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Astrology

自己探究の惑星

Category:有名人ホロスコープ分析

菊池桃子さんと西川哲さんが結婚18年目で離婚しましたが、むしろよく18年ももったなぁというのが正直なところです。
以前、菊池桃子さんは出生時間もわかるので、観たことがあって、占い師さんもみんな「絶対に離婚しそうだ」と言っていたのを思い出すのですが、ご主人だった西川哲さんの生年月日を調べたら、なんと菊池さんと2日しか違わないのでビックリしました。

西川さんの出生時間まではわからないのですが、多分桃子さんの月が蟹座で母性的な星ですから、2日前に生まれた西川さんの月は双子座ではないかと思います。

さらに、桃子さんの金星が牡牛座0度ですので、西川さんの金星は牡羊座の28度になっています。
2日違っても大きな違いは結構あります。
でも、一番の特徴は、太陽の度数が西川さんは牡牛座11度で、桃子さんは13度になりますから、西川さんの太陽はほとんどノーアスペクトになります。(桃子さんは冥王星とトリンがあります)
ノーアスペクトの天体は、他の惑星の刺激を持たないので、どうしても単体で動くことになりますから、純粋と言えばいいですが、原始的ということもできるし、その惑星の持つ長所も短所も出てしまいやすく、暴走してしまう恐れがあります。
牡牛座は穏やかな平和主義ですし、着実性のある星ではありますが、外柔内剛の代表格で、外見や人当たりは穏やかで感じがいい人が多いのですが、内面は自分を持っていて動かないし、変化を自ら起こしたがらないところがあります。マイペースが良く出ればとてもおっとりしているのですが、悪くすると周囲の事を考えないKYな言動に繋がってしまいます。
西川さんは、若くしてプロゴルファーになったし、係累に芸能人が多かったりもして、結構「楽して儲ける」ということを知ってしまったがために、地道な努力を怠る傾向が出てきたように思います。
しかも、おっとりしていて温和な桃子さんと結婚したので、彼女は家庭的なタイプだし、我慢強い人ですから、うまく行っていた時はよかったと思います。でも、牡牛座は「金の切れ目が縁の切れ目」になりかねないところもある星です。
お子さんのことを最優先していたであろう桃子さんは、経済力のないご主人に対して次第に尊敬の念は失って行ったと思います。
そこを奮起して別のことで頑張る西川さんならよかったのでしょうけど、一度楽をしてお金が入る道を知ってしまった牡牛座太陽ノーアスペクトの彼は、自己探究をすることなく、楽な方法にしがみついていたと思われます。
太陽のノーアスペクトは、良い面が出れば、素晴らしい個性になり、自信にもつながるわけですが、頑張ることもできる代わりにサボることもできるという特性がありますので、成長する努力を怠ってしまえば未知の可能性を見いだす前にリタイアしてしまうでしょう。
他の惑星とアスペクトしないのですから、教えてくれる人や、常に見守ってくれる人がいない「自主トレ」みたいな惑星ということになります。
桃子さんも牡牛座ですし、2日しか生年月日が違いませんから、西川さんを促すことより、やはり自分自身のことに注意がいくでしょうし、お子さんができればそちらに移行します。彼女は月と海王星とMCでグランドトリンを形成しており、それは水の星座なので、水という感情面での充足ができていて、お子さんとの関係が良ければ、そこで充足してしまうので、ご主人とぶつかろうとするより、防衛本能(子供を守る)の方に感情が働いてしまったと思います。さらには、桃子さんは火星と海王星のオポジションがあるので、どうしても争いごとが嫌いだと思います。怒りや辛い事を押し込めてしまう無意識のパターンを持っています。
この二人は大喧嘩をすることもなく離婚したのではないかと思うのですが、お互いにトランジット木星が牡牛座にある時期(2012年)での離婚ですから、はたが思うよりも、本人同士の中では平和的解決ができているのではないかと思います。「現状維持型」の牡牛座同士の二人の離婚ですから、やはりお子さんのことを一番に考えた結果ではないかと思います。
どちらかというと個人の領域を大事にするもの同士での結婚だったように感じますので、お互いの方向性が同じ時はいいですが、それが異なってくると軌道修正はどちらも不動宮ですから難しいかと思います。

まあ、憎しみあって別れたと言う感じではありませんが、おっとり型で、主婦としての生活を中心にしてきた桃子さんが今後芸能界で活躍するのかどうか・・・
離婚後、芸能界でさらなる活躍をしたと言う人は、結構少ないですからね。

いずれにせよ、ノーアスペクトの惑星は自分で克服していくしかないという課題を背負いますので、凶座相と同じぐらい、成長過程では大事な特徴だと言えます。


Keyword:太陽火星海王星アスペクト

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