占星学の玉手箱

  1. >
  2. >
  3. 「らしい」ホロスコープ

前のページに戻る

Astrology

「らしい」ホロスコープ

Category:有名人ホロスコープ分析

仕事柄、お会いする前にデータをいただいて、あらかじめホロスコープを作ってその人をイメージしておくこともあります。もちろん、お会いして即興で作る方が多いのですが。

芸能人の場合、テレビを通してしかわかりませんので、その方の実態は正直わかりかねます。
でも、見ているイメージと、ホロスコープにあまりにもギャップがある場合、芸能人なので、虚像かなぁと思ってしまうんですが、まさしくその方「らしい」というホロスコープに巡り合うこともあります。

どうも、男運がないのか、男を見る目がないのか・・・先日の加護ちゃんみたいに弱いのではありませんが、なんともやや、ふらふら、ふわふわと人生を渡っているように見えてしまうせいでしょうか、土屋アンナさんのホロスコープを見た時、「らしい」と思わずうなってしまいました。

彼女は出生時間のデータもあるため、正確なものが書けたのですが、火のイメージではあるけれど、責任感とかはあまりなく結構自堕落なイメージがなきにしもあらずで、水と風という、つかみどころのないエレメントが多いのではないかと思っていました。
魚座・月双子座で、柔軟宮同士のスクエア・・・まさにそんな感じでしたし、火のイメージは、アセンダントが牡羊座で、アセンダントにリリスが見事に載っているため、非常に因縁めいたものももっているからか、前の夫は確か早世したはずだし、今の夫も先日暴力沙汰で逮捕されるという、何となく男運のなさを感じます。

しかも、アセンダントはパートオブフォーチュンやバーテックスなど、前世からの絡みのあるポイントとことごとく凶角で、MCを含めるとグランドクロスになります。
でも、お子さんが2人いて、それなりにハチャメチャではあっても、母性は強く、お母さんとしては悪い人ではないし、なぜか憎めないキャラだったり、どちらも確か「できちゃった婚」で広末涼子さんだとちょっと嫌なイメージになるのに、この人だと「ああ、この人なら」みたいに何となく納得できてしまい、それなりにきちんと子どもを育てているように思うので、素直でハッキリしたキャラクターなんだろうなと思えてしまいます。

ただ、金星と火星が見事にスクエアで、この配置は「好きな人にはなかなか好かれず、どうでもいいような人にやたら好かれる」という配置ですから、両方の夫とも、子供ができたから結婚したのであって、彼そのものを好きだったのかは謎です。
7宮が冥王星で比較的アスペクトはいいものの、アセンダントとはタイトな150度ですし、7宮カスプ主星の金星は12宮で火星とスクエア・・・まさに「後家」みたいなイメージです。
二度めの結婚は9宮で観ますが、ここには天王星があり、これまた、「できちゃった婚」なので突然結婚した感じですし、太陽とスクエアですから、離婚する可能性はかなり大きいですね。

しかし、一番驚いたのが、これだけの濃い人生を送っている彼女はまだ33歳だということでした。
1984年生まれ・・・なんだかビックリですが、これもまた、数秘術で言うところの第一ピークが5になっていて、ここが5になっている人は、結構アウトローだったり、ワルになったりする思春期を送る傾向があります。
27歳で一つの周期が終わる時で、次の年からは6という家庭的な周期になります。
お子さんを持つママとして、何か一念発起しそうな・・・。

まあ、スクエアとオポジションの目立つ、波乱運を持つ彼女らしいホロスコープでした。
どうしてもハーフだし、小さいころから派手な顔立ちで目立っていたため、おとなしくしていても悪く見えたりと、損をしたのかもしれません。ことごとくアセンダントが強化されていますから・・。

性格は決して悪い人ではないと思いますので、破天荒ながらも、案外カッコいいかあちゃんで頑張る人なんじゃないかなと思います。凶座相が多いとこのように打たれ強いタイプが多いので、それなりに人生にはメリハリは、本人が好むと好まざるに関わらずありますが、決して凹まないという点はさすがは柔軟宮だなという気はします。
きっと、安定していても平凡な人生より、不安定でもドラマチックな人生の方を選ぶ人なんだと思います。
8宮に火星と土星があるので、できれば結婚しないほうが幸せなんじゃないかなとは思うのですが、蠍座にあるため、どうしても男性を引き付けてしまうような面はあるかもしれません。

こういう人、個人的には嫌いではないんですけどね。
と以前に書いた記事に加筆したのですが、3回目の結婚をしてまた出産されました。やはりお子さんが好きな母性的な人なんだろうなと思います。

Keyword:恋愛・結婚家庭・子育てアスペクト4区分

占星学講座に参加してみませんか?