占星学の玉手箱

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Astrology

二者択一

Category:その他占い

二者択一という選択を迫られる場面というのは、人生で何度も登場するかと思います。

私も、つまらないことで言えば「今日のおかずは和食にしようか、洋食にしようか」というようなことから
「AかBか、どちらの病院に行くべきか」というようなことまで、いろいろ迷うことはあります。

おかずなんか、占いで決めるな!と言われそうですが、ホントに迷ってしまって何を作ればいいかわからない時ってあるんですよね。
そんな時、ジプシータロットのスプレッドに「二者択一法」というのがあるのですが、こういう、選択肢を迫られている場合は、78枚のタロットだと具体的すぎて余計迷う場合があります。なので大アルカナ22枚だけで占える
ジプシータロットは、ハッキリした答えを出したい場合、バシッと決めてくれますので、良く使います。

今日も、健康にいいものが2つあって、どちらを試そうか迷っていたので、この方法で占ってみたら、結構ハッキリと出ましたから、とりあえずタロットで「いい」と言われた方を試してみることにしました。

まあ、AさんとBさんと、どちらが自分にとってつきあったらいいのだろうというようなことにはあまり適しませんが。自分にとって「いい」という判断基準が損得なのか感情なのかはこのやり方ではハッキリしないからです。
感情などの込み入った問題はやはり78枚のカードできちんと占うべきなのですが、とりあえず今目の前にある問題を解決したいと言うような場合や、年運を大まかに見たり、その人となりを見たり、物事の「流れ」を端的に占えるという利点が、ジプシータロットにはあります。

具体的に何があるのかというようなことは、78枚を全部使った占い方が適していますが、いわゆる「全体運」
「恋愛運」などをそれぞれ観て行くにはジプシータロットの方がズバッと出ます。その分、大アルカナの全てのカードのイメージを膨らませて読んでいくテクニックは必要です。

占星学でも、ホロスコープでその人を診断しますが、トランジットがどちらかと言えばこの時期はこうなるみたいな、ジプシータロット的なものであるのに対し、プログレス等の進行法は、具体的事象を見るので78枚全てを使った占い方というような感じでしょうか。

ジプシータロットのグループレッスンを現在も募集中ですが、生徒さんの一人に「ジプシータロットと通常の78枚を使った占いとはどう違うのか」と聞かれて、わかりやすい回答が即できずにいたので、いろいろ考えてみました。
ジプシータロットは22枚全てのカードが出るということが特徴でもあります。(全て出ないものもありますが)
なので、死神とかタワーなどのあまりありがたくないカードもどこかには出ますが、途中経過ならあまり問題ありません。どの部分に、どのカードと一緒に出るのかという「全体像」で観るのです。

78枚の占いでも、これらのありがたくないカードはやはり、最終予想などに出ると重要視しますが、場所によっては一時的な問題に過ぎない場合もあります。

ただし、占いというのは、質問の設定の仕方でやはりカードは導きやすいものと、適さないものがあり、適さない場合はバラバラに出てしまいますから、問題設定をハッキリとさせるということが大前提ではあります。
「幸せになれるでしょうか」とか「結婚できますか」というようなことは、自分の努力でどうにでもなる問題ですから、このような聞き方をカードにすると、全く散漫に出るでしょう。
質問が具体的であるほど、カードは問題点をきちんととらえようとします。
それでも漠然としていて「今どうしたらいいのかわからない」と言う人も結構いるのです。こういう人に問題をきちんとまとめて説明しろと言ってもかえって酷です。そんな場合はまず、ジプシーで全体運を観て考えていくので、78枚で言えばそれに適しているのが、「ホロスコープ法」になります。
全体像から問題点を絞ることができるからです。

もちろん、ホロスコープで運気の流れはほとんどつかめるのですが、やはり人間の心情は変化しますので、その微妙な変化を読むには、タロットはものすごいツールだと思います。

やはりレッスンをしたりして、人に教えることで、こちらも勉強になるものです。

Keyword:タロット

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