入れていても、言葉になるときつく取られますので本当に難しいなぁと思う事が多いです。

やはり、通信での鑑定は非常に難しいですね。友達とのメールですら、こちらの思惑とは違ったニュアンスで伝わってしまう場合があるのですから、通信の場合、相手からの質問を一回だけ無料で受け付けています。
やはり、相手の反応を知ることで責任を持ちたいですしね。

Keyword:水星性格

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